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『オープン』の正体 (前編) の言葉の定義について

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投稿者投稿内容
鍋太郎
常連さん
会議室デビュー日: 2003/01/21
投稿数: 20
お住まい・勤務地: いなか
投稿日時: 2003-09-25 09:27
「『オープン』の正体 (前編)」 を興味深く読ませていただきました。

よくまとまっているドキュメントだと思いましたが、
言葉の定義「フリー・ソフトウェアとSoftware Libre」の項で違和感を覚えました。

引用:

つまり、『フリー・ソフトウェア』というのは、開発プロセスが公開されて、誰でも参加できるが、配布する際には、ある特定の企業が使用料を設定するソフトウェア(当然ここにはさまざまな機能やサービスが含まれている)のことである。


は訳が適切でないと思います。

原文をあたったところ、
引用:

"Free software" may be packaged with various features and services and distributed for a fee by a private company.


が該当すると思いますので、せいぜい、

「フリー・ソフトウェア」は、企業がさまざまな機能・サービスを付加して、
有料で配布するかもしれない。(mayの誤訳?)

というような意図だと思います。

原文の意図が変わってしまうような訳であれば残念です。
ご確認をお願いいたします。
おがわ
大ベテラン
会議室デビュー日: 2001/08/01
投稿数: 199
お住まい・勤務地: 千葉県
投稿日時: 2003-09-25 12:42
> 「フリー・ソフトウェア」は、企業がさまざまな機能・サービスを付加して、
> 有料で配布するかもしれない。(mayの誤訳?)
ここでの"may"は「推量」ではなく「許可」という意図で解釈できると思います。
推量的な意図だと、文章を明確に断言していないことになり、フリーソフトウェアを定義している説明にならないから。
(助動詞は、全体の文脈を誤って解釈されてしまう恐れもありますから、訳すときはホント難しいですね!)

"may"を「許可」という文脈で解釈して訳すと...
つまり、『フリー・ソフトウェア』というのは、開発プロセスが公開されて、誰でも参加できるが、配布する際には、ある特定の企業が使用料を企業独自の判断で設定してもよいソフトウェア(当然ここにはさまざまな機能やサービスが含まれている)のことである。
...ですかね?

[ メッセージ編集済み 編集者: SuperCreek 編集日時 2003-09-25 12:44 ]
makura
ベテラン
会議室デビュー日: 2002/11/27
投稿数: 90
投稿日時: 2003-09-25 13:49
makuraです。

私は以下のように読みます。

"Free software" may be packaged with various features and services and distributed for a fee by a private company.

「フリーソフトウェア」は、企業によってさまざまな機能やサービスとともにパッケージ化され有償で配布されることがある。

この一文では配布形態について述べられているのみで、開発プロセス云々については述べられていませんね。

#「企業によって」のかかる部分があいまいだったので訳文を修正


[ メッセージ編集済み 編集者: makura 編集日時 2003-09-25 13:55 ]
鍋太郎
常連さん
会議室デビュー日: 2003/01/21
投稿数: 20
お住まい・勤務地: いなか
投稿日時: 2003-09-26 08:41
すみません。
指摘のつもりで誤訳していたらどうしようもないですね。

SuperCreekさんの言われるように、
「推量」ではなく「許可」の文脈で訳すの適当だと思います。

それにしても開発プロセスについては、どこから出てきたのか……
makuraさんの訳を支持します。
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