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DHCPリースで通信断を起こすADSLモデム
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投稿日時: 2003-09-10 23:02
(1) 回線卸の某社がユーザにレンタルしている某社製造の8Mbps ADSLモデムは次のようなエラーを起こします。 「ADSLモデムの電源入り後のパソコン側へのDHCPアドレスのリースの1回目の更新のとき、2秒間程度の通信断を起こす。」
(2) 接続例:ADSLモデム ----> イーサー有線ケーブル ----> パソコンLANカード ----> パソコンWindows XP ----> パソコン アプリケーション (3) 通信断のエラーで影響を受けるアプリケーション:“株価自動更新”など常時通信を行なっているアプリケーション。 (4) DHCPリース情報を見る方法:ADSLモデムとパソコンのLAN通信が確立しているとき、 [画面右下の、ローカル エリア接続のアイコンを左クリック] [ローカル エリア接続 ウインドウ] [サポート タブ] [詳細 ボタン] [ネットワーク接続の詳細 ウインドウ] で、DHCPリースのリース取得日、同リースの有効期限の情報を見ることができます。 ADSLモデムの内部設定でリース時間=60分の場合、リース取得日とリースの有効期限は30分ごとに更新され、同設定でリース時間=10分の場合、リース取得日とリースの有効期限は5分ごとに更新されます。 (5) 通信断の確認方法 [a] ADSL内部設定でDHCPリース期間を10分にします。これは、現象を早く出すためです。 [b] パソコンは立ち上げたままとします。ADSLモデムの電源を切り、再び入れます。 [c] パソコンとADSLモデムのLAN通信が確立した後、(4)の手順で [ネットワーク接続の詳細 ウインドウ] を表示します。このウインドウを表示したままにします。5分後のリース更新時に、このウインドウが自動的にDHCP切断の表示となり、2秒後再び自動的にリースされた表示になれば、通信断が発生しています。10分後、15分後、のときエラーがないので、マウスを使い手動でウインドウを更新します。 [d] リース期間を10分とするとき、リース取得日、リースの有効期限は次のように更新されて行きます。 ------------------接続時 ------ 1回目の更新 -- 2回目の更新 -- 3回目の更新 リース取得日------10:00:00 ---> 10:05:02 ---> 10:10:02 ---> 10:15:02 ---> リースの有効期限--10:10:00 ---> 10:15:02 ---> 10:20:02 ---> 10:25:02 ---> 1回目の更新のとき本来は 10:05:00 となるべきものが、10:05:02 と2秒ずれるのは、リースの切れと再リースが行なわれるからです。このとき通信断が起きています。 (6) このエラーに対する対応 [a] エラー個所が分かっているので、エラーを許容す寛大な人になる (?)。 [b] ADSLモデム内部設定で、リース期間を1440分(=24時間)にする。リースの更新は12時間ごとになる。通常パソコンを連続12時間使用しないので、エラーに出会わない。 [c] ADSLモデム内部設定で、DHCPを止め、固定アドレスにする。 [d] その他。 |
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