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プロトコル
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投稿日時: 2002-10-28 08:08
本当に「今の時代、機器故障によるネットワーク・トラブルなんて、ほとんどない」のでしょうか?現場で働いたことがないので分かりませんが、ちょっと眉につばつけちゃいました。
なるほど。勉強になります。でも、帯域を超えた時点でパケットを捨ててしまうと再送が多くなり回線が込んでしまう可能性がありますよね。そうすると全体的な速度が落ちるような気がします。時間があったらちゃんと調べておこう・・・。そうそう、CISCOとかの高いルータだと「カスタムキューイング」という機能を持ったものがあるそうです。(参照: http://www.cisco.com/japanese/warp/public/3/jp/news/packet/v01n02/07.html ) ところでIPパケットのヘッダーには「Type of Service」という8Bit欄があります。この中で優先順位を決めることがあります。教科書では特に言及してはいなかったのですが、優先度を高くすると早くルーティングされるのでしょうか? pingのオプションでTOSを設定できる -v でちょっと実験してみました。優先順位をプライオリティに(001)に設定して大学までPingを20回。平均で60ms。今度は-vオプションなしでPingを20回。今度は平均49ms。あれ?なんでだろう?差がでても1msぐらいだろうと思っていたのに逆に落ちるのは不思議です。荒い実験なので誤差があるのでしょうがネットワーク系は謎が多すぎます。(だから専攻はネットワークではありません 笑) | ||||||||||||||||
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投稿日時: 2002-10-28 10:35
ないこともあるし、あることもあるし。それに最近はプロトコルや ネットワーク機器の持つ機能が複雑化しているので、不具合もままあるし。 だから、断定はできませんね。
うーん、なんかやっぱり誤解されてるみたいですね。ちょっと説明があいまいだったか。 普通は、速度が違うだけでいちいちパケットを全部捨てたりしません。そんなこと したら、LANからダイヤルアップルータに送ったパケットはすべてなくなってしまいそうですし。 通常、ネットワーク機器や、その内部のプロトコル(プロトコルスタックやドライバ)の各階層の出入り口には、 必ずいくらかのバッファがあります。このバッファの容量を超えた部分は捨てられる、 ということです。もしくは場合によっては(Ethernetのように)バッファがいっぱいなので 送らないでくれ、というなんらかの意思を伝達するメカニズムがあります。 また、たとえそのようなメカニズムがなくても、通常のネットワークプロトコルでは、 相手へ確実に届いたことを検出してから次を送るので、なんでもかんでも溢れる、 というわけではありません。このあたりは、フロー制御とかウィンドウ制御などをキーワード を元にお調べください。
IPのTOSは、フィールドとしては存在しますが、今現在、現実的には、まず使われていないと 思って間違いないと思います。特定のネットワーク環境やネットワーク機器ではこれを使っている こともあるようですが、一般的なインターネットでは設定しても意味はないです。ですので、 結果が異なったのは別の要因とみなすべきです。 pingの結果を検討するときは、平均値も結構ですが、本当の帯域を知りたければ、最小値 をまず見て下さい(ただし極端に小さすぎる値は、タイマー測定の誤差なども考えられますが)。 そしてそれより遅いのがあれば、他のトラフィックの影響を受けている ものとみなすべきです。また、結果の偏りや分散具合から、トラフィックの波(変動)なども ある程度分かります。平均値を見るならば、一回で20pingするのではなく、何分間隔かで 何度も実行し、その結果から総合的に判断して下さい。特に、最初の一回はARPや名前解決、 そのほかの理由により、誤差が含まれますので、ダミーで一回実行しておくなどの考慮も 必要です。 | ||||||||||||||||
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投稿日時: 2002-10-31 19:24
ちょっとこのところ忙しいので遅い返事ですが、
やっぱりそうですよね。
なるほど。おもしろそうなので今度時間があったら本格的にPingを使った実験を試してみます。(勉強になりますから) |