Google Cloud のプロジェクトを「組織」で管理、「Resource Manager」の使い方:Google Cloudチートシート(1)
Google Cloudを活用する上でのさまざまなコツを、できるだけ分かりやすく、簡潔に紹介する新連載の「Google Cloudチートシート」。第1回は「Resource Manager」を使った、社内のさまざまなプロジェクトの一括管理について説明する。
新連載の「Google Cloudチートシート」。Google Cloudを活用する上でのさまざまなコツを、できるだけ分かりやすく、簡潔に紹介していきます。
第1回は、「組織(Organization)」や「フォルダ」を利用した、社内のプロジェクトの一括管理について解説します。
組織やフォルダは、Google Cloudのリソースを効率的に管理するために不可欠な概念です。これらを適切に理解し、活用することによって、クラウド環境の整理・統制、ガバナンス強化、コスト管理を実現することができます。
記事の後半では、「一度設定してしまったら変更はできないのか」など、ありがちな質問にもお答えします。Google Cloudを使い始めたばかりの方々も安心してお読みください。
「Resource Manager」で社内のプロジェクトをまとめて管理
Google Cloudの利用は、調査などのためにごく少数の人が使うところからスタートすることが多いと思います。サービスを少人数で利用している限り、管理が問題になることはほとんどありません(セキュリティを除く)。ですが、利用する人が増えてくると、誰がどのように利用しているかが分からなくなり、問い合わせがあっても調べるのに時間がかかるようになります。
組織という概念を使うと、多くの人がGoogle Cloudを利用することになっても、利用されているプロジェクトの全体像を簡単に把握できるようになります。
社内のさまざまなプロジェクトを全体的に管理するには「Resource Manager」というツールを使います。
組織の作成
今回は「Resource Manager」の組織リソースにプロジェクトをひも付けて全体を把握していきたいので、まずは組織リソースを作成します。
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