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そもそもクライアントPCからの名前解決の問い合わせはどこのDNSサーバーへいくのか?

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投稿者投稿内容
ken
会議室デビュー日: 2005/08/08
投稿数: 2
投稿日時: 2005-08-08 16:43
初めての書き込みですが、よろしくお願いします。

DNSに関しての素朴な質問ですが、、、
そもそもクライアントPCからの名前解決は一番始めにどのDNSサーバーへ問い合わせ(アクセス)するのでしょうか? また、解説書などには、「再帰検索の問い合わせを受けたDNSサーバーがDNS解決が完結するまでドメイン・ツリーをたどり、(ほかのサーバに対して)検索を行い、最終結果を返す」などと書かれていますが、これは、どういうDNSなのでしょうか? ドメインツリー上のDNSサーバーではダメ(再帰検索しない)なのでしょうか? 

自分でDNSについて勉強しているのですが、どうもこの名前解決の流れがイメージできずに悩んでおります。一応、ドメインツリーの概念などは理解できるのですが、再帰検索やリゾルバの概念が入ってくるとどうも理解しにくいです。

わかりにくい質問かもしれませんが、どうぞよろしくお願いします。





Mattun
ぬし
会議室デビュー日: 2004/08/10
投稿数: 1391
投稿日時: 2005-08-08 17:03
引用:

そもそもクライアントPCからの名前解決は一番始めにどのDNSサーバーへ問い合わせ(アクセス)するのでしょうか? 


自身で手動指定した、もしくはDHCPのオプションとして指定されてるDNSサーバです。
Windowsクライアントなら、コマンドプロンプトで
コード:
ipconfig /all


を実行したときに DNS Servers に列挙されてるサーバです。

企業内LANなら企業内のDNSサーバ、
プロバイダ接続ならプロバイダのDNSサーバ、
あたりを使うケースが多いです。

引用:

また、解説書などには、「再帰検索の問い合わせを受けたDNSサーバーがDNS解決が完結するまでドメイン・ツリーをたどり、(ほかのサーバに対して)検索を行い、最終結果を返す」などと書かれていますが、これは、どういうDNSなのでしょうか? 


再起検索を行うように設定されているDNSサーバです。

フォワーダを使うように設定されているDNSサーバなら自身では再起検索をせず、
フォワーダとして指定したDNSサーバに解決を依頼し、そのサーバが
再起検索を行ったり、また他のサーバにフォワードしたりします。

単純に再起検索を停止しているDNSサーバも存在はするでしょう。

引用:

ドメインツリー上のDNSサーバーではダメ(再帰検索しない)なのでしょうか? 


ドメインツリー上のDNSサーバ=ゾーン情報を持ってるDNS、でしょうが、
別に駄目じゃないです。
自身が保持しているゾーン情報に対するクエリを受け取ったときと
それ以外のクエリを受け取ったときの処理は分けて考えましょう。

引用:

一応、ドメインツリーの概念などは理解できるのですが、再帰検索やリゾルバの概念が入ってくるとどうも理解しにくいです。


とりあえず@ITにも分かりやすい記事が出てるとは思うんだけど。
http://www.atmarkit.co.jp/fnetwork/rensai/tcp07/01.html

再起検索は上記に書かれている内容で理解してくれ、としかいえないです。
リゾルバはDNSサーバにクエリを送信する、いわゆるDNSクライアントです。
クエリをサーバに発行して応答もらうだけ。
実際のクエリ検索処理は、クエリを投げた先のDNSサーバが行います、
ってことで、リゾルバ→DNSサーバの処理と、DNSサーバ自身の処理を
切り離して考えれば、別に難しいことじゃないと思います。
angel
ぬし
会議室デビュー日: 2005/03/17
投稿数: 711
投稿日時: 2005-08-09 02:08
こんばんは。
とりあえず、DNS に関しては、次のような役割分担があると考えて頂ければよろしいかと。

1. クライアント
 検索機能:スタブリゾルバ
  ※再帰問い合わせを、フォワーダやキャッシュサーバに対して行う
   ドメインのツリー構造を理解する機能は無い

2. フォワーダ
 検索機能:スタブリゾルバ
  ※再帰問い合わせを、フォワーダやキャッシュサーバに対して行う
   ドメインのツリー構造を理解する機能は無い
 応答機能:プロキシおよびキャッシュ
  ※スタブリゾルバ ( クライアントやフォワーダ ) からの再帰問い合わせに答える。
   プロキシとして、受けた問い合わせに関して、代理で検索を行う。
   自身で検索した内容はキャッシュし、応答に活用する。

3. キャッシュサーバ
 検索機能:フルサービスリゾルバ
  ※反復問い合わせを、コンテンツサーバに対して行う
   運用者の設定したルートサーバ情報を元に、ルートドメインから順に、ドメインのツリー構造を把握した検索を行う
 応答機能:プロキシおよびキャッシュ
  ※スタブリゾルバ ( クライアントやフォワーダ ) からの再帰問い合わせに答える。
   プロキシとして、受けた問い合わせに関して、代理で検索を行う。
   自身で検索した内容はキャッシュし、応答や検索に活用する。

4. コンテンツサーバ
 応答機能:権限を持った応答
  ※フルサービスリゾルバ ( キャッシュサーバ ) からの反復問い合わせに答える。
   上位のコンテンツサーバから権限の委譲を受けたドメインに関してのレコードを、管理している。
   自分の管理するドメイン以外の情報に関しては関知しない。

さて、“PC”というのは、1 のクライアントに相当しますので、設定する DNSサーバは、2 のフォワーダもしくは、3 のキャッシュサーバであり、ドメインツリーの構成とは直接関係はありません。
尤も、2,3 が 4 のコンテンツサーバと兼用になることも、ソフトの機能上ありえますので、話がややこしくなります。
Linux Square 会議室のNAT環境における1台のDNSサーバーでのゾーン機能とキャッシュ機能の運用での私の補足も、よろしければ参考になさって下さい。…手前味噌ながら。
ken
会議室デビュー日: 2005/08/08
投稿数: 2
投稿日時: 2005-08-11 02:31
angelさんMattunさん。
丁寧なご回答ありがとうございます。

dnsサーバーを役割別に見てみると理解しやすいと感じました。
まだ、分かったような、分からないような感じですが、今後の
勉強には大変ためになりました。

下記の記事もMattunさんのご説明同様たいへん参考になりました。
http://www.atmarkit.co.jp/fnetwork/rensai/tcp07/01.html
こういう記事を探してたんですよね。

もう少し、勉強して出直します。
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