- - PR -
「情報セキュリティの基盤技術としての暗号」について
投稿者 | 投稿内容 |
---|---|
|
投稿日時: 2002-07-16 20:18
井上さんの意見,よくわかります.
初級は,決まって「共通鍵/公開鍵」というトコロから入りますね. 私は,それ見たら,あ〜そこから始まるか.って思います. それは,それでレベル判定が出来ていいこともありますね. でも,需要で考えると,探せば山ほどあるんで,どうなんでしょうね... 有名な先生も棒に紙を巻きつけて,「こんにちは」って書いた後, 棒から紙を外して,「はい,暗号です」って話した事があるらしいので, 地方自治体でやってるIT講習程度でしたら需要あるかも.(^^ゞ |
|
投稿日時: 2002-07-19 10:02
DHについてですが、たしかにこれは共通鍵を安全に交換するための技術です。
通信する双方が、秘匿された情報と公開された情報を元にして、第3者に わからない情報(この場合暗号鍵)を"生成"するものです。 しかし、DHの場合のポイントは「暗号化」は行えないことです。 おっしゃる通り、「短い情報を暗号化して通信する」目的でRSAなどの 公開鍵暗号方式を使い、実際のデータをIDEAなどの共有鍵方式で 暗号化処理するハイブリッド方式は、コストには有効です。 しかしDHを「短い情報を暗号化して通信する」目的には使用できません。 つまり他の公開鍵方式であれば、「コストを無視」すれば共有鍵方式と 組み合わせなくても暗号化通信は可能ですが、DHの場合は共有鍵と ハイブリッドしない限り暗号化通信が成立しないわけです。 DHそのものだけでは暗号化が行えないジレンマにより、開発者たちが 悩む様子は、スチーブンレビーの「暗号化」(紀伊国屋書店)などの ドキュメンタリーを読むと楽しめますね。 |
|
投稿日時: 2002-09-19 16:32
ちなみに DH は公開暗号方式ではありません。
鍵は公開していないんで。 しいて言うなら非対称鍵方式ってとこでしょうか。 RSAと数学的に似ているところがあるのでどうしても「公開暗号方式」 だと思ってしまうところはあるようですが。 |
|
投稿日時: 2002-09-19 16:48
いっぺんに返答を書けばよかったのですが。
2.対称鍵=共通鍵 場合によっては対称鍵=共通鍵=セッション鍵 3.認証について 多分読んだ方は誤解するだろうなと思いながら記事を参照させてもらいました。 (というか、自分が誤解しているかも) ここでの認証は、認証をされるほうが、「自分しかもっていない情報」を相手に送ることで認証を行うことです。何でもよいのですが、秘密鍵や秘密情報、乱数など何でもよいです。 通信経路に秘密情報がべた(いわゆる平文)で流さないための工夫です。 認証によっては、暗号化はしないが、秘密鍵などを(通信経路で読めないようにして)送って認証する方式もあります。秘密鍵を使う理由は「本人しか持ち得ない情報」という意味です。 |