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最近気になる動作温度について。

投稿者投稿内容
あり
会議室デビュー日: 2002/06/24
投稿数: 8
投稿日時: 2002-07-09 17:27
こんにちは、皆様のお知恵を拝借させてください。

当方セレロン1.3GHZを使用しておりますが、この動作温度について質問させて頂きます。仕様上は71度で限界との事ですが、最適なパフォーマンスが得られる適切な温度とはどれくらいなものでしょうか? 現在57度前後で動作しておりますが、私的には高温のような気がしており、季節も季節ですので熱対策の必要性を感じています。その前のPenV800の頃は40度前後でしたので、熱の影響で本来のパフォーマンスが得られていない気がしています。
何箇所かのFAQとかで質問したのですが、アスロン・ユーザーは熱に対して敏感ですが、INTELユーザーには気にしない方が多いように感じてしまう回答ばかりでしたので、日頃から拝見している限り一番レベルの高い会話がされているこのHPにて質問させて頂きました。

何卒宜しくお願いします。
井上孝司
ぬし
会議室デビュー日: 2001/09/08
投稿数: 668
お住まい・勤務地: 東京都
投稿日時: 2002-07-09 19:55
井上です。
確か、Intel の CPU って、温度が上がると自分で動作クロックを落として、過熱を防ぐメカが組み込まれていたように記憶しています。AMD にはそういうメカがないので、拙宅の Athlon/1GHz は 60 度近い温度で全開稼動中です
(正直な話、真夏の日中は、エアコンなしでは怖くて動かせません)

ひょっとして、最近流行りのキューブ型ベアボーンをお使いですか ?
_________________
www.kojii.net
Nabeya
会議室デビュー日: 2001/07/28
投稿数: 18
お住まい・勤務地: 東京都
投稿日時: 2002-07-10 03:56
 Nabeyaです、こんばんは。

引用:

ありさんの書き込み (2002-07-09 17:27) より:
当方セレロン1.3GHZを使用しておりますが、この動作温度について質問させて頂きます。仕様上は71度で限界との事ですが、最適なパフォーマンスが得られる適切な温度とはどれくらいなものでしょうか? 現在57度前後で動作しておりますが、私的には高温のような気がしており、季節も季節ですので熱対策の必要性を感じています。その前のPenV800の頃は40度前後でしたので、熱の影響で本来のパフォーマンスが得られていない気がしています。


 まず、発熱により性能が下がることは、Pen IIIやCeleronについては、ないのではないかと思います。以下、Pen IIIとCeleronに限定して話します。

 Pentium IIIやCeleronは、温度測定用の半導体素子(ダイオード)が、CPUのコア(半導体のダイ)に内蔵されており、マザーボード側で温度を測定できるようになっています。しかし、たとえ温度が急上昇しても、CPU自身はどうしようもありません。マザーボード側が温度上昇を検知して対処するしかないのです。したがって、温度上昇時にどうなるかは、マザーボードの設計次第です。

 もしかしたら、CPUの温度が上昇すると、CPUに入力されているクロックの周波数を下げたりする「かしこい」マザーボードもあるかもしれません。しかし一般的には、CPUの破壊(焼損)を防ぐべく、すぐにハングアップさせてしまうマザーボードほうが多いものと思われます。

 さて、ありさんの場合、上限の71度より10度以上も低い57度で動作しているわけで、これによりクロックが強制的に下げられるといった対処がなされているとは考えにくいです。動作保証の範囲内なのですから。たとえ70度で稼働していても、それは動作保証の範囲内なので、それによって性能が下がるのは商品として問題ありと私は考えます。

 57度というのは、ちょいと高い気もしますが、これは測定方法によって結構変わるようです。どのような環境で測定された温度ですか? マザーボードによっては、誤差が大きいとも聞きます。それとCPUクーラーは何を使ってますか?

 ちなみに私の環境では、定常状態でだいたい38〜43度ぐらいです。環境は以下のとおり:

CPU: Pentium 4-1.7GHz(Willametteコア)
マザーボード: Intel D850MV
測定ユーティリティ: Intel Active Monitor 1.17
CPUクーラー: Intel純正+サンハヤトのシリコングリス
ケース: フルタワー(8cm角ファン×1つ)

引用:

ありさんの書き込み (2002-07-09 17:27) より:
何箇所かのFAQとかで質問したのですが、アスロン・ユーザーは熱に対して敏感ですが、INTELユーザーには気にしない方が多いように感じてしまう回答ばかりでしたので、日頃から拝見している限り一番レベルの高い会話がされているこのHPにて質問させて頂きました。


 Athlonのユーザーが熱に敏感なのは、よく焼損したからです(もともと発熱量が大きいということもありそう)。Thunderbirdコア以前のAthlonシリーズには、温度測定用の半導体素子がCPUコアに内蔵されておらず、マザーボードがCPUの温度を高精度で知ることができなかったのです。そのため、たとえばCPUクーラーのファンが故障してCPUの温度が急上昇しても、マザーボード側がそれを正しく検知できず、CPUを止められずに焼損させてしまう、という事故が生じやすかったです。

# よく「焼き鳥」と呼んだものです。本物の雷鳥は焼くとおいしいのかな?

 Athlon対応マザーボードのなかには、CPUソケットの直下に温度センサを設けているものもありました。しかし、これはCPUに正しく密着させないと正しい温度を測定できません。

 一方、Intel製プロセッサの場合、Pentium IIの時代(Pentium Proはどうだったか……?)から温度測定用素子が内蔵されていたため、焼損の憂き目にあうユーザーは少なかったのでしょう(Pentium IIより前のCPUなら、Proを除けば、発熱量はたかがしれてましたし)。ただ、「Windowsはすぐハングアップして困る」なんて言っているIntel CPU利用ユーザーの中には、温度上昇→マザーボードの安全装置が作動→CPU停止、なんてことになっている場合もあるかもしれません。

 ちなみにPentium 4は、マザーボードに依存せず、単独で温度をチェックしてクロックを下げることができるそうです↓

http://www.atmarkit.co.jp/fpc/motoazabu/023_2001-07-20/thermal_error.html
Junbow
ぬし
会議室デビュー日: 2002/01/24
投稿数: 373
お住まい・勤務地: saga.jp
投稿日時: 2002-07-10 10:08
 こんにちは、Junbow@AMD大好きです。
 会社で、いま使っているマシンがAthlonMPマシンなんですが、
TyanのSystemMonitorによると、Athlon MP 1800+ の温度は
CPU1 Temp 54 C
CPU2 Temp 59 C
と、なっています。2つのCPUの間で5度ほど違いますが、
2側が ビデオカードや HDDファンの排気が近いからかな?と
思っています。特に、異常な動作は見られません。
 気分的には、40度台で推移してくれたほうが、気持ちが
いいんですけどね・・。

takubon
常連さん
会議室デビュー日: 2001/11/05
投稿数: 38
投稿日時: 2002-07-10 10:55
こんにちは。

引用:

Nabeyaさんの書き込み (2002-07-10 03:56) より:

 Pentium IIIやCeleronは、温度測定用の半導体素子(ダイオード)が、CPUのコア(半導体のダイ)に内蔵されており、マザーボード側で温度を測定できるようになっています。しかし、たとえ温度が急上昇しても、CPU自身はどうしようもありません。マザーボード側が温度上昇を検知して対処するしかないのです。したがって、温度上昇時にどうなるかは、マザーボードの設計次第です。




 これは間違いです。P6アーキテクチャのCPUでは、内蔵の
サーマルダイオードが設定温度(何度かわかりませんでした)
を越えたことを検知すると、CPUが単体で動作停止します。
マザーボード側の対策は必要有りません。

 Pentium4系では仰有る通りもっと進んで、CPU単体で動作
クロックを低下させて熱暴走しないようになっています。

 Tom's Hardware Guideで、動作中にCPUからヒートシンク
&ファンを取り外すとどうなるかという荒技のチェックを
行っていました。結果は、P6系だと動作停止。Pen4だとク
ロックを低下させてそのまま動作(すげぇ〜)。Athlonは焼
き鳥でした。

 AthlonはPalominoコアからThermal Diodeが内蔵されるよ
うになりましたが、これでやっとIntelのPentium並になった
(熱対策の面で)という所でしょうか。

引用:

ありさんの書き込み (2002-07-09 17:27) より:

当方セレロン1.3GHZを使用しておりますが、この動作温度について質問させて頂きます。仕様上は71度で限界との事ですが、最適なパフォーマンスが得られる適切な温度とはどれくらいなものでしょうか? 現在57度前後で動作しておりますが、私的には高温のような気がしており、季節も季節ですので熱対策の必要性を感じています。その前のPenV800の頃は40度前後でしたので、熱の影響で本来のパフォーマンスが得られていない気がしています。




 57度というのはCPUコアの温度でしょうか?Celeron1.3GHz
にはIHSが付いている(&消費電力もあがっている)為に、
PenV800MHzよりもコアの温度は高くなると思います。また、
71度というのはTcase(IHS表面)の温度なので、コアの温度は
もっと高くても大丈夫だと思います。(コアが57度と言う事
は、Tcaseの温度はもっと低いと思います。)IHSがCPUコアと
ヒートシンクの間に入ったため、冷やすのが難しくなってい
ます。

 Celeron1.3GHzでは、温度が高すぎてパフォーマンスが出
ないと言うことはありませんので、ご安心を。もしそうなれ
ば、正常に動作しなくなります。
あり
会議室デビュー日: 2002/06/24
投稿数: 8
投稿日時: 2002-07-10 13:06
皆様ご回答ありがとうございました。
自分の勉強不足、無知さ加減を恥じております・・・

先日起動中に、BIOSのPOSTの段階でハードウェアエラーとなり、エラーの出所がどうやらCPU温度などを表示している部分でしたので、ケースファンの装着、CPUクーラーを交換してみて様子を見たいと思います。

ありがとうございました。
Nabeya
会議室デビュー日: 2001/07/28
投稿数: 18
お住まい・勤務地: 東京都
投稿日時: 2002-07-10 15:49
 Nabeyaです。

引用:

 これは間違いです。P6アーキテクチャのCPUでは、内蔵の
サーマルダイオードが設定温度(何度かわかりませんでした)
を越えたことを検知すると、CPUが単体で動作停止します。
マザーボード側の対策は必要有りません。


 すいません、間違えたようです。もう一度確認しておきます。

# P6アーキテクチャすべてだったかなぁ。Pentium III Xeonなどサーバ向け
# だけだったように記憶していたんですが(自信なし)。
takubon
常連さん
会議室デビュー日: 2001/11/05
投稿数: 38
投稿日時: 2002-07-10 16:52
引用:

Nabeyaさんの書き込み (2002-07-10 15:49) より:
 Nabeyaです。

# P6アーキテクチャすべてだったかなぁ。Pentium III Xeonなどサーバ向け
# だけだったように記憶していたんですが(自信なし)。




 全てです。intelのP6 Family of Processors Hardware
Developer's ManualのTHERMTRIP#(O)ピンの所に下記のよ
うに書かれています。

 The processor protects itself from catastrophic
overheating by use of an internal thermal sensor.
This sensor is set well above the normal operating
temperature to ensure that there are no false trips.
The processor will stop all execution when the
junction temperature exceeds the sensor setting.
This is signaled to the system by the THERMTRIP#
(Thermal Trip) pin.

スキルアップ/キャリアアップ(JOB@IT)