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Dellがマルチクラウドデータサービス、「クラウドベンダーロックインから解放」Webコンソールでビジュアルに設定

Dell Technologiesが、主要クラウドに対応したデータサービス、「APEX Multi-Cloud Data Services」を発表した。クラウド間のデータ転送を回避し、クラウドベンダーロックインから解放するとしている。

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 Dell Technologiesは2021年1月19日、2つのストレージサービスを発表した。発表したのはマルチクラウド対応のデータ管理サービス「APEX Multi-Cloud Data Services」と、SaaSや端末などのデータを統合的にバックアップするサービス「APEX Backup Services」。これとは別に、Dellは既存ストレージのソフトウェアを主要クラウドで動かせるサービスの構想を明らかにした。

主要パブリッククラウドの隣にデータレイクを構築できる

 APEX Multi-Cloud Data Servicesは、主要パブリッククラウドと容易に連携できるデータサービス。パブリッククラウドの外にありながら直接接続しており、高速にアクセスできるという。

 「新サービスで、(データに関する)クラウドベンダーロックインから解放される。データの処理・分析で、その都度最適なクラウドを選択したり、併用したりできる。あるクラウドから別のクラウドにデータを複製する必要がなくなり、コストを減らすことができる」と、Dell Technologiesアジア太平洋日本地域プレジデント、アミット・ミッダ(Amit Midha)氏は話した。

 新サービスはDellのストレージ技術を活用し、Equinixのデータセンターで運営される。Equinixは複数ハイパースケーラーと高速接続できるクラウドエクスチェンジサービスを提供すると共に、接続点でデータセンターを運営している。 新サービスではこれを生かし、さらにクラウド内へ高速なレイヤー2接続ができる技術を適用しているという。新サービスのデータへは、複数のクラウドからの同時アクセスも可能とする。

 APEX Multi-Cloud Data ServicesはAmazon Web Services(AWS)、Microsoft Azure、Google Cloud Platform、Oracle Cloudに対応する。これらのクラウドから新サービスへのデータアクセスは、Dellのクラウドポータル「APEX Console」でビジュアルに設定できる。APEX Consoleでは、他にもデータガバナンスの管理などができる。

 では、ミッダ氏が主張する「ベンダーロックインからの解放」「コストの低減」とはどういう意味か。

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