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トアール製作所物語〜悪霊の(さ)技師たち
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投稿者 | 投稿内容 |
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投稿日時: 2006-03-10 13:24
第一部 トアール製作所物語〜悪霊の(さ)技師たち
第一章 ブルーマンデー −浅田(仮名・25歳)は、トアール製作所に常駐する下請けプログラマである。 馬場「プログラムは下っ端にやらせろ!機能ひとつ追加するのに時間をかけ過ぎだ!」 浅田は、馬場(仮名・30歳・トアール製作所(さ)技師)の怒号を 今日も聞かなくてはならないかと思うと、気が滅入りそうだった。 しかし、こんなことでくじけていてはいけないと気を振り絞り 会社へ向かう電車へと乗り込んだ。 とは言うものの、会社の最寄り駅であるトツカーナ駅で降りた浅田の足取りは重い。 木村「おはようございます」 浅田「あっ、おはよう」 うちの会社の後輩の木村(仮名・24歳)だ。 同じ電車に乗っているので朝は駅でよく会う。 木村「浅田さん、知ってますか?」 浅田「何が?」 木村「馬場さんがまた、佐伯さんに言いくるめられていましたよ」 浅田「ああ、知っているよ」 木村「知っていたんですか?これじゃあまた仕様変更ですよー」 佐伯(仮名・43歳・トアール製作所主任(さ)技師)は、馬場の上司である。 浅田「まあ、この仕事にはつき物だ・・・悲観的になるな。俺がなんとかする」 とはいったものの、有効な手立ては思い浮かばなかった。 そうこうしているうちに会社へ着いた。 [ メッセージ編集済み 編集者: 駆け出しプログラマ 編集日時 2006-03-10 13:25 ] |
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投稿日時: 2006-05-04 16:52
次回はいつ?
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