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Red Hat、RHELのリリース方針を変更 「CentOS Stream」のリポジトリが唯一の公開場所に:顧客やパートナーは従来通りアクセス可能
Red Hatは、「CentOS Stream」が今後、「Red Hat Enterprise Linux」(RHEL)関連のソースコードを公開する唯一のリポジトリになると発表した。
Red Hatは2023年6月21日(米国時間)付けの公式ブログ記事で、「CentOS Stream」が今後、同社の企業向けLinuxディストリビューション「Red Hat Enterprise Linux」(RHEL)関連のソースコードを公開する唯一のリポジトリになると発表した。
Red Hatの顧客とパートナーはサブスクリプション契約に従って、顧客とパートナー向けのポータルでRHELのソースコードに引き続きアクセスできる。
Red Hatは今回の変更について「CentOS Project、CentOS Stream、あるいはCentOS StreamやCentOSのさまざまなSIG(Special Interest Group)のソースコード提供に関する変更を意味するものではない」と強調している。
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