連載
【 New-SelfSignedCertificate 】コマンドレット――証明書を作成する:Windows PowerShell基本Tips(29)
本連載は、PowerShellコマンドレットについて、基本書式からオプション、具体的な実行例までを紹介していきます。今回は「New-SelfSignedCertificate」コマンドレットを解説します。
本連載では、Windows PowerShellの基本的なコマンドレットについて、基本的な書式からオプション、具体的な実行例までを分かりやすく紹介していきます。今回は、自己署名証明書を作成する「New-SelfSignedCertificate」コマンドレットです。
New-SelfSignedCertificateコマンドレットとは?
「New-SelfSignedCertificate」は、PowerShellを利用して自己署名証明書を作成するためのコマンドレットです。証明書は本来、認証局に依頼して作成しますが、内部的な利用目的で証明書が必要な場合などには、このコマンドレットで簡単に作成できます。
New-SelfSignedCertificateの主なオプション
オプション | 意味 |
---|---|
-Subject | 証明書の発行先となる名前を指定する。省略可能 |
-DNSName | 証明書の発行先となる名前を指定する。省略可能 |
-CertStoreLocation | 証明書の保存先を指定する。省略可能 |
-NotAfter | 証明書の有効期限を指定する。省略可能 |
-KeyExportPolicy | 証明書のエクスポートの可否を指定する。省略可能 |
ユーザー用自己署名証明書を作成する
New-SelfSignedCertificateコマンドレットで証明書を発行する場合、自己署名証明書に設定する発行先の名前には「-Subject」オプション、保存先となるストアの場所の定義には「-CertStoreLocation」オプションをそれぞれ指定します(画面1)。
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