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2023年以降、IT企業に影響を与えるテクノロジー市場の4つの新トレンド:Gartner Insights Pickup(302)
技術市場では常に変化が起こる。Gartnerは、2023年には、全てのIT企業が4つの新たなトレンドへの対応を迫られると予測している。
ガートナーの米国本社発のオフィシャルサイト「Smarter with Gartner」や、アナリストらのブログサイト「Gartner Blog Network」などから、@IT編集部が独自の視点で“読むべき記事”をピックアップして翻訳。グローバルのITトレンドを先取りし「今、何が起きているのか、起きようとしているのか」を展望する。
「ソフトウェアやサービス、ハードウェア、他のソリューションなど、どんな技術分野を手掛けるテクノロジー企業でも、経営者や幹部は、これらのトレンドがビジネス全体に与える影響を評価し、必要な行動を判断しなければならない」。Gartnerのアナリストでディスティングイッシュト バイス プレジデントのラジェシュ・カンダスワミ(Rajesh Kandaswamy)氏は、そう述べている。
Gartnerは、2023年から3年以上にわたってテクノロジーベンダーに影響を与えそうなトレンドを9つ挙げているが、このうち以下の4つは、2023年に生まれる新しいトレンドだ。
- 企業における技術の連携型購入の拡大:IT部門以外の意思決定者も購入決定に参加
- プロダクト・レッド・グロース(PLG:製品主導の成長)戦略の推進:見込み客に製品をいち早く体験してもらう
- デジタルマーケットプレースの台頭:潜在購入者による技術ソリューションの検索、調達、実装、統合を容易にする
- マーケティングと顧客体験(CX)へのメタバース技術の導入:顧客エンゲージメントの構築を目指す
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