連載
TerraformでAmazon EC2インスタンスにEBSボリュームを自動的にアタッチさせる方法:「AWS」×「Terraform」で学ぶクラウド時代のインフラ管理入門(4)
自動化ツールの一つである「Terraform」について、これから学ぼうという人、使っていきたい人に向けて基本的な使い方を紹介していきます。第4回はTerraformで複雑なリソースを一度に作成する方法として、リソースやデータソースの情報の活用方法を紹介します。
第1回から第3回にかけて、Terraformを使用した基本的なリソース管理を解説してきました。これまでの解説だけでも十分にリソース管理を進めていくことは可能ですが、より実用的な、複雑なリソース管理をするには、まだまだ知っておくべき要素が幾つもあります。今回は、Terraformで複雑なリソースを一度に作成する方法として、リソースやデータソースの活用方法を紹介します。
リソースやデータソースの情報を活用して、複雑なリソースの作成を自動化する
Amazon Web Services(AWS)のリソースを作成するとき、通常は他のリソースと関連付けることがあります。「Amazon Elastic Compute Cloud」(Amazon EC2)インスタンスを作成する場合、本連載でこれまで紹介した手順ではセキュリティグループを指定しませんでしたが、一般的には用途にふさわしい既存のセキュリティグループを指定します。必要に応じて「Amazon Virtual Private Cloud」(Amazon VPC)のサブネットも指定することもありますし、ルートボリュームとは異なる「Amazon Elastic Block Store」(Amazon EBS)を作成し、アタッチすることもあります。
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