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政府機関のITプロジェクトを成功に導くアプローチとはGartner Insights Pickup(365)

世界の政府機関における大規模ITプロジェクトの失敗例は少なくない。政府機関のITリーダーがデジタルへの取り組みを成功させるにはどうすればいいのだろうか? 本稿では、プロジェクトが失敗する理由と新しいアプローチについて考察する。

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ガートナーの米国本社発のオフィシャルサイト「Insights」などのグローバルコンテンツから、@IT編集部が独自の視点で“読むべき記事”をピックアップして翻訳。グローバルのITトレンドを先取りし「今、何が起きているのか、起きようとしているのか」を展望する。

 世界では、政府機関における大規模ITプロジェクトの失敗例が数多く、サービス提供や市民からの信頼獲得に悪影響を及ぼしている。これらの失敗に共通する構造的な原因は、プロジェクト規模が過大なことだ。そのためにプロジェクトによる疲弊が増大しており、政府機関ではより現代的で俊敏なアプローチが必要になっている。

 そこで政府機関は、ITに関する大規模な取り組みの縮小を進め、一般的に管理と統制がより容易な、より小規模な段階的デジタル投資を選択するようになってきている。この傾向が表れているGartnerの調査結果もある。調査に回答した政府機関職員の46%が、小規模なITプロジェクトを定期的に、または通常実施し、成功とビジネス価値を確保しようとしている。その一方で、依然として政府機関職員の44%は、大規模なITプロジェクトに同様の投資をしている。

プロジェクトが失敗する理由

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