連載
ハイパーコンバージド向けOS「Azure Stack HCI」正式リリース、Azure機能をオンプレミスに拡張:Microsoft Azure最新機能フォローアップ(131)
Microsoft Azureのサービスとして提供される、最新のハイパーコンバージドインフラストラクチャ(HCI)向けオペレーティングシステム(OS)である「Azure Stack HCI」が正式版となり、一般提供が始まりました。
Microsoftのハイブリッドソリューション「Azure Stack」とは
「Azure Stack」は、Microsoft Azureのサービスと機能をオンプレミスのデータセンターやリモートオフィス、エッジなどに拡張できるハイブリッドソリューションです。
Azure Stackのソリューションは、クラウドで管理されるアプライアンス製品である「Azure Stack Edge」、ハイパーコンバージドインフラストラクチャ(HCI)OSである「Azure Stack HCI」、Azureと一貫性のあるサービスと機能をインターネットやクラウドから切断された独自のクラウドや、オンプレミスとクラウドのハイブリッド環境に提供する「Azure Stack Hub」で構成されます。Azure Stack上でアプリを構築、デプロイ、実行することで、さまざまなシナリオに柔軟に対応することができます。
- Azure Stack(Microsoft Azure)
スケーラブルなコンピューティング環境を提供するAzure Stack HCI
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- クラウドネイティブな「.NET 5」が既存の.NET Frameworkアプリにもたらすインパクト
既存の.NET Frameworkアプリの.NET 5への移行に関する考慮事項やレガシーアプリのモダナイゼーションについて解説する連載。初回は、.NET統合の現状や.NET 5のリリースにおけるキャッチアップすべきことなどについて。 - Windows 10 May 2020 Update後のWindows Updateに“へん”化あり[その3]
2020年10月初め、Windows 10 May 2020 Update(バージョン2004)に3回目のオプションの更新(Cリリース)が提供されました。過去3回と同様、Windows 10 バージョン1809〜1909から1週間以上(今回は15日)、大幅に遅れての提供です。Windows 10 バージョン2004におけるCリリースのインストール挙動は、やはり何かおかしいです。幾つかのパターンで試してみました。 - Microsoftが「ML.NET 1.5.2」を公開、.NET開発者向け機械学習フレームワーク
Microsoftは、.NET開発者向けのオープンソース機械学習(ML)フレームワークの最新版「ML.NET 1.5.2」を公開した。Model Builderツールで「Azure ML」を使ってオブジェクト検出モデルをトレーニングできるようになった他、ML.NET CLIで画像分類モデルをローカルでトレーニングすることも可能になった。 - クロスプラットフォーム対応の「PowerShell Core 7.0」が正式リリース
Microsoftは2020年3月4日(米国時間)、オープンソースでクロスプラットフォーム対応の「PowerShell Core」の最新バージョン、「PowerShell Core 7.0」を正式にリリースし、一般提供を開始しました。