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オブジェクト指向とUMLの研修について
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投稿日時: 2004-01-20 23:00
UMLは開発プロセスにおいて、成果物を表記する目的で生まれているため、UMLをより深く理解するためには、開発プロセスとの関わりをふまえて、勉強する必要があると思います。その点で、浅海智晴さんが書かれたUML&Javaオブジェクト指向開発 入門編は比較的読みやすくおすすめです。入門篇なので消化不良なところもありますが、詳細は専門書を読めばよいので問題ないでしょう。
継承には、インターフェースの継承、実装の継承、データの継承の3種類があります(データの継承は実装の継承に入れることもある)。 実装の継承は、親クラスを再利用することで、差分だけの開発を可能にはしますが、親クラスがライブラリ内にある場合、仕様の変更により親クラスの実装を変更したいができないというジレンマに陥ります。結局、一から作り直すことになり、継承は再利用に向かないという話になってしまいます。 一方、インターフェースの継承は、ポリモフィズム(多態)を行うために必要です。インターフェースと実装が分離されることで、仕様の変更の影響を実装の切り替えで対応することができます。
知っていれば、分析モデルから設計モデルに変換するときに役立ちますが、はじめはあまり多くに手を出さず、一つずつこなしていくようにした方がよいと思います。 どうしても、デザインパターンも勉強したいのであれば、Template MethodとStrategyから入るのがお勧めです。デザインパターンの本質はインターフェースと実装の分離することです。Template MethodとStrategyはこの本質を学習するのにうってつけのパターンです。 | ||||||||
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投稿日時: 2004-01-21 00:19
>その経験からアドバイスさせてもらうなら、50万円の価値がある研修はほとんどないの
>では。(あくまでも個人的経験からの意見ですが) やっぱりそうですか. >残念ながら、本で学習できること以上を学べる集合研修には今のところ出会っていません 私も何度かその手のセミナーの講師を依頼されたことがありましたが,断りました. やる気と能力のある人が,名著から得られる以上のことを教えられる自信がなかった ためです.(やる気も能力もない人には,いずれにせよ教えることなど無い.)私程度 の人間に依頼が来ることから判断して,その手のセミナーに50万の価値は無い可能性は 高いと思います.私なら,セミナーに50万使うくらいなら,その50万を全額書籍に費やし ます.(というより「費やしてます」かも....)50万あれば結構な本が買えますよ. なんにせよ,ことオブジェクト指向については俗説も多いので,無駄金にならない ように注意して下さいね.よほど注意してもガラクタを掴まされる率はかなり高い ですから. | ||||||||
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投稿日時: 2004-01-21 00:26
Java&UMLの学習方法として
1.Javaでプログラムを組む 2.1のプログラムをUML化 3.2のUMLの問題点を修正 4.3をプログラムに反映 5.1に戻る でやると一石二鳥かと。 特にプログラムのUML化は、問題点や修正個所があらわになるのでお勧めです。 [ メッセージ編集済み 編集者: ぽん 編集日時 2004-01-21 00:46 ] | ||||||||
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投稿日時: 2004-01-21 06:16
米山@クロノスです。
オブジェクト指向やUMLを習得するのに「実践」が最も有効であるのと同様、それを教えることも「実践」をつんでいかないと難しいことを実感しています。 shalumさんが研修を受けられたら、どこがわかりやすかったか、どこがわかりにくかったか、などを教えてもらえれば参考にさせてもらいます。 またそのときはよろしくお願いします。 日本ではこのような技術の体系的な学習方法が確立されていないような気がしますね。職人的な「見て、盗んで、やって覚えろ!」もいいですが、有効な研修を行うことで習得させることもできるはずですが。。。
全く同感です。 日本語書籍に限定すると極端に少なくなりますが、洋書にはすばらしい内容の本が数多くあります。 もし、shalumさんが英語で書籍を読むことに違和感がないのなら断然こちらをお勧めします。50万円分の研修と、50万円分の書籍では、後者の方が何十倍も実があると思いますので。 | ||||||||
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投稿日時: 2004-01-21 09:45
オブジェクト指向を身に着けたいと思ったとき、一番いいなあと思うのは
身近にオブジェクト指向の先輩がいることだと思うのですが、 なかなか難しかったりするのが現状ではないかと感じています。 オブジェクト指向を学習するに当たって私自身が感じたことは、いきなり 実装言語を意識するのを避けた方がいいという事です。 つまり、「ふむふむ、Javaでいうところの***だな。」とか 「Javaで実現すると***ということか?」とか 確かに最終的にはプログラミング言語で実装することになるのですが、 まずはオブジェクト指向の考え方を「ざっくり理解する」のを目的にした らどうでしょうか?この「ざっくり感」もけっこう大事だったりすると思います。 あと、 私がUMLを勉強するとき使った手段としては、当時従事していたプロジェクトで ちょっとしたツールを作る必要があったのですが、 その設計をUMLを使ってみたりして試行錯誤しながら覚えていった記憶があります。 まずは、あまり害の少ないところから実践するというのはどうでしょう。 | ||||||||
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投稿日時: 2004-01-21 10:33
こんにちわ。お世話になっております。
体験談ですが…
米山@クロノスさんが仰っているような研修ですが、自社の新人研修でこのようなことをやりました。Oracle、Java、UMLの研修を1ヶ月で行った上で、要件定義、設計、製造、テスト、納品までを約2週間で行うものでした。 たしかに、個々の研修を受けただけでは2枚の布ができるようなものですが、2週間の研修のおかげで、なんとか2枚を縫いつけられたかな?という印象を受けました。 #一枚の布のように見せるにはもっと経験をつまなければいけないでしょうね 時間に余裕があるようでしたら、このような研修を受けられるとよいとおもうのですが(そもそもこういう研修、開いているのかな…)、UMLとJavaの部分だけでも…というのであれば、それぞれの講習を受けて実務の前に、簡単なものから試すのも手だと思います。それを機能拡張していけば、おのずとぽんさんが仰られている繰り返しのプロセスも生まれてくると思います。 限られた時間で技術を習得していくって難しいですね。的を得ない書き込みで申し訳なかったです。 | ||||||||
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投稿日時: 2004-01-21 12:17
メンタリングという方法もあります。外部からオブジェクト指向開発のエキスパートを招聘し、
実際の開発プロジェクトを一緒に行う方法です。もちろんそのような人を雇うのはそれなりの コストがかかりますが、学習効果も考えれば安いものでしょう。 問題は、そのような人をどうやって連れてくるかですが | ||||||||
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投稿日時: 2004-01-21 12:58
unibon です。こんにちわ。
講師と面と向かった研修ではなくても、ビデオ教材とかでもあればいいですね。今の時代ならインターネット配信でしょうか。 ただ、こういうものはどうしてもコンテンツが貧弱になってしまうのが難点です。ビデオでも書籍でもなんでもそうなのですが、売らんかな主義になってしまい、ビデオだとテキストを読むだけやわざとらしいスキットだけ(新入社員教育のビデオとか)、書籍だとみえみえのページ数かせぎ(コンピュータの書籍だと画面のスナップショットや API 一覧表の多用)、という感じになってしまいます。 たまにどこかの同好会とかオフ会のような感じで有志のかたが集まって勉強会を開かれることがあると聞きますが、そういう現場を録画・録音したものをインターネット配信などで公開してくれるとありがたいかもしれません。 | ||||||||
