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アンナンバードの必要性。

投稿者投稿内容
komey
ベテラン
会議室デビュー日: 2003/11/27
投稿数: 76
投稿日時: 2005-06-28 13:17
unnumbered接続をしない場合、ネットワーク構成は下記のようになります。

コード:
      ISP           ISP・自N          自N  
+---------------+--------------+---------------+
| (A.A.A.A/24)  R (B.B.B.B/29) R  (C.C.C.C/24) |
+---------------+--------------+---------------+



unnumberedを使わない場合、ISP側ルータの自Network側I/FにIPアドレスを割り当てなければならず、アドレスの無駄です。
unnumbered接続をしてもしなくても繋がるのであれば、unnumbered接続に統一した方が管理しやすいので、複数固定IPアドレスはunnumbered接続だけを許可しているのだと思います。たぶん。

ちなみに、このunnumbered接続するかどうかの設定はISPの範疇ではなく、NTTの管轄になると思われます。そのため、個々のユーザごとに接続形態を変えるというのは現実的ではないのでしょう。


参考までに、unnumbered接続をした場合、ネットワーク構成は以下のようになります。
相互接続するルータの「対向ルータ側I/F」にはIPアドレスは払い出されません。

コード:
   ISP                     自N
+---------------+      +---------------+
| (A.A.A.A/24)  R------R  (B.B.B.B/29) |
+---------------+      +---------------+



NTTのフレッツの複数固定IPアドレス契約では、ISPからネットワークアドレス(この例ではB.B.B.B/29)が払い出されます。
この場合、自Network側ルータの「自Network向けI/F」のIPアドレスをB.B.B.B/29の範囲から払い出し、これを、自Network側マシンのデフォルトGWとします。
図で示すと、以下のような感じです。

コード:
        +-----+          +----+
        |     |          |    |------Server1(B.B.B.1)
        |     |          |    |------Server2(B.B.B.2)
-----(N/A) R (B.B.B.6)---| SW |------Server3(B.B.B.3)
        |     |          |    |------Server4(B.B.B.4)
        |     |          |    |------Server5(B.B.B.5)
        +-----+          +----+



上記では、ISP側I/FのIPアドレスをN/Aと描きましたが、大抵のルータでは、ネットワークアドレス(B.B.B.0/29)が表示されるようです。

自Network側ルータにおけるルーティングでは、デフォルトルートのNextHopとしては、
ISP側ルータの「自Network側IPアドレス」ではなく、自Network側ルータの「ISP側ルータ側I/F」を指定します。
※たぶん、自動で設定されると思いますが。
当然、ISP側ルータには「B.B.B.B/29宛のパケットであればこのI/Fにパケットを流す」というルーティングが動的に投入されることになります。


契約されているISPなり、購入したブロードバンドルータなりに参考になる図があるとは思いますが、一例があったので載せておきます。
http://www3.melcoinc.co.jp/download/manual/bro150/manual/router/common/chapter129.html

以上で回答になったでしょうか。
しーぷら
会議室デビュー日: 2005/06/28
投稿数: 10
投稿日時: 2005-07-04 15:51
そーそー様
aero様
komey様
レスありがとうございました。
いっまさらながら、勉強不足を痛感しております。
これから、どんどん新しい技術もでるというのに、
たたらばかり踏んでいる状態。
いかんっすね。

本当に、皆様、ご丁寧なレスありがとうございました。

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