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ページファイルアクセスの高速化
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投稿日時: 2002-05-08 10:42
横山と申します。
ページファイルアクセスの高速化について 2点ほど疑問があります。 1点目 >明らかに効果が期待できるケースとしては、 >ミラー・ボリュームやストライプ・ボリュームに >ページ・ファイルを配置する方法がある。 私には明らかには思えないんですが、実測されたのでしょうか? 確かに、ミラーボリュームは、読み込み速度が向上する可能性はありますが、 実際にはほとんど変わりません。 高速化されるのは、シークタイム分だけであり、ディスク性能に 比べればわずかな違いのようです。 また、書き込みは両方のディスクに行わなければならないので 1台の場合と同じ速度になるはずです。 ストライプセットの場合は、高速化されるかもしれませんが ソフトウェアRAIDの場合は、かえって遅くなるようです。 2点目 ページファイルを高速化するには、 1. 同じ大きさのページファイルを 2. 似たような速度の 3. 異なる物理ドライブに 格納するのが一般的なセオリーです。 記事では、異なるサイズに指定していますが、これだと ページファイルへのアクセスが均一にならないので 効果的ではないと思うのです。 実際にどのくらいの効果があったのか分かりますでしょうか。 |
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投稿日時: 2002-05-08 21:42
ご指摘をいただき、ありがとうございます。Windows Insiderエディタの小川です。
ご指摘の記事は、当初2000年8月30日の段階で、Windows 2000を対象として執筆されたもので、これをその後発表されたWindows XPも念頭に入れ、現在の視点で改訂を施したものです。 まず、高速化の効果について、きちんとしたベンチマーク・テストを実施したのかというお問い合わせですが、残念ながら厳密なベンチマーク・テストは実施していません。一般論として、マイクロソフトのサポート技術情報に記載された情報などをベースとして記事を作成しております。 「RAID」に関する記述については、横山さんのご指摘どおり、ソフトウェアRAIDではむしろ遅くなる可能性があると思われます。記事では、暗黙にハードウェアRAIDを想定しておりました。ただし本来、ページ・ファイルに冗長性を持たせる必要はありませんし、期待できるパフォーマンス向上についてもグレーだと思われます。なんとなれば、推奨すべき構成とはいえません。これについては、記事を訂正させていただこうと思います。 2点目、複数のドライブに異なるサイズのページ・ファイルを割り当てることに対する疑問ですが、前述のとおり、こちらもベンチマークなどの裏付けはありません。申し訳ありません。 ポイントのうち2.「似たような速度のディスクを使う」というのは、明記していませんが、当然ながら遅いディスクにページ・ファイルを割り当てるのは不適当です。3.「異なる物理ドライブに割り当てる」という点については記事中に示しました。 問題の1.「複数ドライブに割り当てるときにはページ・ファイル・サイズを一致させる」という件に関しては、確かに均等に分散させたほうがアクセス効率は上がりそうですが、正直なところページ・ファイルの使われ方などは不明な部分が多く、真偽のほどは分かりません。もともとシステム・ドライブは、各種のファイル・アクセスが多いので、それとの競合を避けたりするためにも、システム・ドライブ上のページ・ファイル・サイズは小さくしたほうがよい、という意見もあるようです。ディスクの性能やインターフェイスなどの構成、書き込みキャッシュの有効/無効などによってこのあたりの事情は変わるものと思われます。 取り急ぎご質問にお答えさせていただきます。 お気付きの点あらばご連絡ください。よろしくお願いいたします。 |
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投稿日時: 2002-05-09 00:04
早速の返答ありがとうございました。
ページングファイル関係のサポート技術情報だと、 Q99768 がありますが、RAIDについては言及されていません。 ミラーセットはともかく、ストライプセットは確かに高速化の可能性はあります。 ただ、実際に高速になった話は聞いたことがないので、確認させていただきました。 |
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