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実行中の共通言語ランタイム(CLR)タスクの情報を出力するSQL Server動的管理ビューレファレンス(20)

「Microsoft SQL Server」が稼働するデータベースシステムを運用する管理者に向け、「動的管理ビュー」の活用を軸にしたトラブル対策のためのノウハウを紹介していきます。今回は、実行中の共通言語ランタイム(CLR)タスクに関する情報の出力について解説します。

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SQL Server動的管理ビュー一覧

 本連載では、「Microsoft SQL Server(以下、SQL Server)」で使用可能な動的管理ビューについて、動作概要や出力内容などを紹介していきます。今回は「sys.dm_clr_tasks」の、実行中の共通言語ランタイム(CLR)タスクに関する情報の出力について解説します。対応バージョンは、SQL Server 2008以降です。

概要

 CLR統合により作成されたオブジェクトを実行すると、CLR実行用のタスクが作成されます。「sys.dm_clr_tasks」を使用すると、実行中のCLRタスクの情報が出力されます。「sos_task_address」列や「appdomain_address」列が存在するため、以前に紹介した「sys.dm_clr_appdomains」などと結合させることで、他にも情報を参照できます。

出力内容

列名 データ型 説明
task_address varbinary(8) CLRタスクのアドレス
sos_task_address varbinary(8) 基になるTransact-SQLバッチタスクのアドレス
appdomain_address varbinary(8) このタスクが実行されているアプリケーションドメインのアドレス
state nvarchar(128) タスクの現在の状態
abort_state nvarchar(128) Abortされた際の状態
type nvarchar(128) タスクの種類
affinity_count int タスクの関係
forced_yield_count int タスクが強制的に解放された回数

動作例

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