ニュース
「Git 2.38」で追加、巨大リポジトリ向けの管理コマンド「Scalar」は何ができる?:快適な設定を簡単に有効化できる
GitHubは公式ブログで、Gitの最新版「Git 2.38」の主要な新機能として、新しいリポジトリ管理ツール「Scalar」と、「git rebase」コマンドの新しい「--update-refs」オプションを取り上げて紹介した。
オープンソースの分散バージョン管理システム「Git」の最新版「Git 2.38」が、Gitプロジェクトから公開された。これを受けてGitHubは2022年10月3日(米国時間)に公式ブログで、Git 2.38の主要な新機能として、新しいリポジトリ管理ツール「Scalar」と、「git rebase」コマンドの新しい「--update-refs」オプションを取り上げて紹介した。
大規模リポジトリ向けの管理ツール「Scalar」
新しいリポジトリ管理ツールのScalarは、大規模なリポジトリに大きな影響を与える、パフォーマンス最適化などさまざまなGit機能のセットをまとめて構成したものだ。Scalarを使い始めるには、「scalar clone」コマンドで新しいリポジトリをクローンする。
$ scalar clone /path/to/repo
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 進化したKubernetesのシークレット管理「External Secrets Operator」――シークレットを外部ツールで管理してGit上でもセキュアに使おう
Kubernetesやクラウドネイティブをより便利に利用する技術やツールの概要、使い方を凝縮して紹介する連載。今回は、外部のシークレット管理ツールと連携して、KubernetesのSecretオブジェクトを管理する「External Secrets Operator」を紹介する。 - 国立情報学研究所(NII)が「メルカリ」データを無償提供 NIIがそろえるその他のデータセットは?
メルカリの研究開発組織であるmercari R4Dと国立情報学研究所は、大学などの公的な研究機関に向けてフリマアプリ「メルカリ」の出品に関するデータ「メルカリデータセット」を無償で提供する。 - GitHubのMarkdownで「数式」のネイティブレンダリングが可能に
GitHubで数式がネイティブにレンダリングされるようになった。ドル記号を区切り文字として使う。