ニュース
CISOの96%が会社からのサポート不足に悩み、孤独を感じている:世界9カ国、500人のCISOを調査
サイバーセキュリティ企業のTrellixが大企業のCISOを対象に調査した結果、不十分なサポート体制、不適切で過剰なソリューションと社内リソース不足の中で孤独な戦いを強いられるCISOの姿が浮かび上がった。
サイバーセキュリティ企業のTrellixは2023年4月23日(米国時間)、世界9カ国(米国、英国、フランス、ドイツ、オーストラリア、インド、シンガポール、UAE〈アラブ首長国連邦〉、サウジアラビア)の企業(従業員数1000人以上)のCISO、500人を対象に調査した「The Mind of the CISO 2023」を発表した。
同調査は、サイバー攻撃と戦うCISO(最高情報セキュリティ責任者)が、どのように活動し、どのような障害に立ち向かい、何を必要としているのか、明らかにしたものだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 2025年までにサイバーセキュリティリーダーの約半数が転職、主要因はストレス Gartnerが予測
Gartnerは2025年までにサイバーセキュリティリーダーの約半数が転職し、25%が仕事に関連する複数のストレス要因から完全に異なる職務に就くという予測を発表した。 - ゼロトラストに移行するための5つのフェーズにおける、CISOの役割と経営的責任
デジタルトラストを実現するための新たな情報セキュリティの在り方についてお届けする連載。今回は、ゼロトラストとCISOについて解説する。 - セキュリティ人材不足、日本は「過去10年間改善が見られない」 NRIセキュアテクノロジーズ
NRIセキュアテクノロジーズは、日本、米国、オーストラリアの3カ国で実施した「企業における情報セキュリティ実態調査2022」の結果を発表した。それによるとCISOを設置している企業の割合は、米国の96.2%、オーストラリアの96.0%に対して日本は39.4%と大幅に低かった。