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Javaのエンジニアを目指すには
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投稿日時: 2002-06-29 16:54
しょむさん、こんにちわ。藤村です。
確かに、Javaの守備範囲を知り抜くことがけっこう重要なのでしょうね。 私は技術者ではないので、その感覚がうまく理解できませんが。 だとするとJavaエンジニアとは、Java以外のことをよく理解している者ということにもなるのでしょうか。 私がDriveさんだとすると、「そんなこと言ったってよぉ」という気持ちも少々。
_________________ アイティメディアの藤村からでした。 | ||||||||
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投稿日時: 2002-06-29 17:25
> だとするとJavaエンジニアとは、Java以外のことをよく理解している者ということに
> もなるのでしょうか。 私はそう思います。Javaだけ知っていてもJavaエンジニアにはなれないかも。エンジニアの中でJavaを特によく扱う人たちが「Javaエンジニア」かなと思ってましたが。 ♯Cプログラマってよく聞くけど、Cエンジニアってあまり聞かない。なんでだろう? | ||||||||
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投稿日時: 2002-06-29 17:33
ラフィンさん wrote...
>それより、今いらっしゃる会社でJAVAやること考えてみたらいかがでしょう? >無責任なことも書けないので私の考えは細かく書きませんが、転職前しか考えられない >ことなので考えるなら今のう ちです。転職より困難かもしれませんし、考えうる最高 >の結末が待っているかもしれません。 これに関しては今の会社でもアクションを起こしてるんです。 自分の知るJavaの情報をメールやLotusNotes上で公開したり、自分が担当した作業は あえてJavaで実装してみたり、勉強会を開催したり・・・ でも、ラフィンさんやasipさんがおっしゃっているように、本当に困難です。 ほとんど反応が無いし、浸透しないんです。 結局は各人が自分自身で必要性を感じないのであれば他人が言う事なんかに 本気で耳を貸そうとはしないのだと思い知らされました。 僕のやり方も良くないんでしょうけど、やはり「現状を変える」事に対して抵抗を感じる人 (特に管理職レベルの方に多い)が少なからずいるんですよね。 評価されるどころか、逆にこういう行動が逆に疎ましく思われたりしているのが現状で・・・ それで今は、会社にJava(と言うよりオブジェクト指向開発)を浸透させる」 事は諦めて転職の道を選ぶつもりでいます。 | ||||||||
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投稿日時: 2002-06-29 19:52
タイミング的に「やりすぎ?」と思いましたので...
「JAVAがいい」と言うなら当然C#とかは知っていて、ということになります。 その結果「何がなんでもJAVA」はないんじゃないかと思います。 よって「Javaエンジニア」という言葉は特にいらないんじゃないかと... 「JAVAじゃない方がいいから後は任せた」ならあり? | ||||||||
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投稿日時: 2002-06-29 20:24
管理職は数字責任優先で「現状を改善する」のは管理職より下の責任かもしれません。管理職はそれを評価・承認するのみ。しかし一般的には「何言ってるの?」の反応が多いのでしょう。 いろいろ努力されているようで「お気の毒です」としか言えません。 | ||||||||
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投稿日時: 2002-06-29 23:33
こんにちはDriveさん
萩本と申します。 >私は個人的なレベルでJavaの勉強をすすめています。 >まだまだ実務レベルとしては程遠いものがあると思っています。 >でもそれなりにJavaの有益な部分、そうでない部分も見えてきた >気がします(あくまでなんとなく) >しかし、個人レベルということもありJavaが利用されている現場とい >うものを知りません。 >そこでJavaに精通する方々にお聞きしたいのですが、 >ベンダ−系、ユーザー系、ベンチャー、メーカーなど様々な企業形態がある中で >、Javaの開発・設計などをしっかりキャリアとして持つためにはどういった会社で >力をつけていけば良いでしょうか?また、みなさんはどういった会社で >キャリアとして身に付けていますでしょうか? >他力本願な質問で申し訳ないですが、自分なりに色々調べた結果、結局どれが >本当に有望されるエンジニアとして成長できる道か迷っています。 どのようなエンジニアを目指すかによって変わると思います。まず、目的をある程度明確に持った方がいいでしょう。ただJAVAエンジニアという視点は少々狭すぎるかもしれませんね。その辺は既にみなさんから有意義なコメントが来ていますので割愛します。 私は、キャリアはどこでどのようにして蓄積すべきかという点ではなく、もっと長期的な視点に立って、JAVAなどのオブジェクト指向言語を学んでいくときに重要なコツについてお話します。そのコツとは、言語の様々な機能がなぜ必要だったかを考えることです。つまり、クラス、インスタンス、継承、オーバラード、オーバロードなどの機能がソフトウェア開発においてどのような効果をもたらすのか真剣に考えることです。そういう意味ではDriveさんがJAVAの有益な部分とそうでない部分がなんとなく見えてきたといわれている部分をハッキリさせることだと思います。そのような積み重ねをJavaの言語部分だけに終始せずJ2EEやEJBなどのフレームワークまで追求するといいでしょう。その中で大量に理解しなければならない技術用語についての整理法についてですが、私がオブジェクト指向を学んでいくうちに気がついたことがあります。オブジェクト指向言語で使用されている用語は、下記のような階層を作り、そこにそれぞれの用語を当てはめていくと整理しやすいということです。実はすべてのソフトウェア技術用語に共通の事でもあります。 (1)目的 ....ソフトウェア開発に効果をもたらす何らかの目的 (2)概念 ....言語を通り越して存在する何らかの目的を果たす考え方 (3)メカニズム....概念を形成するための動作原理 (4)機能 ....概念を言語レベルで実現するための機能 たとえばこんな感じ(ちょっとJava言語用語だけではなくUML用語も入っていますが,,) ---------------------- (1)目的........人の得意とする抽象化能力をソフトウェア技術に導入し、複雑化するソフトウェア用件に対応する。 (2)概念........ポルモルフィズム(多態性) (3)メカニズム..継承による動的束縛、関連によるデリゲーション (4)機能 ..継承、関連、オーバーライド、スーパークラスへの暗黙的キャスト ---------------------- 上記の概念を差し替えると下位層が下記のように変わります。 ---------------------- (1)目的........人の得意とする抽象化能力をソフトウェア技術に導入し、複雑化するソフトウェア用件に対応する。 (2)概念........カプセル化、情報隠蔽 (3)メカニズム..なし (4)機能 ..クラス化、コンストラクタ、ファナライザ、Javaアクセス制御、オーバロード ---------------------- 機能とメカニズムはメカニズムに機能名がついていることもあるのでかなりグレーゾーンです。それぞれの層におかれる用語は上下の層の用語と関係があり線で結べますのでしっかりと関連付けます。 このような分類法がなぜよかったかというと、オブジェクト指向言語で使用されている技術用語がたくさんありますが、それがどのような因果関係にあるのか分かりやすいこと。さらに、機能、メカニズム、概念が何のために存在するのか理解できることです。 このようなことをJavaフレームワークも含めて整理していったり、多言語・多環境も含めて整理していくと、何れはJavaの達人と人が呼ばれるようになりますよ!(笑) また、このような知識フレームワークが形成できれば下位層を入れ替えるだけで、将来現れるであろうJava以外の最新の言語環境にも柔軟に対応できるようになると思っています。 最後に、Java新人さんに是非とも読んでいただきたいものをご紹介します。これは今となっては懐かしいソフトウェアサイエンス誌Bitに特集掲載された「新人に捧ぐ」を監修させていただいた時についでに私も書かせていただきた記事です。内容的には新人というより「伸び悩むエンジニアに捧ぐ」というつもりで書いたものです。かなり古いものですのでご紹介するにも少々躊躇してしまいますが、何かのヒントを得ていただければ嬉しいです。 http://www.njk.co.jp/otg/Study/NewJob/article.html http://www.njk.co.jp/otg/Study/NewJob/ ps: この記事の中の 「難しいことをやさしくすることこそが難しい技術なのだ」という部分を今見てみると、最近の技術(Java,Webサービス)はまさに「難しいことをやさしくすること」によって生まれた技術ですね。 -- (株)豆蔵 萩本順三 <hagimoto@mamezou.com> http://www.mamezou.com/ これからもオープンソースHORBの開発リーダとして頑張ります。 HORB Open You can fly! --> http://www.horbopen.org -- | ||||||||
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投稿日時: 2002-06-30 02:23
あらら、この分野の大御所、萩本さん自らご発言いただきました。
ちょっとびっくりしている藤村です。こんばんわ。 実はその萩本さんとは近くセミナーでご一緒します。 その関連で、エンジニアのキャリアパスにも触れていただいたインタビューをつい最近掲載しましたので、ぜひこちらもご覧ください。 http://www.atmarkit.co.jp/scenter/job/ad/01mamezou/mamezou01.html この中で、萩本さんが使われている図解はとても明快で、私自身、先日日本ラショナルさんのある会場でおしゃべりをした際にも引用させてもらったりしました。 宣伝モードになってしまって恐縮でした。 _________________ @ITの藤村からでした。 [ メッセージ編集済み 編集者: @IT藤村 編集日時 2002-06-30 02:25 ] | ||||||||
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投稿日時: 2002-06-30 07:01
ここのスレッドとは関係ないことなのですが、上記のインタビューを読んでスレッドへのレスが コンサルタントに求められる能力に似ているな。などと思いました。 スレッドを起こした人の要件を理解し、それに合う解答をレスする。 あるいみ、このようなスレッドはビジネスモデルの縮図みたいなものですね。 #たまに理解が足りなかったり、言葉が過ぎて怒られるのもそっくりです。 関係ないレスですみません。 | ||||||||
