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「UML」を初めとする現在の「モデリング言語(手法)」の問題点は?

投稿者投稿内容
taro
ぬし
会議室デビュー日: 2003/10/20
投稿数: 316
投稿日時: 2005-02-16 11:49
日本語だって伝えたい内容をモデリングして伝えているに過ぎません。
比較的相手に正確に伝わるのは双方に共通の知識基盤があるからです。
「オブジェクト指向」が言語から独立した共通知識として伝える側・伝えられる側双方にあるときは、例えば.NETしか知らないプログラマとJavaしか知らないプログラマに、同じUMLで同じ内容(オブジェクトの構造)が伝えられるかもしれませんが、まずそんなことはありません。
汎用を目指せば理解しずらく、簡易を目指すと汎用から遠ざかるような気がします。
個人的にはモデリング言語は難解でも良いので汎用を目指し、各プログラム言語に落とし込むツールの発展を期待しています。
(ちょっと話題と関係なくなってしまいました。すみません。)

コナン
ベテラン
会議室デビュー日: 2005/01/31
投稿数: 98
投稿日時: 2005-02-16 12:01
コナンです。

辞書でモデリングを調べたら「模型を作ること」でした。
なのでモデリングの目的は眺めることなんじゃないですかね?
プログラムは建物や自動車と違って形がないので、書き方(と読み方)を決めざるを得ないだけだと思います。

コミュニケーション的なことはモデリングではなくロジカルシンキングの図解言語の仕事だと思います。
未記人
ベテラン
会議室デビュー日: 2004/08/21
投稿数: 70
投稿日時: 2005-02-16 13:35
例えば、万有引力は林檎が木から地面に落ちる現象を説明する為のモデルであり、
需要と供給で価格が決まるという理論は、価格決定の仕組みを説明する為のモデルです。

予測と制御を行う為に、現実に存在する無数の事柄から、パターンを抽出し(不要な詳細を捨象し)、現実を説明する仕組みを考える事がモデリングだと思います。

UMLでモデルを図に描くことは「単なるお絵描き」でしょうが、モデリングそのものをお絵描きと断ずるのは視野が狭すぎます。
aetos
会議室デビュー日: 2005/01/27
投稿数: 16
投稿日時: 2005-02-16 13:39
引用:

未記人さんの書き込み (2005-02-16 13:35) より:
例えば、万有引力は林檎が木から地面に落ちる現象を説明する為のモデルであり、
需要と供給で価格が決まるという理論は、価格決定の仕組みを説明する為のモデルです。

予測と制御を行う為に、現実に存在する無数の事柄から、パターンを抽出し(不要な詳細を捨象し)、現実を説明する仕組みを考える事がモデリングだと思います。

UMLでモデルを図に描くことは「単なるお絵描き」でしょうが、モデリングそのものをお絵描きと断ずるのは視野が狭すぎます。



このへんが、object さんがしきりに主張しておられた「構造主義」ですね。
#最近そんな本を読んでいます。「予測と制御」とか、何回も見た用語です
コナン
ベテラン
会議室デビュー日: 2005/01/31
投稿数: 98
投稿日時: 2005-02-16 14:19
コナンです。

引用:

未記人さんの書き込み (2005-02-16 13:35) より:

例えば、万有引力は林檎が木から地面に落ちる現象を説明する為のモデルであり、
需要と供給で価格が決まるという理論は、価格決定の仕組みを説明する為のモデルです。


なんか違いませんかね。
万有引力がモデルなんじゃなくて、目には見えない力を林檎が木から落ちる様子で表すのがモデルだと思います。
理論もモデルじゃなくて、需要と供給が交差するグラフがモデルだと思います。

引用:

予測と制御を行う為に、現実に存在する無数の事柄から、パターンを抽出し(不要な詳細を捨象し)、現実を説明する仕組みを考える事がモデリングだと思います。


前半部分が「研究」で、後半部分だけがモデリングなんじゃないでしょうか。
コモンセンス
会議室デビュー日: 2005/01/05
投稿数: 15
投稿日時: 2005-02-16 16:18
コモンセンスです

コナンさん:
>万有引力がモデルなんじゃなくて、目には見えない力を林檎が木から落ちる様子
>を表すのがモデルだと思います。
>理論もモデルじゃなくて、需要と供給が交差するグラフがモデルだと思います。

細かい区別が必要でしょうか?
通常、理論≒モデル で通じるのでは?
コナン
ベテラン
会議室デビュー日: 2005/01/31
投稿数: 98
投稿日時: 2005-02-16 18:05
コナンです。

引用:

コモンセンスさんの書き込み (2005-02-16 16:18) より:

細かい区別が必要でしょうか?
通常、理論≒モデル で通じるのでは?


モデルを理論に読み替えてもいいけど、その逆はダメだと思います。
#通じるといえば通じますけど…。モデル=模型派の反論ということで聞いてください

たぶん、理論とモデルは1対多の関係だと思います。
万有引力は林檎が落ちる説明もできるし、スペースシャトルの中で人が浮いてることの説明もできます。
需要と供給についても、均衡価格と均衡数量が分かるだけでなく、実際の価格から市場の状態を推測できますよね。
なので、理論をモデルに読み替えるのはダメだと思います。

どうでしょうか。
未記人
ベテラン
会議室デビュー日: 2004/08/21
投稿数: 70
投稿日時: 2005-02-16 21:00
引用:

コナンさんの書き込み (2005-02-16 14:19) より:
引用:

例えば、万有引力は林檎が木から地面に落ちる現象を説明する為のモデルであり、
需要と供給で価格が決まるという理論は、価格決定の仕組みを説明する為のモデルです。


なんか違いませんかね。
万有引力がモデルなんじゃなくて、目には見えない力を林檎が木から落ちる様子で表すのがモデルだと思います。
理論もモデルじゃなくて、需要と供給が交差するグラフがモデルだと思います。


モデル=絵、ではないですよ。「模型」より「模式」という訳語の方が適切かと。
例えばデリバティブの評価で有名なブラック・ショールズ・モデルなんてのは絵ではない。
「30歳モデル賃金」なんてのも絵じゃないですね。

需要と供給のバランスというモデルで価格決定を説明する理論、みたいに表現を微調整したらよいのかな?
現実を説明する理論はいくらでもある訳で、万有引力くらいに支配的になってしまうと例にならないですが、古典的な経済理論としては、ケインズ派 vs. マネタリストの、経済の動きを模式化したモデルがそれぞれ違う理論間の対立なんてのがある訳で。

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