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Akamaiがエッジクラウドで、PaaS/プラットフォームエンジニアリングの「Akamai App Platform」を提供開始:Kubernetes上でのアプリ開発・運用を効率化
Akamaiは自社のクラウドサービスで、ユーザー組織が自社専用のPaaSを容易に構築できるサービスの提供を開始した。オープンソースの各種開発・運用関連ツールによるプラットフォームエンジニアリング環境がすぐに用意できるという。
Akamai Technologiesは2024年11月12日(米国時間)、同社のエッジクラウドで、PaaS/プラットフォームエンジニアリング環境の新サービス「Akamai App Platform」を発表し、β版の提供を開始した。
これは、Kubernetes上でのアプリケーション開発、デプロイ、運用の環境を、ユーザー組織が容易に構築できるサービス。「プラットフォームエンジニアリング」の定義通り、Kubernetes基盤上でソフトウェアを開発・運用するのに必要な、IaC(Infrastructure as Code)やCI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリー)、認証/セキュリティ、ネットワーク、オブザーバビリティなど、プロダクトの差別化につながらないインフラ要素の設定・構成と利用を自動化/効率化する。
開発者は本来の仕事に集中できる一方、運用担当者にとっては開発チームとの連携がしやすくなるとともに、開発チームや部署を超えて一貫した運用環境が得られ、ガバナンスを効かせやすくなるという。
Akamaiは、CDN(Contents Delivery Network)やクラウドセキュリティで知られてきたが、2022年にLinodeという企業を買収し、以降はクラウドサービスも本格的に展開している。
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