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GitHub、「GitHub Desktop 2.7」を公開、コミットのチェリーピックが可能に操作のやり直しもたやすい

GitHubは2021年3月30日(米国時間)、GUIを使ってGitHubを操作できる公式クライアントアプリケーションの最新版「GitHub Desktop 2.7」を公開した。「git cherry-pick」コマンドをGUIで実行できる。

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 GitHubは2021年3月30日(米国時間)、GUIを使ってGitHubを操作できる公式クライアントアプリケーションの最新版「GitHub Desktop 2.7」を公開した。

 GitHub Desktop 2.7の目玉は、「コミットのチェリーピック」(コミットの選択)機能を搭載したことだ。GitHubはこれが「2020年に最も要望の高かった機能の一つだ」としている。「git cherry-pick」コマンドをGUIで実行できる。

 コミットのチェリーピックとは、あるブランチの特定のコミットを選択し、別のブランチにコピーできる機能。間違ったブランチに変更をコミットしてしまった場合や、あるブランチに加えたのと同じ変更を別のブランチにも加えたい場合、コミットをチェリーピックして、変更を別のブランチに適用できる。

 さらにプルリクエストを作成したり、マージしたりする準備が整う前に、チェリーピックによって特定の変更を適用することもできる。例えば、バグ修正をある機能ブランチにコミットした場合、バグ修正を含むそのコミットをプロジェクトの他のブランチにチェリーピックすることが可能だ。

コミットのドラッグ&ドロップ

 コミットのチェリーピックをドラッグ&ドロップ操作で実行できる。[Shift]キー+[クリック]で複数のコミットを選択し、ドラッグ&ドロップすることもできる。


ドラッグ&ドロップによるチェリーピックの例(出典:GitHub、クリックで再生)

チェリーピックの便利な機能

 チェリーピックには大きく3つの特徴がある。

  • (1)元に戻す(Undo)

 コミットをチェリーピックしてから、コミットの選択が間違っていたことに気付いた場合、実行後のバナーに表示される「undo」をクリックするだけでコミットが削除されて、もともとのブランチに戻る

  • (2)コンフリクトの解消

 コミットのチェリーピックでコンフリクトが発生したら、マージやリベースの際に表示されるのと同じコンフリクト解決ダイアログが表示されるため、これを利用して対応できる。

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