- - PR -
IBMのメモリ拡張技術「MXT」
投稿者 | 投稿内容 | ||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
投稿日時: 2002-02-12 23:56
こんばんは、PC Insiderガイドの島田です。
ニュースリリース一覧(2/11)にも掲載しましたが、IBMが興味深いメモリ拡張技術を発表しています。ドキュメントはIBMのサイトにありますが、結構長いので、私はまだ全部目を通していません 。 ちょっと読んだ限りでは、メインメモリにデータを格納する際にハードウェアで圧縮することで、メインメモリの物理容量はそのままで実質的な容量を増やせる技術のようです。プロセッサとメインメモリの間には、データ圧縮/解凍回路のほか、大容量かつ低レイテンシのキャッシュ・メモリを組み込むことで圧縮/解凍による速度低下を抑えるようです。 MXTがどれくらい有効なのかは、この技術が実装されるeServer xSeries 330というIAサーバの性能で判明するでしょう。サーバ管理者や購入担当者は要注目の技術かもしれません。 _________________ 島田 広道 / SHIMADA, Hiromichi (株)デジタルアドバンテージ | ||||||||||||
|
投稿日時: 2002-02-13 23:30
こんばんは、ガイドの島田です。
昨日紹介したMXT(Memory Expansion Technology)ですが、日本IBMもMXT採用サーバ「eServer xSeries 330 8675-4MX」を発表しました。 このサーバに実装されているMXT対応チップセットは、IAサーバ向けチップセットの開発で知られるServerWorks(Broadcomの一部門)製で、xSeries 330のカタログでは「ServerWorks ServerSet III HE(CNB 3.0HE)」という名称になっています。これはServerWorksのニュースリリースによれば、 ・Pentium III-S対応 ・外部3次キャッシュとして4-Way/200MHz駆動/32MbytesのDDR SDRAMを装備 ・メインメモリは2-Way/PC133 SDR SDRAM(最大2.1Gbytes/s) といった特徴があります。 MXTの目的は、性能を維持しつつ物理的に実装するメモリ・チップ数を減らしてコストや消費電力、発熱量を抑え、より高密度のサーバの実装を可能とすることにあるようです。 _________________ 島田 広道 / SHIMADA, Hiromichi (株)デジタルアドバンテージ | ||||||||||||
|
投稿日時: 2002-02-18 20:48
こんにちは
これって、Macにあった、RAM Doublerを、ハードでやるようなもんですよね・・。 きっと速いんでしょうね。シリコンの省資源に役立ちそうです。(?) でも、将来、DIMM自身が同じ機能を持って、旧来のメモリとピン互換されたら、 もっとうれしいかもしれません。 DIMMゲタとか出たりして・・ | ||||||||||||
|
投稿日時: 2002-02-18 21:48
井上です。
懐かしいですね、RamDoubler。私も勤め人時代に、会社の Mac IIci で使っていたことがあります。 お馬鹿な素人考えなんですが、容量を増やすという使い方以外に、単位時間でやりとりするデータ量を増やすことで、見かけのメモリ・アクセス速度を引き上げる効果ってあるんでしょうか。もっとも、圧縮/解凍のオーバーヘッドに相殺されて、実質的な効果はないかもしれませんね。 _________________ www.kojii.net | ||||||||||||
|
投稿日時: 2002-02-19 00:18
こんばんは。 そういえば、RamDoubler は、もう売ってないのですか?
(なんか、自分が、古い人みたいです(笑)) なるほど〜。圧縮率とか設定できたら、理屈から行けばアリですよね。 メモリーのインターリーブとかうまく組み合わせられたら、技術的にも 可能なもんじゃないでしょうか? 次は、SRAMのメインメモリへの転用でしょうか?(もうあったりして・・) | ||||||||||||
|
投稿日時: 2002-02-21 03:43
こんばんは、ガイドの島田です。
まさしく、そういうイメージだと思います。ところで、PCでも、RAM Doublerと同様な製品があったような憶えがあります(RAM Doublerより後に登場したはずです)。余談ですが、この手のPC向けソフトウェア製品で、詐欺まがいのものがあったような記憶があるのですが、誰かご存じの方、いらっしゃいませんか?
Webサーバのベンチマークを見ると、256Mbytesでは4割以上の性能向上が実現されていますが、これはスワップが減ったのが影響しているように見えます。ただ、2Gbytesというおよそスワップが生じそうにない場合でも、わずかながら性能は向上しているので、メモリ・アクセス速度も高められているように思えます。 # うーん、実機で評価してみたい! ところで、もし、このアプローチが速度/コストの面で有効なら、ハードディスクに応用できないのかな、と考えたりもします。圧縮/解凍回路を追加するだけでハードディスク容量が倍増するなら魅力的です。ディスク容量はいくらあっても足りませんし。ただデータによって圧縮率が異なるので、見かけ上のディスク容量が変化してしまうため、ソフトウェアの対応がネックになりそうです。 # MXTも、OSの対応が必要らしいです。 _________________ 島田 広道 / SHIMADA, Hiromichi (株)デジタルアドバンテージ | ||||||||||||
|
投稿日時: 2002-02-21 17:04
島田さん、お疲れ様です。
http://oss.software.ibm.com/mxt/では、 Linux用のパッチ(MXT for Linux)なんてのも公開されてたりします。 これを使えばLinuxもMXT対応になるんでしょうが、今度はMXT対応ハードが……。 | ||||||||||||
|
投稿日時: 2002-02-22 00:09
こんばんは、ガイドの島田です。
_________________ 島田 広道 / SHIMADA, Hiromichi (株)デジタルアドバンテージ |