ニュース
「守りのIT対策」は外注する時代に? ノークリサーチがセキュリティ対策の実施状況を調査:「マネージドサービスを導入する企業が増加している」という見方も
ノークリサーチは、中堅中小企業を対象に実施した「守りのIT対策」の実施状況に関する調査の結果を発表した。社内のエンドポイントを対象とした守りのIT対策ではサービスやアウトソースが増加していた。
ノークリサーチは2023年12月21日、セキュリティや運用管理、バックアップなど「守りのIT対策」の実施状況に関する調査の結果を発表した。対象は年商500億円未満の中堅中小企業で1300社から有効回答を得た。
現時点ではパッケージによる導入が最多
PCやスマートフォン、タブレットといった「社内で利用するエンドポイント」への守りのIT対策をどのように導入しているかについて聞いたところ、「パッケージを利用して対策した」と回答した割合が31.3%で最も高かった。ただし、2022年の同調査と比べると伸びが大きいのはサービスとアウトソースだった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- “役立たず”だったMicrosoft Defenderが大人気の謎
過去の「Windows Defender」と同一視していると、「Microsoft Defenderウイルス対策」の実力を正しく評価することはできない。もはや“別物”となったMicrosoft Defenderウイルス対策の真実に迫る。 - 「企業の重役」こそセキュリティ対策が不十分? 経営幹部を狙うサイバー攻撃を防ぐ5つの対策法 ESET
企業内で大きな権限を持つ経営幹部は、セキュリティ攻撃者の標的となることも多い。ESETは、経営幹部にセキュリティ対策の重要性や取り組みを強化してもらうための5つの対策法を解説した。 - 残業抑制を掲げる企業は、なぜ「メール誤送信防止機能」を求めるのか ノークリサーチ
ノークリサーチは、中堅中小企業を対象に実施した、セキュリティ対策ニーズに関する分析結果を発表した。同社は「法制度に関連した取り組みがセキュリティ対策ニーズに影響を与えている」と分析している。