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テラバイト級ファイルサーバの構築/バックアップについて

投稿者投稿内容
わか
常連さん
会議室デビュー日: 2003/12/14
投稿数: 47
お住まい・勤務地: 広島市
投稿日時: 2006-07-18 02:08
要旨
テラバイト(TB)級ファイルサーバ構築にあたり、
注意すべき点や、その他アドバイスを頂きたい。

詳細
・社員600名程度の企業を想定
・これまで、各部それぞれで立ち上げていたファイルサーバ(約10台、総使用量1.2TB)を全社ファイルサーバ1台に統合
・統合後の保存ファイル容量は、移行時の不要データ削除により約1.0TB
・全社ActiveDirectoryにより、アクセス権を管理
・統合後ファイルサーバのプラットホームはWindowsServer2003
・ファイルを利用するクライアントOSはWindowsXPpro/Windows2000

上記のファイルサーバ統合を行うと仮定して、
注意すべき点、その他アドバイスを識者の方から頂ければ幸いです。

特に気になっている事項は
・サーバ構成の定石
  (1台で構成?複数台で構成?)
・多人数のアクセスが集中した際のファイルへのアクセス速度
  (RAID5構成にて効果あり?)
・パーティション分割の定石
  (小さいたくさんのパーティション?ひとつの大きなパーティション?)
・データのバックアップ
  (ネットワーク接続のNASでは、データのコピーに時間がかかりすぎますよね?ファイバチャネルを検討すべき?)
・将来のディスク容量拡張をどこまで見据えるか
  (年間ファイル増は10%にも満たない)

なお、CALについては、今回は十分足りているため考慮の対象から外れます。

基本的な質問かと存じますが、お力をお借りできれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

[ メッセージ編集済み 編集者: わか 編集日時 2006-07-18 02:10 ]
ちゃっぴ
ぬし
会議室デビュー日: 2004/12/10
投稿数: 873
投稿日時: 2006-07-18 03:30
一概に言えないとおもいますがね。

とりあえずざっと見た感じ network の考慮がかけているようですがどうなんでしょう?
あと、どの程度 performance を求めているのかわかりませんね。

・サーバ構成の定石
1台でも問題ないと思いますが。

・多人数のアクセスが集中した際のファイルへのアクセス速度
まあ、file server 用途からするに RAID 5 が有力ですが、これも求められる performance によりますねぇ・・・

・パーティション分割の定石
断片化とかを考慮すると更新頻度に応じて partition を分けたほうがいいと思いますが、
そこまでやらなくてもねぇ・・・
断片化を意識しないのであれば、物理 disk を分けるのでもない限り、pertiion を分けるのはほとんど無意味だと思います。

・データのバックアップ
これはちゃんと考慮すべきでしょうね。
Network でとるにしても、backup 専用の network を切るとか。

・将来のディスク容量拡張をどこまで見据えるか
拡張できるようにしておけばいいのではないの?
disk を増設できるだけの空きがあればいいですし、そうでなくても外部 disk つなげられれば問題ないし。

最初に書きましたが、この手の設計を行うにあたって、performance を重視するのかそれ以上に保守性を重視するのかによっても変わってくるので一概に言えません。
わか
常連さん
会議室デビュー日: 2003/12/14
投稿数: 47
お住まい・勤務地: 広島市
投稿日時: 2006-07-18 07:25
ちゃっぴさん、アドバイスありがとうございます。

おっしゃる通り、ネットワークに関して考慮が不足していました。
パフォーマンスについてですが、現状より悪化することは許容されない、というレベルを求めています。

保守性とパフォーマンスのバランスが良い構成を目指しています。

[ メッセージ編集済み 編集者: わか 編集日時 2006-07-18 07:26 ]
ジーちゃん
ベテラン
会議室デビュー日: 2006/01/07
投稿数: 69
お住まい・勤務地: 関東
投稿日時: 2006-07-18 10:51
おはようございます。
1Tほどのファイルサーバを運用しているので、参考になればと思い、
コメントさせて頂きます。

引用:

わかさんの書き込み (2006-07-18 02:08) より:

特に気になっている事項は
・サーバ構成の定石
  (1台で構成?複数台で構成?)



特に1台でも問題ありませんが、冗長性を考慮すればクラスタ構成や
ミラーサーバ構成などにすればいいと思います。

引用:

・多人数のアクセスが集中した際のファイルへのアクセス速度
  (RAID5構成にて効果あり?)



アクセス速度については色々な要因を考慮する必要があるため、
一概にこれが良いとはいえません。
ただ、NICをTeamingしたり、Disk構成をRAID50にすることで、
冗長性向上やDiskI/Oの分散になります。

引用:

・パーティション分割の定石
  (小さいたくさんのパーティション?ひとつの大きなパーティション?)



この部分はあまり気にしていません。用途に分けてパーティションを
きっているぐらいです。
#フラグメントは気になるところですが・・・

引用:

・データのバックアップ
  (ネットワーク接続のNASでは、データのコピーに時間がかかりすぎますよね?ファイバチャネルを検討すべき?)



自分はBackup専用のネットワークを使って越しにUltrium2などのメディアで
バックアップして運用しています。バックアップ(ベリファイ込みで)に24時間
程度かかっています。

引用:

・将来のディスク容量拡張をどこまで見据えるか
  (年間ファイル増は10%にも満たない)



Diskの空きスロットや外部ストレージが接続できるようになっていれば、いい
と思います。
#Disk増設⇒Disk再構成⇒データリストアはやめた方がいいです。大変でした^^;


残念ながら、サーバの運用に障害つきものです。冗長性を高めて、リスクを軽減する
ことは重要だと思います。
#冗長性を追い求めすぎると、予算が・・・^^;

ご参考になれば幸いです。

m.ku
大ベテラン
会議室デビュー日: 2002/09/15
投稿数: 184
投稿日時: 2006-07-18 15:44
>パフォーマンスについてですが、現状より悪化することは許容されない、というレベルを求めています。

で、現状はお幾ら?
ここの具体的な数値を確認しておくのは必要でしょう。
もちろん、瞬間的なものと時・日・週・月変化などの両面で。
月締めの負荷集中でダウンなんてのは目も当てられませんから。
わか
常連さん
会議室デビュー日: 2003/12/14
投稿数: 47
お住まい・勤務地: 広島市
投稿日時: 2006-07-18 21:19
見習い管理者さん、大変参考になります、ありがとうございます。

m.kuさん、現状のパフォーマンスですが、
どうお答えすればよいでしょうか。

営業日の午後(一番負荷が高い?)でも、ストレスなく(待ち時間1〜2秒?)で
ファイルを開くことができるレベルが現状です。

月締め時期においても、上記レベルを維持しています。

回答になっていますでしょうか?
甕星
ぬし
会議室デビュー日: 2003/03/07
投稿数: 1185
お住まい・勤務地: 湖の見える丘の上
投稿日時: 2006-07-18 22:16
引用:

わかさんの書き込み (2006-07-18 21:19) より:
営業日の午後(一番負荷が高い?)でも、ストレスなく(待ち時間1〜2秒?)で
ファイルを開くことができるレベルが現状です。

月締め時期においても、上記レベルを維持しています。

回答になっていますでしょうか?


なってないです。抽象的な言葉で説明されても、システムを見積もることは出来ません。絶対的な基準に基づいて話をしないと、貴方以外の人には伝わらないでしょう。

上記レベルを維持するためには、何MB/sのピークトラフィックに対応したら良いのですか?トラブル時のダウンタイムは何処まで許されるのですか?それが分からなければ、250GBのIDE HDD4台で構成するだけで済むのか、FCのRAID6が必要なのか、あるいはもっと高速なシステムが必要なのか判断できないでしょう。
わか
常連さん
会議室デビュー日: 2003/12/14
投稿数: 47
お住まい・勤務地: 広島市
投稿日時: 2006-07-18 23:41
甕星さん、なるほどご指摘のとおりですね

現状のパフォーマンスが何MB/sで実現できているのか、
CPUでの処理時間その他を考慮した場合に、どのような数値になるか、再考の余地がありそうです。

仮に
・取り扱うファイルの平均サイズは1MB
・該当ファイルを3秒で開く(内訳:ファイルサーバでの読み出し処理1秒、NWでのファイル転送1秒、ローカルPCでのCPUその他処理1秒)
・ピーク時に同時にファイルを扱うのは15名(600名のうちの2.5%)

と考えた場合、ピーク時のネットワークトラフィックは
1000Mb/sの帯域を利用しているとして

8MB/s × 15 = 120MB/s

になると思います。
オーバヘッドなどを考慮すると、既にこの時点でネットワークがボトルネックになってしまいますね。
# 考え方に誤りがありましたら、ご指摘願います。

考えを一歩進め、この状態からNICの多重化技術などにより、ボトルネックを解消できたとして
ダウンタイムは3時間までしか許容されないとします。

この要件では
・ファイルサーバはコールドスタンバイ機の準備が必須
・SCSI接続のディスクを使用(IDEではディスクの転送速度が足りない)

というソリューションになるのでしょうか。

また、テラバイト級サーバのバックアップについて、
設計・運用事例があるという方、是非お教え願いませんでしょうか。

[ メッセージ編集済み 編集者: わか 編集日時 2006-07-18 23:50 ]

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