- - PR -
自分の腕に自信が持てるまで
«前のページへ
1|2|3
| 投稿者 | 投稿内容 |
|---|---|
|
投稿日時: 2004-01-10 20:09
私はソフトウェア技術者として生きていこうと決心するまでに
5年かかりました。それまでは、分からないことがあまりにも 多すぎて精神的に悩み苦しみ、いつも他業界への転職を考えて おりました。 ソフトウェア技術者として生きていこうと決心できたのは、 自分が関わる技術の基礎が或る程度(必要とされるレベルで) 分かるようになったからです。 基礎が或る程度分かってくると、それまで頭の中で断片的に 宙に浮かんでいた知識や経験が有機的に結びつき、技術が 楽しくなってきました。 基礎を勉強しようと、高いお金(当時、最安値でも43万円程) を出してPCを買い、いろいろなパーツも買って、手から血を 流しながら、自分でやってみて、ハードウェアの静的・動的な 仕組みからプログラムの静的・動的な仕組みまで納得いくまで 勉強し、慣れるようにしました。 今、思えば、基礎や本質って本当に重要なんだなぁと実感して います。 新技術がもぐらたたきのように出ては消えていくご時勢ですが、 基礎的なことや本質的なことは、ほとんど変わらないと思います。 新技術の上っ面のみを素早く身につけ、肩で風をきりながら、 ブイブイ言わせているような技術者よりは、基礎や本質をしっかり 身に付けていながらも、それを見せびらかすことなく、いぶし銀の 「いい仕事」をする技術者のほうが、個人的には目をひきます。 木が大きく成長するには、それだけ根をしっかり張る必要があると 言われます。日々継続して、自身の中に基礎や本質を正しく深く 根付かせる努力が必要ではないでしょうか。 |
«前のページへ
1|2|3
