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日本のPC史、一太郎の起源

投稿者投稿内容
小林章彦
@ITエディタ
会議室デビュー日: 2002/01/01
投稿数: 26
投稿日時: 2002-05-31 19:08
System Insiderの小林です。

引用:

ed17さんの書き込み (2002-05-31 15:44) より:
 PC-100にバンドルされたのはJS-WORDですね。独自の(何しろWindowsはまだ無かった)
GUIに基づくワープロで、当時の128kBのメモリと360kBのFD、7MHzの8086でよくやった
ものです。時期はPC-9801Fと同じ1983年のはずです。
 その後、PC-9801にも移植されてVer.2となりASCIIから発売されました。仮名漢字変換
は初代がKTIS,ASCII版がKTIS2で、しばらくASCIIはこの仮名漢字変換FEPを標準にして
いました(その後VJEに転向)。
 で、翌1984年にIBMがJXを出した時、とてもGUI仕様では移植不可能と思ったのか、
テキストベースの操作仕様に改められ、仮名漢字変換が複文節に改善されてできた
のが(ATOK3)、jx-WORDです。jxはもちろんIBM-JXから取っているのでしょう。
 PC-9801に移植されたのは1985年で、このとき「jx-WORD太郎」という名前になり
ました。予断ながら、ATOK3は太郎とは分離不可能で、他のアプリにAPIが公開されて
いませんでした。



フォローありがとうございます。
ということで、JS-WORDとjX-WORDはかなり違うワープロソフトになっております。
確か、ジャストシステムとしてもjX-WORDが一太郎の元祖という言い方をしていた
と思います。
t2
常連さん
会議室デビュー日: 2002/02/11
投稿数: 36
お住まい・勤務地: 茨木-藤沢
投稿日時: 2002-05-31 19:21
へ、そうなんですか?
ま、どうでもいいと言へば、そうなんですけど

でも、未だにMS-IMEが使えない身としては、
KTISを持ったJS-WORDの方が、あるいは
同じ98であったり、JUSTSYSTEMの生い立ちを
聞くにつけ、ルーツはJS-WORDと思ってしまいます
t2
ed17
ベテラン
会議室デビュー日: 2002/05/24
投稿数: 53
投稿日時: 2002-06-01 13:03
引用:

t2さんの書き込み (2002-05-31 19:21) より:
KTISを持ったJS-WORDの方が、あるいは
同じ98であったり、JUSTSYSTEMの生い立ちを
聞くにつけ、ルーツはJS-WORDと思ってしまいます



ジャストシステム発展の直接の要因は一太郎のヒットでしょうが、そのきっかけに
なったのは(つまり徳島県の一ソフトハウスが全国区になったのは)、JS-WORDの
開発にあったわけですから、「事業のルーツ」をJS-WORDにしてもおかしく無いとは
思います。ただ、浮川夫妻が「太郎」という名前に込めた思い入れからみて、公式
にはjx-WORD太郎からがルーツだということなんでしょうね。

ちなみに、当時GUI採用のワープロとして、ダイナウェアのダイナワード(?)とか
いうのもありましたね。マイナーなままで消えてしまいましたが、もしPC-9801が
IBM-PCのような交換可能なグラフィックスボードを採用していたら、こういう
ソフトの発展の可能性もあったのかなあ、などと思いました。一太郎もVer.1か2で
ハイレゾ対応版を出していましたが、後が続きませんでしたしね。

ところで、元麻布氏の記事で、
> 専用
> のグラフィックス・コントローラ(GDC:Graphic Display Controller)の標準搭
> 載といった工夫が施された。

というところで、「専用」は違いますね。些細な点への突っ込みですが、GDC
(μPD7220シリーズ)はPC98用に開発されたわけではないと思います。同時期に
発表されたN5200/05やN6300/55でも使われていますし、当時の電子デバイス事業
部門(PC-8001/8801はこちらで事業化)はコンピュータ事業部門がPC-9801を開発
しているとは知らされていなかったので、頼まれて専用デバイスを作るなどという
ようなことはありえなかったのです。また、PC-9801の開発期間(確か半年程度)で、
あれだけのデバイスを開発・量産化することは当時は不可能でした。
参考:http://www.aozora.gr.jp/cards/gopc.html
(私の記憶にも自信がないのですが 、一太郎とジャストシステムの件は一応これで
 確認できました)

H2
ぬし
会議室デビュー日: 2001/09/06
投稿数: 586
お住まい・勤務地: 港
投稿日時: 2002-06-01 16:59
引用:

t2さんの書き込み (2002-05-31 19:05) より:
翻訳だったら、duetを使われていたんじゃないですか?
(私もフルセット(紙の辞書付)を買いました)


duet、母は翻訳ソフトには頼ってませんでしたねぇ。辞書で英語の原稿を見ながら、一太郎で日本語を書き込んでました。

引用:

t2さんの書き込み (2002-05-31 19:05) より:
世代が違うのでしょうか?


多分違いますね。私は現役大学生ですから。まぁ、さすがに10代ではないですが(苦笑)。
Junbow
ぬし
会議室デビュー日: 2002/01/24
投稿数: 373
お住まい・勤務地: saga.jp
投稿日時: 2002-06-03 19:41
 「大地」の記憶と共に、うちの家を探したら、jx-word太郎がPC98用に
出たときの、月刊誌・Oh!PCがありました。

>PC-100は、触ったことありませんが、JS-WORDは本社で数分動かしました
>当時、マウス対応は、画期的な事だったのでしょうね(デバドラもないし)

 そういえば、そうですね。 まぁ、日本語対応CRT縦置き対応MS-DOSは
動いていましたし、後の Just Windowほどの窓システムはないにしても、
mouse.sys でハンドリングして、範囲指定程度はできたんじゃないでしょ
うか?
 そうそう、PC-100に付属のロードランナーも、マウスで穴掘りまで
操作できましたね(^^)
 

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