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世界の共有クラウドインフラ支出急増、前年比43.9%増に AI投資急増がけん引:2028年にかけてクラウドインフラへの支出は年平均14.3%に
IDCは、世界のクラウドインフラ支出に関する調査レポートを発表した。AI関連投資の爆発的な増加により、クラウドインフラストストラクチャ支出額が引き続き増大しているという。
IDCは、2024年6月28日(米国時間)、世界のクラウドインフラ支出に関する調査レポートを発表した。これによると、2024年第1四半期における専用/共有クラウドでのコンピュートとストレージインフラ製品への支出は、前年同期比36.9%増の330億ドルとなった。
クラウドインフラへの支出は引き続き非クラウドセグメントを上回っており、後者は2024年第1四半期に5.7%増の139億ドルとなった。クラウドインフラストラクチャセグメントでは、ユニット数の伸びが11.4%と鈍化した。IDCはこれについて、主にGPUサーバの出荷が通常より多かったことに関連して平均販売価格(ASP)が引き続き上昇したことが背景にあると述べている。
AIへの投資計画は今後のインフラ支出にどう影響するか?
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