- - PR -
初期Pentiumの浮動小数点演算ユニットのバグの件
1|2|3|4
次のページへ»
投稿者 | 投稿内容 | ||||
---|---|---|---|---|---|
|
投稿日時: 2002-08-31 08:33
第8回 プロセッサの歴史(2)の中で、初期Pentiumの浮動小数点演算ユニットにバグがあって特定の除算が正確に出来なかった件を触れていませんが、その原因を含めて取り上げた方がCPU内部構造の理解にもつながるのでよろしいのではと思いますが、いかがでしょうか?
| ||||
|
投稿日時: 2002-08-31 21:07
わかりにくい表現になるかもしれませんが。。。
この世界のスピードは速いです。 現状問題になっている事はともかく、過去のそれらの苦い経験は生かされていると 信じるまたは思い込んだ方がいいと思います。 「ブラックボックス」 にした方がいい事もあると思います。 どの世界でも、知らないですめば知らない方がいい事の方が多いと思います。 曖昧な表現になりましたが、意味を理解してくれる事を望みます。 | ||||
|
投稿日時: 2002-08-31 22:41
その当時のPentiumの欠陥をいまさらINTELに問いつめようとか、問題を蒸し返そうという気持ちは全くありません。
その後、紆余曲折はあったものの全面回収に踏み切ったINTELの行動は今でも高く評価しています。 ネガティブなイメージは少なくとも私の中にはもうありません。 それどころか、かなりの信頼感を持ってさえいます。 今使っているメインのPCもCPUはPentium4でチップセットはi845です。 安定していてとても満足しています。 そうではなくて、私が言いたいことは、このPentiumにはi486と全く異なる手法で除算を高速化しているという事をこの欠陥の事例から学べるのではないかということです。 除算は計算の丸め誤差とか桁落ちとかの扱いをどうするのか、つまり有効桁数はどうなのかといった面倒な処理を伴う計算です。i486以前のCPUは、その過程を全て他の四則演算と同じ扱いをしています。 ところがPentiumでは浮動小数点数の除算を表引きで求めて高速化しています。 この欠陥はその表の一部が間違っていたということです。 それで、こういう高速化手法を使っているということを広く知らしめる結果になりました。 | ||||
|
投稿日時: 2002-08-31 23:41
英語のページもありますが、ある程度(知的資産に入るのかも?)の技術情報はインテルのHPに載っています。
また、メールアドレスを登録すれば、インテルからのセールスから技術までのニュースも受信出来ます。 日本語の情報は遅れています。当然ですが。。。 なので、英語が読めるなら日本語と英語のページを読むのがいいでしょう。 ただ、CPUなどの周波数に惑わされたりセールスと技術の切り分けなどが重要と思います。インテルより、周波数は低いですが実際の実行速度が速い物が一部、「AMD」などからも出ています。 また、PowerPC、アルファチップ、Sprac(スペル合ってますかね?Sunが使ってます) などなど、CISCとRISCを比較する場合の方法論や特徴なども把握して判断すべきと思います。 今までもしくは、今後も?「OS」はWindows系列がクライアントではメインでした。サーバーでもし、.NETが成功したらこのまま進むかもしれません。 もし、マイクロソフトの戦略が成功していなくてWindowsがそれほど普及していなかったら?インテルは何を選んだでしょう?最近は業界全体が不況であまり関係無くなりましたが、昔は「ウインテル(ウインドウズとインテルを掛け合わせて)」という悪口を言われた時代もありました。 ほんのわずかですが、特定用途向けには、今でも、「IBMのAS400シリーズ」が出荷されたり、「IBMのPC-DOS」のパッケージが店頭に並んでる状態です。さらに、日本独自に「TRON」の一部を利用しようと言う動きもあります。 風評も多いのでニュースは話半分がいいかもしれません。ニュースはセールス的要素の方が私は今は多いと思っています。技術要素よりも。。。 「Apple」の「Mac」がCPUにインテルを使うなどと流した大手のニュースもあります。ごく最近ですが。 「Mac」はmachカーネルのBSD系列のUNIXに独自グラフィックインターフェースを選びました。この時点で「インテルのCPU?」と疑問に思う事。 「Mac」の開発ツールはマイクロソフトと比較すれば古いですが、安い、心臓部に使ったオリジナルカーネルがフリーなのでわかりやすいです。また、開発ツールもアップルのアメリカのサイトに英語で出ているところに、ローマ字で登録すればベータ版のOSと発売前の開発ツールが「500ドル以下」で手に入ります。送料もものすごく安かったはず? 無料だったかも?私は持っていますが。。。X-Windowも動きますよ。Emacsも使えます。 BSDなのでSystemV系列より制限は大きいですが。。。 日本語変換のフロントエンドまでアメリカで設計開発商品化してるようです。アメリカからの国際便で届いたベータOSに「ことえり(IMEみたいな物です)」のベータが入ってましたし、セットアップ時に日本語を選べるようになってました。 ブレードタイプのサーバーなどMacの新しい戦略の商品は人気があるようです。評価が高いのを良く見かけます。 一番今、わかりにくいのは、ハードでは、Sunでしょう。これだけの金額を出して何に使えるんだろう?汎用性は?とかいろいろありますし、頻繁にころころ変わるので難しいです。Sunは「JavaONE」で考えた方が当分はいいのでは?「SunONE」は疑問です。 最後に、UNIX系列のメーカーはLinuxへの対応が進んでいるようです。 SunもHPもIBMもLinuxを採用すると言う話を聞いています。 ソラリスやHP-UXやAIXはどうなるのでしょうね? 長くなりましたが適当に読み流してください。 | ||||
|
投稿日時: 2002-09-01 11:07
かえるさんは、どうも僕の言っている趣旨を理解されていないと思います。
僕はプロセッサの歴史を語る上では、この話題を避けることはもったいないと言っているだけです。 その後、この高速化手法が一般化されたのかは、わかりませんが、少なくともPentiumの高速化手法の一つとして歴史に残すべき事項だと考えています。 >「ブラックボックス」にした方がいい事もあると思います。 それではSystem Insiderでは無くなってしまいます。 個別の機能の改良の歴史、それを理解することが現状の複雑化したシステムへの理解を深めるのでしょう。そこにこの連載の意義があると思います。 | ||||
|
投稿日時: 2002-09-01 11:23
かえるさん、これらのどこが、初期Pentiumの改良点に関係する事なのでしょうか? | ||||
|
投稿日時: 2002-09-01 12:14
すいませんでした。
magicalさん。 これは、技術的にも重要だと確かに思います。 ただ、重要性と言う意味においては技術よりも当時のインテルとマイクロソフトの姿勢の方だと思います。 現在においてこの姿勢が堅持されているかどうか? 技術面では当時の頃は確かインテルが書籍として仕様書を販売してたと思います。 これらをどこからか入手するのが一番早いかと思います。 当時のインテルの姿勢が現在も堅持されているなら、インテルのホームページの過去ログのどこかに情報があるはずでしょう。 当時はまだ、オープンアーキテクチャと言う言葉がある程度通っていた時代だと認識しています。すでにOEMが当たり前になりつつある前後だったかもしれません。 アウトソーシングもです。 現在は、オープンアーキテクチャは名ばかりになっているのでは無いでしょうか? メーカーの製品はほとんど全てがブラックボックスです。 インテルもある時期からCPUやコントローラチップの詳細な仕様書や構成などはオープンに公開しなくなっていると思います。 セールス、宣伝、競争、不景気からしかたが無いですが。。。 ITバブルと騒がれた時点でも非公開だったのでは?ハードベンダーに対して以外は? 現在出荷されている物は全部バグが無いのでしょうか?Linuxなどで見るとLinuxのバグか?インテルのバグか?わかりませんが、インテルが持っているという機能が無いとLinuxは判断する場合があります。 当時の技術情報は上記の書籍かインテルから得るといいでしょう。 もしくは、当時の雑誌かマスコミ関係でもいいかもしれませんね。 速度が高速化したとしても動作すると言っている物が動作しなければ意味が無いと思います。 最後に、オープンアーキテクチャと言う考え方は過去の遺物になっていないでしょうか? 人それぞれ欲しいもの使い道は違うと思いますが、どんなに頑張っても金額に関係なく料金を支払っても「必要」または「欲しい」物が存在するのに手に入らず、また、メーカーから販売拒否をされ、仕方が無いので売ってくれる物を買うしかないという現実が当時のペンティアムのバグに対する姿勢はすでに存在しない事をあらわにしているのではないでしょうか?。そう思ってます。 これが1番重要ではないでしょうか?初代ペンティアムの一部のバグに関して技術的には解消されたかもしれませんがこの事を語るには現在のハードベンダー、ソフトベンダー、流通、テクニカルサポート、カスタマーサポート、などなど、生かされるどころか正反対に握りつぶそうとしているようにしか思えません。 100種類したいことがあってその機能を持ったコンピュータがあっても、販売拒否され他の100種類以上の事が出来るコンピュータを買って100種類のしたいことのうち2,3種類だけをやっている。 それで、当時のペンティアムのバグの問題を現時点で取り上げて調べても無意味と判断したんです。 現在はオープンアーキテクチャはソフトだけだと思います。ハードはクローズドアーキテクチャにメーカーは突っ走っていると思います。 それで前記のような内容の書き込みをしました。 | ||||
|
投稿日時: 2002-09-01 23:42
>人それぞれ欲しいもの使い道は違うと思いますが、
>どんなに頑張っても金額に関係なく料金を支払っても >「必要」または「欲しい」物が存在するのに手に入らず、 >また、メーカーから販売拒否をされ、仕方が無いので売っ >てくれる物を買うしかないという現実が当時のペンティアム >のバグに対する姿勢はすでに存在しない事をあらわにしてい >るのではないでしょうか?。そう思ってます。 かえるさんさん自身はそういう経験があるのかも知れませんが 私自身はメーカーから販売拒否をされるような経験はありません。 #そりゃF-15の飛行制御ソフトが欲しいとか三菱重工に言っても #売ってくれないでしょうが... ご自分の思い込みだけではなく、客観的な例を出して説明していただけ ないでしょうか。 ハードウエアについては、クローズトソースなのは当たり前な話です。 どこで、ハードウエアがオープンソースになったのでしょうか? チップが内部でどういう動作をしているかということはチップメーカ については重要機密事項なので普通はクローズドソースです。 公開したらセカンドソースを作られてしまいますし。 また、製品レベルの不具合の話とチップレベルの不具合の話では 次元が違いますし、チップレベルの不具合についてはインテルも 積極的に不具合を公開しています。(公開しなければ、チップの信頼性 が低下し製品に使ってもらえなくなるでしょう) magicalさんが言っているのは”このバグが判ったことによって こういった内部の動きをしていることが判った。こうした内部の動き をインテルが使っているのはエポックメイキングだよね。”ということ だと思います。 それに対して、かえるさんが言っているのは ”OSが動いて、ソフトが実行できなければ意味がないんだ。” どうもかえるさんがmagicalさんの発言をまったく理解されていない としか思えないんですが.... |
1|2|3|4
次のページへ»