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「簡単に作れる」なんて言うから
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投稿日時: 2004-07-13 10:59
まず「簡単に...」という宣伝に関してですが、「簡単」かどうかを決めるのは使う側
の話で、事実表現ではありませんね。ですから通常の技術文書としてはNGです。が、事実 だけでは商品は売れないので、とりあえず宣伝文句として「簡単に感じる人も居るだろうな」 ぐらいで受け止めておいたほうがいいでしょうね。 それを鵜呑みにして何でもできるように思っている人たちには、しっかりとIT業界人が 啓蒙していけば良いと思いますよ。 もひとつ、開発Toolですが、開発Toolと言語の切り分けが難しい部分もあって(たとえば VBはToolか言語か?)開発Toolの限界と言語の限界が同じように扱うと変になってしまい ますね。 職業プログラマーにとっては、プログラミングにおいて機械的にコーディングしないといけ ない部分(入力チェックとか、ボタンの位置とか...)を自動的にまたはほとんどコーデ ィングすること無しで実現できれば、他の重要な処理に集中できるメリットが出るわけです。 この意味で必要なのは開発Toolというより開発補助Toolというほうが正確でしょうか。 でも設計者側から見れば、GUIが作れるTool等は非常に便利です。画面デザインも 打合せしながらでもあれこれできるし、うまくいけばユーザー側で案を作ってもらう事も 可能になります。しかもデザイン時に作ったものと実際のものが同じなので、完成してから イメージが違うなんて言われることが無くなっただけでも喜ばしい事です。 | ||||
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投稿日時: 2004-07-13 11:36
井上です。
簡単にできること自体は、別に悪でもなんでもないと思うんですよ。開発ツールというのはあくまでツールであって、それで何を作るかは、作り手側の問題ですから。 ただ、ルーティン的なコーディングや UI デザインの部分が簡単になっても、設計がタコなプログラムは性能が出なかったり使い勝手が悪かったりするわけで、そこまで開発ツールは面倒をみてくれませんよね。そこのところをフォローするのが、さまざまな啓蒙活動やベンダー資格によるスキル認定、MSDN みたいな開発者支援、あるいは「@IT」みたいなメディアの仕事であるわけです。 だから、ツール作りと啓蒙・教育活動は車の両輪みたいなもので、どちらか一方では成り立たない関係と見るべきじゃないでしょうか。 ましてや、「簡単にできる → 安直にタコなコードを書くやつが増えた → 簡単に開発できるなんて怪しからん、簡単開発ツールなんて逝ってよし」という考え方に行ってしまうと、それはそれで夜郎自大、独りよがりな考え方だと思うんですね。 そうはいっても、現実には「簡単に」という部分だけをピックアップして煽る無責任メディアもあるわけですけど。(そういう手合に限って、後になってバッシングに転じて、もう一度煽ったりする。いわゆるマッチポンプ) _________________ www.kojii.net | ||||
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投稿日時: 2004-07-13 13:33
う〜ん、なるほど。反対から考えると、インターネットの普及が支援している、とも言えるのかな? ベンダー側から見れば、 ・技術情報を提供すること ・啓蒙活動を行う/委託すること が容易にできるようになった。 開発者側から見ると、 ・技術情報を入手すること ・技術情報を発信すること(啓蒙活動の受託/代替) が容易にできるようになった。 需要者と供給者の両方から相手に近づいていけた為に、開発ツールの提供が容易になった、と。 ベンダーとしては「自社の利益」が一番のはずで、自社のシェアを伸ばす為にありとあらゆる甘い言葉を並べるはず。我々使う側は、その甘い言葉につられない、しっかりとした選定眼を持たねばならない...と。 ふぅ・・・むずかしいなぁ。 | ||||
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投稿日時: 2004-07-13 21:57
簡単にできることが必ずしも良いことだとは思いません。
必要があって複雑・厳密なものを無理して単純化すると、そのツケは 必ずどこかに回ってきます。「プロの道具」を素人の土俵に引きずり おろすのではなく、道具に自分を合わせる努力をすべきでしょう。 ツールを便利に使って効率よく作業することは否定しませんが、 「ツールしか使えない」レベルで止まってしまう人が多いような気がします。 (いや、ツールに"使われている"のかも…) | ||||
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投稿日時: 2004-07-13 22:19
ん〜、簡単にできること自体、品質低下圧力であるとみなしてよいと
思うですよ。芸術の分野では、簡単に作れるもの・自由度が高いものは ほとんどみんな質が低いのが明らかですよね。 ソフトウェアについても同じことが言えるのではないかと。 # だからといって、簡単にできるツールはダメ、とゆーことではなくて、 # それを使ってなお品質を維持するためには努力が必要だろう、という # ことです。 | ||||
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投稿日時: 2004-07-14 00:12
どうしてこうも 簡単にできることに抵抗をします人がいるのかな?
>ん〜、簡単にできること自体、品質低下圧力であるとみなしてよいと >思うですよ。芸術の分野では、簡単に作れるもの・自由度が高いものは >ほとんどみんな質が低いのが明らかですよね。 違います。なぜ簡単にできることが、品質低下圧力になるのですか? それの具体例をあげてください 私は見た事無いです。 | ||||
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投稿日時: 2004-07-14 00:38
こんばんわ.
参戦するわけではありませんが. 皆さんの意見は総じて「簡単なのが悪いのではなく,簡単で終わったらいけないよ」と言っているのですよ. 身近な実例を. 自分より倍くらい会社にいる人が,「Linux のサーバ構築は簡単で secure」と豪語して,あるお客さん先に導入しました.その結果,見事に侵入され,その対策に追われたのはろくに専門教育を受けていない自分です.彼は「Windows は簡単に構築できるけど,Security 対策が万全でない」とのたまわったそうです.さらに言うと,彼は Solaris や HP-UX や AIX は触ったことすらなく,*BSD は「ワケがわからん」と言ってました. 昨今,この手の「にわか技術者」が雨後の筍のように繁殖しているのは,ひとえに Linux の存在の賜物だと思います.これは「Linux が悪い」のではなく,「Linux なら簡単」で停滞している精神傾向が悪いのです.Linux だった十分 secure になるし,Solaris や HP-UX や AIX がなくても十分やっていけますから. そもそも,客観的に見てあなたの意見のほうが「簡単」を「こき下ろす人たち」に対して抵抗しているように見えます.あるいは「この人もその口か...」と勘繰りたくなるくらいに. 繰り返します.「考える過程が大事で,考える必要がなくなるわけではない」ということを皆さん仰っているわけで,それをやらずにいると「まずいんじゃない?」さらには今の風潮がそっちのほうへ流れているから「ヤバイだろ」という話です. | ||||
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投稿日時: 2004-07-14 00:42
井上です。
これはある種の、カルチャーというか、フィロソフィーの違いかもしれませんね。 1. 敷居は低くして参入を容易にする代わりに、競争の中で自然淘汰させる 2. 最初から敷居を高くして、ものすごい職人芸を身につけた人だけを入れる 多分、日本的なスピリットに合うのは後者なのでしょう。 あと、もし 6 つ前の私の発言に反論なさるのであれば、全体を通じて見ていただきたいと思います。冒頭の「簡単なこと自体は悪いことじゃない」だけピックアップすると、論旨がずれてしまいますので。 _________________ www.kojii.net [ メッセージ編集済み 編集者: 井上孝司 編集日時 2004-07-14 00:43 ] | ||||
