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返答者の心得と技術
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投稿日時: 2005-09-23 00:11
こんばんは。
私は kazさんの考えに共感しますし、自分自身、低レベルの機構〜抽象化の仕組み〜インターフェースと連動して知っていないと気持ち悪くなってしまう性質なのですが。 周りを見回した時、同じような考えを持った人は少なめだと感じています。 プログラミングはプロではないので、基盤系 ( UNIX等 ) でのお話になりますが。 ※ strace や truss を使ってみせると、決まって渋そうな顔をされる…。パイプやらTTY/PTY、場合によってはパーミッションの概念すら危うい人もいるし。 良い/悪いの問題かどうかは分かりません。 ただ、個々のインターフェースと、それを組み合わせるパターン、ケーススタディをある程度身に付ければ、その内部詳細を知らなくても使うことはできると思いますし、効率も良いかも知れません。 私は記憶力が非常に悪く、一つ一つ覚えるなんてできないので、自分で仕組みを考えた結果組みあがったモノしか使えません。が、そこはそれ人によって向き・不向きがあるのではないかと思います。 [ メッセージ編集済み 編集者: angel 編集日時 2005-09-23 07:39 ] | ||||||||||||||||
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投稿日時: 2005-09-23 12:02
それはないです。 というよりは、今話題になっているのは "自分のソース" の話ではないんですよ。 既存のフレームワークやライブラリの中の "仕組み" の話をしています。 組込制御系 (アセンブラ、ベタC) からスタートした私としては、 VB、Java、C# などの、ライブラリやフレームワークが充実した言語で、 色んなメソッドなどを記述する時に、内部はある程度意識できます。 しかし、いきなりフレームワークな言語をやって、想像できるでしょうか? 想像に必要な知識がないのに、想像なんてできません。 自作関数とかが我流すぎて読み取れない、というのであれば同意できます。 というのも、今やってるプロジェクトの「共通」と呼ばれるものが酷くて... 足かせ以外何者でもなくなっています。(常駐先の話ですけどね) [ シグネチャを削除 ] [ メッセージ編集済み 編集者: じゃんぬねっと 編集日時 2006-10-12 11:43 ] | ||||||||||||||||
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投稿日時: 2005-09-23 17:37
こんにちわ.
映画監督だった故スタンリー・キューブリックの言葉みたいですね. 「我流だから」というより「常識の程度」の問題でしょうか? その辺の意味でも,順序立てて学ぶことが必要なんだろうと想像できます. 「教えるは学ぶの半ば」という言葉がありますが, 問題はそこにあるのではないかと思ってます. 今の若い人たちの学び方,或いは若い人たちへの導き方って 「ここを調べろ」つまり「ググれ」なやり方が多いように思われます. つまり,情報を与えることが「教える」ことになっていると. これは単に「情報を与えている」だけで「教えていることにはならない」 と感じています. 少なくとも「教え導いている」ことにはなりません. そうやって成長した人たちは,おそらく次の世代へも 同じように「情報を伝達する」ことしかしないでしょう. 何故なら「伝える」ことでしか教え方を知らないので, 「導く」ことをせず,結果的に「知識の断片を積み上げる」 だけが「学ぶ」ことになってしまっていると思います. 世の中の仕組みというか, 「学ばせ方」が下手になたというか, そういうのが「泥臭い」と取られているのか. 要するに「簡単にできる」ようにしすぎているような気がしています. もっとも,computer の存在自体, 人間の労力を減らすために開発されたのですから必然なのだろうか? とも感じますが... でも,「学ぶ」のと「学ばせる」のは手を抜いちゃいけないと思うんですよね. で,それの「学ばせる」が自身の「学び」にもなるのだということを 忘れちゃいけないんじゃなかろうかと. ...ひさしぶりの休日で余計なことをたくさん考えてしまいました... 纏まってなくてゴメンナサイ. | ||||||||||||||||
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投稿日時: 2005-09-23 18:50
常識というよりも、以前は何を行うにも前提となる基本的な Algorithm とか Architecture とかを理解するのが必須だった。 しかし、現在ではそれが必須ではないので、 当然それを理解しない人が増えてきた。 ということでしょう。
これに関しても違和感が・・・ その昔(職人の世界ですが)、日本では親方が教えることをせずに、 親方のやり方をみて自分で努力し成長しろってのが 主流だったと思います。 そういう意味では、現在の教え方に関してはむしろ親切すぎる面があり、 そのために質問すれば答えがでる。 とりあえず、聞いてみてそれでなんとなく理解すればいいじゃん。 という形に流れていっているように思われます。 # 私には、ここを含め多くの掲示板で解説されている内容だけで # 深いLevelで理解できるとはとても思えません。 # もっとも数十ページで解説されるとなると別でしょうが・・・ そういう意味では、「ここを調べなさい」という回答は、 似たような疑問が発生したときの解決方法も教えてることになり、 簡単な解説をするより効果があるとは思いますが? 個人的には、質問される方から、どうやって調べるの? という風に聞かれるのが少ないのが非常に疑問に思うのですが・・・ # 目先の疑問が解決して、はい、それで終わり的なものが多いような・・・ あ、そこまで考えていないのかな? [ メッセージ編集済み 編集者: ちゃっぴ 編集日時 2005-09-23 18:50 ] | ||||||||||||||||
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投稿日時: 2005-09-23 19:20
ITそのものが目的と思わない人が増えたからではないでしょうか?
絵が好きでITを使って絵を描きた人は使い方だけわかればいい。 音楽が好きでITを使って音楽をやりたい人は使い方だけがわかればいい。 給料を稼ぐためにIT業界に入った人は目の前の仕事ができればいい。 でもそれを責めてもしょうがないと思うのです。 上記にIT以外のことを当てはめてみればわかるように。 (一昔前はITが電子(アナログ)技術だったのかな) | ||||||||||||||||
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投稿日時: 2005-09-23 21:27
そのためには「時間を共有する」ことが必要なんだと思います. で,今の「若い世代の人たち」はそういう時間を積極的に持ってまで, つまりそれだけの時間をかけてまで自分を熟成させようとしているか? ということだと思います. その意味で「学ぶ」ことに手を抜いて, 「答えそのものを教えて」となるのでしょう. それに対して「答えそのものを教える」ことで 教える側も手を抜いている. つまり「背中を見せて教える」ようなマドロッコシイことをしたくない.
前述どおりです. それは「手ほどき」をすっ飛ばしてただ「与えてる」だけなので, そういう意味では手抜きなのだと思います. 面倒なのででしょうね. 質問 -> 回答 でしかないから,そこには思考は無い. 質問 -> 周辺知識の供与 -> 回答への示唆 -> 回答 とはしないわけです.
調べ方でしょう,問題なのは. google で検索することで回答そのもの以外の周辺知識がどの程度得られるか? そこから掘り下げて回答へ「辿りつく」という遷移が出来るか? つまり「教唆」と「教育」の違いかなと. でも「教育」をしようとすると「何様?」という 負荷がかかるのもままある事実なのですが...
他のこのことの手段のために "IT" を利用するのは正しいとして, "IT" を商品として扱うのに「目の前の仕事だけできればよい」 というのはむしろ責められることかと. 少なくとも自分はそれを責めたために 自身で技術者を志向することになりました. この業界の仕事が「机の上だけで片がつく」ことは決してなく, コンサルテーションをともなうのがむしろ「当然」というか 「必然」だと思うので. 医者が「とりあえず患部を取り除けばいいじゃん」で 済まないのと同じようなものかと. いろんな治療方法があるうちの「どうしてその方法を選ぶのか?」とか 「その後どのように治療方針を打ち立てるのか?」を考えた場合, 方法論だけ知っていてもダメなのと同じじゃないかと思うのです. | ||||||||||||||||
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投稿日時: 2005-09-23 21:52
ちょっと思い出したので付け加えます. たしかに書かれている通り, 積極的に「こーしろ,あーしろ」とはしないようです. それは今も昔もそんなに違わないことを, かつての仕事で宮大工さんたちとの交流で知っています. が,ここには大きな見落としがあるようです. 彼らは「背中で教える」だけではないのです. 教えた成果をちゃんと見ていて, 「こいつは意味をわかってない」と思ったら次の仕事は与えません. つまり,ちゃんと結果を横目で見ています. 答えに飛びついて「それが何を意味するのか?」という 思考の遷移が無いと,教わっている側は 概ね「いつまでも同じ仕事」で終始しているようです. つまり,教える側は教わる側の成果をちゃんと見た上で 良し悪しを(無論主観によるものも含まれるでしょうが)判断するのです. ですから,ただ「背中を見せている」だけではないのです. 見せた上で,教わる人たちを横目で「見守っている」ので, 教えた成果をちゃんと「回収」しているんです. | ||||||||||||||||
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投稿日時: 2005-09-24 05:40
IT業界を医師・会計・法律業界などと同列に考えるのが 間違っているのではないかと思います。 他に職がないから仕方なしに就く業界(敢えて例示しません) に近くなっていっているように最近感じます。 そう考えれば新しく入ってくる人のモチベーションの 低さがわかるのではないでしょうか。 #どうしてこんな流れになってしまったのか、でももうこの流れが 止まりそうにはないし。それどころか人件費の安い国(の人)で と思われてきているようだし。国際競争力がないからなのかな。 |