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MST の設定で region が 異なる必要がある場合が想像できないのですが、どんな場合でしょうか?

投稿者投稿内容
uk
会議室デビュー日: 2007/04/22
投稿数: 6
投稿日時: 2007-04-22 23:58
お世話になります。

勉強不足で申し訳ございません。
MST について調べているのですが、どうしても1つ分からない点があります。
ご教示願えませんでしょうか。

MST の利点は、instance に複数の vlan を格納し CPU にかかる負荷を小さくできる点だと思いますが、それはあくまでも region が同じ場合の話だと思っています。
しかし、MST は region が異なっていても BPDU のやり取りができると学んでおります。

例えば、同じ企業ネットワークで region を異ならせて使う場面ってあるのでしょうか?
region が異なる場合の使用方法について、どれだけ資料を読んでも自分が納得できず、歯痒い感じをしております。(理由は、region が異なる場合の構成図はあるのですが、それがどんな風に使われているのか分からないからです)

ご存知の方がいらしましたら、宜しくお願い致します。

BackDoor
ぬし
会議室デビュー日: 2006/02/20
投稿数: 831
投稿日時: 2007-04-23 13:11
こんにちは。

引用:
ukさんの書き込み (2007-04-22 23:58) より:

MST の利点は、instance に複数の vlan を格納し CPU にかかる負荷を小さくできる点だと思いますが、それはあくまでも region が同じ場合の話だと思っています。
しかし、MST は region が異なっていても BPDU のやり取りができると学んでおります。

例えば、同じ企業ネットワークで region を異ならせて使う場面ってあるのでしょうか?


regionって耳慣れない表現ですが、どういう意味で使われてますか?
# もしかしてブロードキャストドメインのことかな。
# だとするとSTPとの直接的な関係はありませんよ。
# それぞれが動作するネットワーク階層が異なりますから・・・。
uk
会議室デビュー日: 2007/04/22
投稿数: 6
投稿日時: 2007-04-23 15:24
BackDoorさん、ありがとうございます。
勉強不足ですみません。

region ですが、以下に図で記載がありますのでご確認願えますでしょうか。
http://www.cisco.com/public/technotes/MT/ja/warp/customer/473/147.shtml

どうも region とは、instance が有効である範囲のようです。要は、BackDoorさんがご指摘の通り、instance 単位の論理トポロジーのようです。

仮に(大雑把な表現ですが・・・)
region 1
vlan10,20 -> instance 1
vlan30,40 -> instance 2

region 2
vlan10,20 -> instance 3
vlan30,40 -> instance 4

があった場合・・・
vlan 自体がブロードキャストをセグメント化するのもの
region は(非常に多くの vlan があった場合)vlan を instance という束にまとめて cpu にかかる負荷を軽減するもの

そこまでは何となく分かるのですが、region をまたいで通信する場合というか必要性というか、region が同一ネットワークで複数ある意味合いがわからない状態です。
(region が1つしかない場合は、region の意味合いや使い方が何となく理解できるのですが)

ご存知であれば、リンクなどでも結構ですので、ご教示願えませんでしょうか。
BackDoor
ぬし
会議室デビュー日: 2006/02/20
投稿数: 831
投稿日時: 2007-04-23 16:15
補足説明ありがとうございます。

引用:
ukさんの書き込み (2007-04-23 15:24) より:

どうも region とは、instance が有効である範囲のようです。要は、BackDoorさんがご指摘の通り、instance 単位の論理トポロジーのようです。

仮に(大雑把な表現ですが・・・)
region 1
vlan10,20 -> instance 1
vlan30,40 -> instance 2

region 2
vlan10,20 -> instance 3
vlan30,40 -> instance 4

があった場合・・・
vlan 自体がブロードキャストをセグメント化するのもの
region は(非常に多くの vlan があった場合)vlan を instance という束にまとめて cpu にかかる負荷を軽減するもの


なるほど、ここまで凝った環境は構築したことが無いので、勉強になりました。

引用:

そこまでは何となく分かるのですが、region をまたいで通信する場合というか必要性というか、region が同一ネットワークで複数ある意味合いがわからない状態です。
(region が1つしかない場合は、region の意味合いや使い方が何となく理解できるのですが)


通常のSTPだけでも冗長化構成への対応は可能なので、VLANと組み合わせたMST
までは知りませんでした。

通常のSTPの説明:スイッチング編<第3回> STPとは

元は多分CISCO独自仕様だと思われますが、タグVLAN(最下図)を含んだ構成中に
STPを定義するとCPU負荷が高まるのでその対応用といった目的でしょうか。

# 申し訳ありませんが、私ではこれ以上の情報提供は困難です。
# 大規模なIDC辺りなら利用例がある可能性が高いので、他の有識者の回答を
# 待って下さい。
niqsam
会議室デビュー日: 2002/06/19
投稿数: 12
投稿日時: 2007-04-23 16:26
こんにちは。リージョンについてですが、
下記のサイトが参考になるかと思います。

http://www.infraexpert.com/study/mst.htm

「異なる必要がある」というより、
マッピングされた情報などにより、
「結果として異なってしまう場合がある」
というイメージと私は解釈しましたがいかがでしょう?

多数のVLANごとにSTPを構成する手間を省き、
かつバランシングを実現するために、VLAN(及びスイッチごとのインスタンス)の
集合体として、MSTリージョンが存在するというような感じですかね。


--補足--
>MST の利点は、instance に複数の vlan を格納し CPU にかかる負荷を小さくできる点
>だと思いますが、それはあくまでも region が同じ場合の話だと思っています。
>しかし、MST は region が異なっていても BPDU のやり取りができると学んでおります。

上記についてですが、
異なるVLANごとに全て個別のinstanceを設定する負荷の軽減と、
instanceの集合体を仮想的にひとつのブリッジとして見せかけて、
ネットワーク全体のSTPの経路制御を行うという意味で、
異なるリージョン間でのBPDUのやり取りは必要かと思います。

先のサイトにあるISTインスタンスとMSTインスタンスの違いですね。
異なるリージョン間でBPDUがやりとりされるのは
ISTインスタンスがCSTインスタンスとの間でBPDUをやり取りするからで、
そのリージョンが持っているVLAN全体へ接続するための
経路情報をネットワーク全体へ伝播するものと私は解釈しました。

対してMSTインスタンスはリージョン内で独立していて、
同じリージョン内でのSTPの経路制御に用いる情報が
ローカルにやり取りされるBPDUであると考えています。

MSTPを実装したことがないので、外しているかもしれませんが、
Ciscoのサイトの原文と先にご紹介したサイトの記述を読む限り、
私にはそういう意味で異なるリージョン間のBPDUのやり取りが可能であると読み取れました。

[ メッセージ編集済み 編集者: niqsam 編集日時 2007-04-23 16:47 ]
uk
会議室デビュー日: 2007/04/22
投稿数: 6
投稿日時: 2007-04-23 17:58
niqsamさん、BackDoorさん

コメントありがとうございます。
>
>「異なる必要がある」というより、
> マッピングされた情報などにより、
>「結果として異なってしまう場合がある」
> というイメージと私は解釈しましたがいかがでしょう?
>
という意味合いですが、別の視点から考えられました。ありがとうございます。
いただいたリンクも参考にさせていただいたのですが、言葉としては理解できるのですが、どうしても実感が沸きません。

勉強不足で申し訳ないのですが、例えば、異なる region を作ると以下の図みたいになるのでしょうか?

【図(例)】
 東京(本社)・大阪(支社)に拠点のある企業で、東京・大阪それぞれ部門ごとに vlan を設定。
 ※実際に構築を手がけた訳ではないので、変な構成になっておりましたら申し訳ございませんが、ご指摘お願いします。
+++++++++++++++++++++++++++
東京本社 = region 1

東京の総務部->vlan10、東京の経理部->vlan20、東京の法務部->vlan30
=>instance 1
東京の営業部第1->vlan40、東京の営業部第2->vlan50、東京の営業部第1->vlan60
=> instance 2
+++++++++++++++++++++++++++
|
| <--- instance 0 を使って異なる region 間にて BPDU 交換?
|
+++++++++++++++++++++++++++
大阪支社 = region 2

大阪の総務部->vlan11、大阪の経理部->vlan21、大阪の法務部->vlan31
=>instance 1
大阪の営業部第1->vlan41、大阪の営業部第2->vlan51、大阪の営業部第1->vlan61
=> instance 2
+++++++++++++++++++++++++++

私も<http://www.infraexpert.com/study/mst2.htm>を確認したのですが、上記の構成の場合、以下の私の用語に対する理解で問題ないでしょうか。
instance 1,2 -> MST instance
instance 0 -> IST instance
"region 1 から見た region 2" ないし "region 2 から見た region 1"(要するに外にある region) -> CST instance

(簡易な構成ですが)region をまたぐ実際の使い方を理解できていないので、申し訳ないのですが、まずは上記の使い方になるのかご指摘願えますでしょうか。
その上で、再度 region をまたぐ場合の MST の使い方についてアドバイスをいただけないでしょうか。

勉強不足で大変申し訳ないのですが、何卒宜しくお願い致します。
BackDoor
ぬし
会議室デビュー日: 2006/02/20
投稿数: 831
投稿日時: 2007-04-23 21:33
普通のNW設計には思えませんね。

引用:
ukさんの書き込み (2007-04-23 17:58) より:

【図(例)】
 東京(本社)・大阪(支社)に拠点のある企業で、東京・大阪それぞれ部門ごとに vlan を設定。
コード:
+++++++++++++++++++++++++++
東京本社 = region 1

東京の総務部->vlan10、東京の経理部->vlan20、東京の法務部->vlan30
 =>instance 1
東京の営業部第1->vlan40、東京の営業部第2->vlan50、東京の営業部第1->vlan60
 => instance 2
+++++++++++++++++++++++++++
 |
 | <--- instance 0 を使って異なる region 間にて BPDU 交換?
 |
+++++++++++++++++++++++++++
大阪支社 = region 2

大阪の総務部->vlan11、大阪の経理部->vlan21、大阪の法務部->vlan31
 =>instance 1
大阪の営業部第1->vlan41、大阪の営業部第2->vlan51、大阪の営業部第1->vlan61
 => instance 2
+++++++++++++++++++++++++++


で大変申し訳ないのですが、何卒宜しくお願い致します。


東京・大阪間はWANサービス利用かInternetVPNでしょ?
# 一般的な設計だとIP-VPNか広域etherで、バックアップ系にInternetVPNかな。

こうした環境ならL2のMSTじゃなくL3のルーティングが中心では? と思いますね。
強いて二拠点間の同一部門を論理的に纏めたいなら認証VLANを社内WAN上で展開する
方法が現実的かと思われます。
# 当然、ブロードキャストドメインは分かれているはずなので、この環境上でMAC
# アドレス利用の拠点間STPは意味を持たない気がしますが・・・。
uk
会議室デビュー日: 2007/04/22
投稿数: 6
投稿日時: 2007-04-23 21:50
BackDoorさん

何度もコメントありがとうございます。
region をまたぐ構成図については、やはり変な構成図ですみません。
出した構成図が悪かったのですが、要は region をまたぐ実際の使い方を聞いてみたかったのです。
ですので、さっきの構成図はなかったことでお願いできますでしょうか。

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