- PR -

自分の腕に自信が持てるまで

投稿者投稿内容
win-win
常連さん
会議室デビュー日: 2003/03/23
投稿数: 49
投稿日時: 2004-01-10 20:09
私はソフトウェア技術者として生きていこうと決心するまでに
5年かかりました。それまでは、分からないことがあまりにも
多すぎて精神的に悩み苦しみ、いつも他業界への転職を考えて
おりました。

ソフトウェア技術者として生きていこうと決心できたのは、
自分が関わる技術の基礎が或る程度(必要とされるレベルで)
分かるようになったからです。

基礎が或る程度分かってくると、それまで頭の中で断片的に
宙に浮かんでいた知識や経験が有機的に結びつき、技術が
楽しくなってきました。

基礎を勉強しようと、高いお金(当時、最安値でも43万円程)
を出してPCを買い、いろいろなパーツも買って、手から血を
流しながら、自分でやってみて、ハードウェアの静的・動的な
仕組みからプログラムの静的・動的な仕組みまで納得いくまで
勉強し、慣れるようにしました。

今、思えば、基礎や本質って本当に重要なんだなぁと実感して
います。

新技術がもぐらたたきのように出ては消えていくご時勢ですが、
基礎的なことや本質的なことは、ほとんど変わらないと思います。

新技術の上っ面のみを素早く身につけ、肩で風をきりながら、
ブイブイ言わせているような技術者よりは、基礎や本質をしっかり
身に付けていながらも、それを見せびらかすことなく、いぶし銀の
「いい仕事」をする技術者のほうが、個人的には目をひきます。

木が大きく成長するには、それだけ根をしっかり張る必要があると
言われます。日々継続して、自身の中に基礎や本質を正しく深く
根付かせる努力が必要ではないでしょうか。

スキルアップ/キャリアアップ(JOB@IT)