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ATM交換は、パケット交換と比べて何が優れているのか?
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投稿者 | 投稿内容 | ||||||||
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投稿日時: 2006-08-06 23:52
ATM交換は、パケット交換と比べて何が優れているのでしょうか?
特に、パケットサイズを53バイトに固定したことのメリットが知りたいです。 パケットサイズが固定だと、どこまでがデータ明確なので、パケットの処理が高速化できるという理屈でしょうか? | ||||||||
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投稿日時: 2006-08-07 09:16
こんにちは。
全てのパケットサイズが固定長になること(セル化)で、QoSが行ないやすく なる点でしょうね。 このサイト内では下記にこの質問に対する解説が掲載されています。 光ネットワーク技術のトレンドを整理する! | ||||||||
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投稿日時: 2006-08-07 23:33
アドバイスありがとうございます.
教えて頂いたURLを参照させて頂きました. その結果,ATMがQOSの概念が組み込まれているため, 以下の処理ができることがよくわかりました. ・トラフィックが少ない場合は,帯域を有効に活用する. ・トラフィックが多い場合は,優先順位の高いデータを優先的に 送ることで信頼性を高めている ただ,まだちょっと不明な点がありますので,質問させてください. ■不明点は,トラフィックが少ない場合は,どのように 帯域を有効に活用しているのかという点です. ■トラフィックが少ない場合は,実際のデータサイズが小さい場合でも, パケットサイズを53バイトにして送信することにより,パケットサイズが かえって増大することはないのでしょうか? つまり,トラフィックが少ない場合は,実際のデータサイズのままで 送った方が,帯域を有効に活用することができるのでは? と素人の目には感じられます. | ||||||||
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投稿日時: 2006-08-08 10:31
こんにちは。(やはり回答内容にリプライがあると安心します)
ATMの通信方式(アーキテクチャ)は根本部分が従来のパケット交換方式と 異なっています。 パケット交換方式は「通信パケットを受けたら送信する方式」であるのに 対し、ATM方式は「通信パケットを受けなくても常にセルを送り続ける方式」 です。 → 通信データが無い時でも空セルを常時送信しています。 ベルトコンベアを想像して頂くとイメージしやすいかも知れません。 通信定義はATM装置間でこのベルトコンベアをいくつも定義するイメージ になりますので、帯域制御、QoS制御が容易にできるのです。 この辺に関しては、解説サイトを探してURL紹介すべきですが、少々忙しくなり 余裕がありませんので、ご容赦願います。 | ||||||||
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投稿日時: 2006-08-09 10:48
アドバイスありがとうございます!
ベルトコンベアの例えは,すごくわかりやすく理解がすすみました! 1本の回線を複数の論理回線(これがベルトコンベアのイメージ)に分割して 同時に通信を行なう多重化方式により,帯域制御,Qos制御を容易にしているのですね! | ||||||||
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投稿日時: 2006-08-09 12:11
つたない説明で恐縮です。
以下、蛇足です。 私自身、ATMにふれたのは黎明期に某国立大学の基幹LAN部分だけですが、当時は 規格がメーカ間で微妙にズレており異メーカATM間の接続で苦労しました。 その後は、ご存知の通りEthernet switchのコストパフォーマンスが急激に上昇 したため、高価なATMは忘れ去られキャリア(通信事業者)のサービスに残って いる程度の状況です。 → 技術的には優れものですが、装置の価格が大幅に下がらなければメジャーな 存在になれないまま消え行くことになる可能性が高いと感じています。 なんとなく、VTRのβ方式を連想してしまいます。 | ||||||||
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投稿日時: 2006-08-12 09:36
こんにちは。
> BackDoor さん ベルトコンベアーの例えは分かりやすいですね!banboo さんだけでなく、私にとっても分かりやすい説明でした。ちょうど↓のページ、一番下の図のようなカンジですよね。 ATM 方式とは? http://www.ntt-west.co.jp/senyo/panf_dl/atm/p2_3.html
↑は、激しく同感です。 > banboo さん
「パケットサイズが、かえって増大する」ことは ATM のメカニズム上、起こりうることだと思います。ですが、Ethernet だってパケット長が短い場合にパディングを行いますし、特に ATM に限った欠点 (特性) ではないように思います。 固定長でデータを扱う ATM、可変長でデータを扱う FrameRelay や Ethernet 、それぞれに特性が違いますから、用件に応じて選択すべき (case by case) なんでしょうね、きっと。 ATM から話が逸れますが、Juniper や Cisco のハイエンドルータは Ethernet でデータを転送する際でも、内部 (Fabric 間) を流れるトラフィックは固定長の「Cell」化して処理していたと思います。その Cell は Juniper なら「J Cell」、Cisco なら「Cisco Cell」と呼びます。これも「内部転送なら、単純な Cell で転送した方が効率が良い」という、case by case の例だと思います。 ATM について勉強するなら、STM (Synchronous Transfer Mode) と比較すると理解が進むような気がします。Allied のページも参考になると思いますので、リンクしておきます。 テクノロジー講座 ATM (Asynchronous Transfer Mode) 編 http://www.allied-telesis.co.jp/library/nw_guide/tech/atm.html 長い割りに実りの少ない post でスイマセン。 ではでは、うえだ@朝風呂直後に発泡酒でした。 | ||||||||
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投稿日時: 2006-08-14 01:26
なるほど,用途は,ケースバイケースなのですね!
ATMとSTMの違いについても比較したいと思います. 教えて頂いたURLに分かりやすい比較図がありますね!ありがとうございました. http://www.ntt-west.co.jp/senyo/panf_dl/atm/p2_3.html |
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