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ジュニパーがAIOpsツールで「事前のトラブルシューティング」も、何が変わったか

Juniper Networksは、2024年に入ってネットワーク管理製品「Mist AI」の機能追加を相次いで発表した。その中で「事前のトラブルシューティング」も可能にしたという。具体的にはどういうことなのか。

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 Juniper Networksが2024年の3月と5月にネットワーク管理製品「Mist AI」の機能追加を相次いで発表し、ネットワークのAIOps(AIを活用した運用管理)における同社のリードをアピールしている。何が進化しているのか。

 Mist AIは同社ネットワーク製品の統合管理ツールだが、ユーザーに対するサービスレベル維持の観点からのトラブルシューティングに焦点を当てている。Marvisというアドオンツールを組み合わせることで、ネットワークに詳しくない運用担当者でもトラブルシューティング、あるいは少なくとも1次切り分けができるという。

 ユーザー組織をサポートしているインテグレーターの側でも、トラブルへの対応で新たに調査をする必要がない。再現性の課題も回避できる。大きな問題となっているネットワークエンジニアの人材不足に対応できると、ジュニパーは主張する。


この図では、全体で28種の問題があり、接続の問題は1つ、それがDNSの問題だということを示している。下では「以下のDNSサーバが応答していないので確認してください」とアドバイスしている

 Mist AI/Marvisでは、「速度が遅い」「接続できない」「接続に時間がかかる」などの問題が発生すると、ジュニパーのネットワーク製品から常時収集している各種メトリックス情報をリアルタイムで分析し、トラブルに関連するネットワークの状況をグラフィカルに示す。これをドリルダウンしていくことで、詳細を確認できる。

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