ニュース
「CI/CD」実践のポイント 取り組む前に把握しておきたいメリットと課題:CI/CDのベストプラクティスとは
DevOpsの最初のステップとして、CI/CDパイプラインの作成から着手するチームは珍しくない。着手に当たっては、CI/CDの基本的なメリットや課題を理解しておく必要がある。
CI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリー)は、DevOpsを採用している組織にとって中心的な役割を果たすものだ。CIは、チームが頻繁にコードを統合し、自動でビルドやテストを行うプロセスを指す。CDは、変更が本番環境に安全にデプロイできることを確認するプロセスを指す。
両者を組み合わせてCI/CDフィードバックループを構成することで、運用環境への継続的なアップグレードが可能になり、円滑なソフトウェアデリバリーを通じて自社のニーズに素早く対応できるようになる。
迅速なソフトウェアデリバリーは、CI/CDアプローチのメリットの一つにすぎない。CI/CDを導入した組織は、変更管理の改善、テストサイクルの短縮、フィードバックループの強化といったメリットも享受できる。ただし、課題も伴う。人材、プロセス、テクノロジーに多くのコストがかかる。
これらのメリットと課題を比較して、CI/CDが組織に適しているかどうかを判断する必要がある。
そもそもCI/CDパイプラインとは
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 「死亡交通事故ゼロ」を目指すSUBARUのAI開発で、コンテナ、Kubernetes、CI/CDはどう生かされているか
「2030年 死亡交通事故ゼロ」を目指し、アイサイトとAI開発を加速させるSUBARUでは、コンテナ、Kubernetes、CI/CDといったクラウドネイティブ技術の活用を加速させているという。SUBARUの金井 崇氏が「Cloud Native Week 2024 春」の基調講演で取り組みを語った。 - 「DevOpsチーム向けCI/CD」のベストプラクティス12選
TechTargetは「DevOpsチーム向けCI/CDのベストプラクティス」に関する記事を公開した。CI/CDのベストプラクティスを実装すれば、パイプラインが大幅に改善され、ソフトウェアの品質が向上し、手作業に費やす時間を減らすことができる。 - 同じ形式のツールを複数使用するのは逆効果 Linux FoundationがCI/CDに関するレポートを公開
The Linux Foundation Japanは、「継続的インテグレーション&継続的デリバリーの近況:ソフトウェアデリバリーパフォーマンスの進化」を公開した。それによると、2024年第1四半期時点で83%の開発者がDevOpsに関与していることが分かった。