- - PR -
コンピューティングの未来
1
| 投稿者 | 投稿内容 | ||||
|---|---|---|---|---|---|
|
投稿日時: 2002-12-18 13:40
横山です。
小川さんの記事に触発されて、いろいろ考えていたことを書きます。 ・月刊アスキーのこと 1980年代前半までの月刊アスキーは、自分たちが「パーソナルコンピュータ文化を作る」 という意気込みにあふれていたように思います。 特に、巻頭言は、毎月楽しみにしていたものです。 1985年だったかと思いますが、巻頭言が編集後記と同列になり、 悲しかったのを覚えています。 ・PCというもの 「個人で自由に使えるコンピュータ」という言葉には、大きな夢がありました。 実際には大したことはできなかったわけですが、期待感だけは高かったように思います。 ・現在のPC 現在のPCに「わくわく感」がない理由の一つに、それが企業にとって 必要な存在になったことがあると思います。 もちろん、依然として自由に使える環境はあるわけですが、 それ以上に、企業の利用ポリシーという制約の下で使われているPCが多いわけです。 Windows 2000のグループポリシーは、管理コストを下げる優れた ソリューションだと思いますが、この説明をするたびに思うのです。 PCを、こんな風に制限して使っていいものか、と。 それが必要なことは十分に理解できますが、やはり、それはちょっと 違うのではないかと思うのです。 それでも、PCに絶望はしていません。 多くの企業では、大きな制限もかけずにPCを使うことができるからです。 また、当然のことながら、自宅では自由にPCを使えます。 ・ユービキタス 私には、「ユービキタス」に「専用コンピュータ」のイメージがあります。 いくらコンピュータが身近になっても、専用コンピュータでは 「自由に使う」ということはできません。 開発者が想定した範囲でしか使えないわけです。 でも、PDAなら、自由にプログラミングできる余地が残っています。 幸い、企業内のPCでも、自由度はある程度残っていますが、 将来、もっと自由度が下がってきたら、PCの座はPDAに移行するかもしれません。 現在は、インターネットをゲートウェイとしてたいていのコンピュータと 通信できるようになっていますから、昔とはちょっと違った「PC」に なるかもしれないと期待しています。 もっとも、私自身はPDAを使っておらず、次の世代にはついていけそうもありませんが。 | ||||
|
投稿日時: 2002-12-18 14:01
スーパーアスキーは創刊時に知人が記事を書いており、当時「こんな非一般的な内容を書いても許される雑誌って?」と思っていました。
コンピュータ雑誌の中ではちょっと毛色の変わったものだったと覚えています。 私の考えるこれからのコンピュータは、よりいっそう普遍化するのではないかと思っています。 ホームサーバが各家庭にあり、PC、PDA、その他電化製品はホームサーバに家の中でも外出先でも自由に高速でつながる。 それでいて、家電並の使いやすさが実現されている。 以前から一部の篤志家が家庭内LANを構築して遊んでいた環境が、普通の人々の手元まで降りてくるであろうと考えています。それも、もっと簡単で便利で使える環境として。 | ||||
|
投稿日時: 2002-12-18 14:02
unibon です。こんにちわ。
#以下、思い出話になってしまいますが。 「巻頭言」についてはあまり記憶がないのですが、 部品の組み合わせではなく、道具として使える 「パソコン(パーソナルコンピュータ)」というオシャレな文化は アスキーが主導していたように感じました。 私が、強く記憶に残っているのは、 読者コーナみたいなところで「21世紀のパソコン」みたいなテーマのイラストがあり、 今のB5ノートパソコンみたいなものを、ほぼ寸分たがわず予言されたかたがいて、 今になって感心しています。 #ちなみに「実際には大したことはできなかった」とは、当時の PC では、という意味ですよね。 [ メッセージ編集済み 編集者: unibon 編集日時 2002-12-18 14:04 ] | ||||
|
投稿日時: 2002-12-18 14:09
横山です。
>#ちなみに「実際には大したことはできなかった」とは、当時の PC では、という意味ですよね。 はい。そうです。 可能性論議が一番盛り上がった頃は、メモリ64KB程度の頃ですから。 #Alphaプロセッサだったら、モードによっては1ページだ。 | ||||
|
投稿日時: 2002-12-19 10:06
こんにちわ。
スロッター13と申します。(当然ながらニックネームです) 僕は俗に言うパソコンオタクです。 というよりプログラミングオタクでしょうか。 PC−8001やPC−8801が全盛のころ 簡単なゲームを(BASICで)作って遊んでました。 あの頃は結構、あのPCのスペックで業務用ゲーム機並みの ゲームを作っていらっしゃる方が大勢いらっしゃいました。 そういうのを見て将来ゲームプログラマーになろうと思っていたのが 今はしがないSEの端くれです。 今のようなネットの環境は当時は無かったですが 個人的にはあの頃が一番PCに夢があったなぁと思います。 現状として私のPCの一番の利用法はコミュニケーションツールですね。 趣味のプログラミングは忙しくてなかなかできてません。 | ||||
|
投稿日時: 2002-12-19 21:54
藤村です。
雑感ですが、私も横山さんの発言に首肯するところがあります。 ずいぶん以前に、ビル・ゲイツ氏の講演をナマで聴いた際なのですが、「音声認識、手書き文字、バーチャルリアリティ...」といった種類の研究開発に莫大な投資をしているという話がありました。文脈としてはNTサーバーやらSQL Serverが...というエンタープライズ分野の話が出た直後なので面食らったものです。 言ってみれば、企業コンピューティング(いわゆる情報システム=正しく計算、たくさん処理)に関係のないこのような分野に、あふれかえるCPUパワーをどんどん投下し、あまつさえ「もっとパワーが必要」と言ってのけるのがビル・ゲイツ氏であり、マイクロソフト社なのだと、つくづく感心したものです。 私も企業コンピューティングの動向を考える立場なのですが、個人としてはPCの使い勝手の進化を受けて、利用時間はその当時に比べてうなぎ登りです。 ダムターミナルを「ご自由にお使いください」と言われたとしても、利用時間はそうは増えなかったことでしょう(いまでは朝起きてPC、寝るまでPC)。 PCって個人と企業の両方に接点ある、不思議なヤツですよね。(笑) _________________ アイティメディアの藤村からでした。 | ||||
1
