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公開鍵暗号についてのクイズ
投稿者 | 投稿内容 | ||||||||||||
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投稿日時: 2004-07-07 16:32
最近、こんなクイズを聞きました。
以下のシステムの問題点と、簡単な解決方法を考えてください。 *** ネットワークを利用した選挙システムを考えます。投票では 誰がどの候補に投票したかわからないように、各候補者の 名前を「公開鍵暗号」で暗号化してから送信するようにします。 もちろん公開鍵は投票者が容易に入手できるようにしておきます。 *** 怖いのはこのようなシステムの実装が、実際に あちらこちらで行われている可能性があることです。 候補者の名前を、4桁程度の暗証番号に置き換えると・・・ | ||||||||||||
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投稿日時: 2004-07-07 22:41
なるほど、これははまりやすそうな落とし穴ですね。
下手に公開鍵暗号の使い方だけ知っていると、 あぶなそうですねえ。 | ||||||||||||
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投稿日時: 2004-07-08 09:55
先生、分かりません!
公開鍵で暗号化したということは、秘密鍵を持っている選挙管理の人しか「誰が誰に投票したか」を見られないということですよね。 問題なしのようですが・・・・ | ||||||||||||
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投稿日時: 2004-07-08 10:23
それでは、ヒントです。
>公開鍵で暗号化したということは、秘密鍵を持っている >選挙管理の人しか「誰が誰に投票したか」を見られないという >ことですよね。 この方法では、「誰が」投票したのかわかるかどうかは、 システムの実装により変わりますが、少なくとも「誰に」 投票したかは、「秘密鍵を持っている選挙管理の人」以外でも 暗号データを参照できる人であれば"簡単に"わかってしまいます。 このとき秘密鍵は要りません。 ですから、候補者の名前を"短い"暗証番号に置き換えた場合も 同様にわかってしまうわけです。 公開鍵暗号のシステムを実装(コーディング)できる技術力が あっても、最低限度の安全なシステムを構築できるかどうかは、 また別という例ですね。 | ||||||||||||
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投稿日時: 2004-07-08 11:40
おはようございます。
先生!! 平文には候補者名しか記入しないのですか? それなら、システムで乱数なり時間なりを平文に含めては いかがでしょうか。 受信側では、そのシステムで付加した部分は確実に排除できる仕組みにして。 (余計な記述は無効票になってしまうかも) | ||||||||||||
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投稿日時: 2004-07-08 12:58
Unix の /etc/passwd を、ブルートフォース式でクラックするのと、 状況としては同じですね。暗号の技術は全く異なりますが。 英数字6文字くらいなら、簡単に破れてしまうのじゃないかしら。
私も同じ案です。
現実に選挙でやると、そのあたりが面倒かもしれないですねえ。 [ メッセージ編集済み 編集者: ぽんす 編集日時 2004-07-08 13:00 ] [ メッセージ編集済み 編集者: ぽんす 編集日時 2004-07-08 13:06 ] | ||||||||||||
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投稿日時: 2004-07-08 14:03
いまひとつ問題のポイントが私にはピンとこないので、的外れかもしれませんが...
まず、「候補者の名前」というようなものは明示された公開情報ですから、特に 暗号化の必要も全く無いわけですよね。 むしろセキュリティとして確保しないといけないのは、「誰が誰に」の「誰が」 の方(というか関連付け)のように思いますね。 ですから、手っ取り早い対策としては、候補者の名前というのではなく、投票者 の情報を暗号化するほうが良いのではないかと思いますが... | ||||||||||||
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投稿日時: 2004-07-08 16:16
> むしろセキュリティとして確保しないといけないのは、「誰が誰に」の「誰が」
> の方(というか関連付け)のように思いますね。 なるほど。「誰が」が隠せられれば問題回避できますね。 実際の開票集計も同じ理論かな・・・。 締め切る前に、パケット傍受で投票傾向がわかってしまうかも。 出口調査みたいな。 余談ですが、ネットワークでは選挙権を与えることや 当人が選挙行為をしていることを保証するほうが大変そうですね。 _________________ |