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SMTPサーバはなぜ必要なのですか?
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投稿日時: 2005-05-24 11:28
低レベルな質問で申し訳ないのですが、SMTPサーバの必要性について質問します。一般的にメールの配送手順としてはメールの送信者のMUAから、送信者が所属するネットワークのSMTPサーバを経由して、あて先のSMTPサーバに配送されますよね?ここで疑問なのですが、なぜ送信者が所属するネットワークのSMTPサーバを経由する必要があるのですか?メールのあて先に指定したメールアドレスから、あて先が所属するSMTPサーバに直接配送することも可能だと思うのですが、間違いでしょうか?
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投稿日時: 2005-05-24 13:08
単に相手への配送(送信)だけを考えるのであれば間違ってはいませんね。
ただ、そのMUAがリゾルバとのやりとりしてくれることが前提ですが。 で、自分側にSMTPサーバが無かったらこっちが受信するときはどうしましょう? もっとも、SMTPサーバを通す理由は他にもいろいろありそうですが。 [ メッセージ編集済み 編集者: 綾瀬 編集日時 2005-05-24 13:09 ] | ||||||||||||
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投稿日時: 2005-05-24 13:23
e-mailが生まれた頃は、今ほど潤沢なネットワーク回線があったわけではありません。9600bpsとか24Kbpsでの接続も珍しくない、通信費用も従量課金が当たり前の時代に生まれたものです。相手のサーバーへの通信経路が生きている保障もありませんし、もしかしたら相手のサーバーをメンテナンスしているかもしれません。こういった環境では配送まで数時間かかるのも珍しくなかったし、何日もかかる時もあったはずです。 MUAが直接メールを配送することも技術的には可能でしょうけど、メールを送信するために何時間も立ち上げたままにするのは現実的ではないですよね?ネットワーク的に近くに居るサーバーに委託して、後の配送処理を任せたほうが楽だと思いません? _________________ 甕星 <mikahosi@abox9.so-net.ne.jp> http://blogs.msmvp.jp/mikahosi/ | ||||||||||||
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投稿日時: 2005-05-24 13:44
もちろん、必要性のある状況はあります。その主要目的は「通信の集約」にあると思います。 すなわち… ・通信速度等に起因する遅延の影響を、クライアントではなく、SMTPサーバで吸収する ・メール送信の際メールゲートウェイを通らせれば、ウイルスやSPAMの監視がしやすい ・DNS等も含めて、内部・外部のネットワークを切り離すには、メールプロキシたるSMTPサーバが欲しい というように。( 社内LANなんかは典型ではないでしょうか? )
しかし、一方でこれは間違っていないと考えます。サーバとして必須なのは、POP/IMAPサーバと、MXを担当するSMTPサーバだけですから。 むしろ私も、インフラがかなり整備されている現在、直接配送の機能を持ったメールソフトが何故普及して無いのか疑問に思うくらいです。( HTTP なんかは直にサーバにアクセスするのに… ) ※もっとも、直接配送の機能を持っていると、SPAM支援ソフトと言われそうですが ※現状では変なところからSMTPアクセスすると、SPAMとみなされてブロックされる可能性もありますし 以上、ご参考まで。 [ メッセージ編集済み 編集者: angel 編集日時 2005-05-24 13:53 ] | ||||||||||||
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投稿日時: 2005-05-24 14:13
どもです。がると申します。
んっと…概ね甕星さんと同意見なのですが。 そもそもSMTPというプロトコルが出来、動かされ始めた頃。 今のように「常にインターネットにつながっている(IP リーチャブルである) 状態というのは、それこそ「潤沢に資金をつぎ込みまくれる」環境で ない限り不可能でした。 そのため、場合によってはメールサーバですら ・定期的にインターネットにつないで、送受信を行う というケースがあったようです。 つまり ・メールを送りたいときに送り先のサーバが生きてるかどうかすらわからない ことになります。 もっともこれは現在でも似たようなもので ・何らかの事情で一時的にメールサーバが落ちている 可能性は十分にあるわけです。 そういった場合の再送処理などを考えると、結局は ・確実に生きている(あるいは手が出せる)自前のSMTPサーバに委託して 後は放置 したほうが楽なんですね。 そんな経緯から、大抵の場合に「自分の所属するメールサーバを経由して」 送るというのが昔からの慣習になっています。 少しは疑問、氷解しましたでしょうか? | ||||||||||||
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投稿日時: 2005-05-24 14:35
少し補足です。
実は、私もこれで納得をしていたのですが、この「楽」ってのが曲者ではないかと思っています。 一昔前のメールは、遅延が発生して当たり前、ロストしてもしょうがない、という風潮があったのですが、今はどうでしょうか? 「実はエラーになってました」なんてメールが数日後に返ってきても、嬉しくないケースが多いように思います。つまり、エラーならエラーと直ぐわかった方が有難い。 ( エラーかどうかをやきもきして待つのではなく、素早く代替手段が取れる ) そういう意味で、間にSMTPサーバを挟むのは、エラーに迅速に対応し辛くなる面があると考えます。 ※ 勿論、SMTPサーバに再送処理等を任せて、多少の遅延があってでも楽に送れた方が良い場合もあるでしょうから、場面に依りだと思うのですが。 | ||||||||||||
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投稿日時: 2005-05-24 14:44
その発想で生まれたのが、いわゆるメッセンジャーソフトじゃないでしょうか? _________________ 甕星 <mikahosi@abox9.so-net.ne.jp> http://blogs.msmvp.jp/mikahosi/ | ||||||||||||
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投稿日時: 2005-05-24 14:44
どもです。がるです。
これについては同感ですね。 昔からの技術者にしてみれば「十分に紛失の可能性のある、危険で信用 出来ないプロトコル」という点で一致できると思うのですが。 一般の人からすると「届いて当たり前」という認識なんですよね。 # もっとも、hotmailで最大20日以上遅延して到達したMailもありますが :-P ただ、とはいっても
についても微妙で。もうちょっと厳密に書くと ・RCPT TOコマンドで「存在しないアドレス」の場合の処理の違い sendmailでは500番系、qmailでは200番系 ・実際にunknownの場合の処理:元に返却しないポリシーが存在する などなど。…頭が痛いったらありゃしません(苦笑 まぁ、実際私もCGIとかバッチとかで「一定量を送りつける」ような プログラムの場合 ・SMTPを直接しゃべって ・メールアドレスからMXレコードをダイレクトにゲットして直接先方に 送りつけるので。 まさに
なんでしょうねぇ。 …もうちょっと使い勝手のいい、今の時代にそぐう「SMTPの上位プロトコル」 とか希望してみたいかもです(笑 |
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