@IT情報マネジメント会議室は、2009年4月15日に新システムに移行しました。
新たに書き込みを行う場合には、新しい会議室をご利用ください。
- PR -

仕事と国語力

投稿者投稿内容
はゆる
ぬし
会議室デビュー日: 2004/02/16
投稿数: 1008
お住まい・勤務地: 首都圏をウロウロと
投稿日時: 2004-09-01 18:59
こんばんは、はゆる です。
たくさんのご投稿、ありがとうございました。
# まさか 1日でこんなにご意見いただけるとは…

今回スレッドを立てようと思ったきっかけは、初回ポストの
「書類 → プログラミング」
という流れとはむしろ逆で、
「どうしてうちのメンバーのプログラミングスキルが上がらないのか?」
から始まっています(かくいう私は、一応主任なんぞをしております)。
そんな折に、参照元記事を拝見し、
「国語力 → そういえば書類もイマイチかも… → プログラミングもここが癌なのかしら?」
と思った次第です。
この経緯を書かなかったのは、様々なお立場の方のご意見を聞いてみたかったからです。

参照元記事で今回取り上げられていたのは、主に 「理解力」 と 「論理的展開力」 です。
それらについては、少し前に読んだ 『 あなたの話はなぜ 「通じない」 のか 』 という書籍
でも取り上げられていて、そちらも大変興味深く読んでいたのですが、今回 「国語なんだよ」
という切り口で書かれているのを見て、妙に腑に落ちた感じがしました。
# そうか、上記書籍の著者は、小論文の指導をされていた方だったわ! ←ニブイ…

引き続き 「仕事と国語力」 についてご意見をいただければと思いますが、参照元記事のように、
何か取り組まれていることなどがありましたら合わせてお伺いしたく、お願いいたします。



※ 以下、駄文です

「理解力」 と 「論理的展開力」。
噛み砕いていえば、「いまあるものを捉える力」 と 「つながりをもって考える力」 なのかなぁ
と思っております。
当方の状況の例(プログラミングですが…)、

 ・ 仕様の理解が甘すぎる
 ・ 必要な技術などを自分で探し出せない
 ・ 該当処理の部分しか見ていない etc.

を鑑みますと、やはりそれらが足りないような気がしてなりません。
「動くんだからいいじゃん」 という姿勢が、個性によるものだと言ってしまえばそれまでなの
ですが。

当社は私を含め、ほとんどのメンバーが現場に出向して作業を行っております。
現場ユーザさまからの要求は年々厳しくなってきており、「有用ではない」 と判断されれば、
切られる他ありません。
また、一緒の現場でも作業が異なる場合も多く、直接指導できない状況でもあります。

そこには 「学校教育がなってないからでしょ」 では済まされない現実があります。
# 採用時に見抜けなかった、ということもあるのですが…
もちろん、会社の方針ですとか、私がナメられてるからじゃない?などもありますが(苦笑)、
このスレッドでは除外させていただきたく思います。

# 私の 「国語力」 の認識は 「国語科」 と 「能力」 なのですが、みなさんの認識に任せて
# いたのではダメだったのでしょうか?(同じでなくてもよいと思っていたのですが)
はにまる
ぬし
会議室デビュー日: 2003/12/19
投稿数: 969
お住まい・勤務地: 誤字脱字の国
投稿日時: 2004-09-01 19:16
引用:

はゆるさんの書き込み (2004-09-01 18:59) より:
# 私の 「国語力」 の認識は 「国語科」 と 「能力」 なのですが、みなさんの認識に任せて
# いたのではダメだったのでしょうか?(同じでなくてもよいと思っていたのですが)


まかせて良いと思います。
と言うのは、再度リンク先を読みましたが、
記事で取上げている授業の行為が「国語力」を鍛える事ではなく、
コミュニケーション能力(発信の方)を鍛える行為だと私は思ったからです。

「国語力」の定義を議論すると、あの記事を「国語力」と言う
色メガネでみる危険性があると思いますよ。

皆さんもお暇ならば「国語力」と言う色メガネを外して再度読んでみては、いかがでせう!
ぽんす
ぬし
会議室デビュー日: 2003/05/21
投稿数: 1023
投稿日時: 2004-09-01 21:42
引用:

あいつーさんの書き込み (2004-09-01 15:16) より:
そもそも「国語力」というものの定義が良くわからないので
(というか統一されていないような、漠然としているような)、
そこのところを明確にしてみて欲しいような気もします。


おっしゃる通りですね。
私が「国語能力」と書いたときにイメージしていたのは、いってみれば
三科(文法、修辞、論理)のようなことで、日本の学校教育における
「国語の授業」とは縁遠いものでした。
別の言い方をすると... 『理科系の作文技術』(著者:木下是雄 
ロゲルギストのメンバーの方です)で扱われている内容とかなり
かぶります。
明晰な文章、簡潔な文章、誤読されにくい文章を書く技術とか。
事実と意見とを峻別する訓練は積んでおくべきだと思うなあ...
るぱん
ぬし
会議室デビュー日: 2003/08/01
投稿数: 1370
投稿日時: 2004-09-02 09:22
るぱんです。

個人的な意見です。
アピールする能力が大切・・・と言う流れになっていますが、
今は「受け取る能力」が全体的に落ちてるのでは?と思いました。

確かに、アピールする能力は個人が努力すれば何とかなる物かも知れないですが・・・。
あいつー
ベテラン
会議室デビュー日: 2004/05/20
投稿数: 89
投稿日時: 2004-09-02 13:16
あいつーです。

先に自分の中での結論を言いますと、
「仕事と国語力は密接に関係する」です。

言葉ばかりにかかずらってはいけないとは思うのですが、
自分の中では国語力というのは総合能力である、という認識である故に
ここを明確にするのは表題と無関係ではないだろう、という意図からでした。
また、このスレッドをはじめてみたときに、
「皆普通につかってるけど、はて、国語力とはなんだろう?」と疑問に思い、
Netで色々検索をかけたり、このスレッドの皆さんの投稿を見ても、
いまいちピンとこなかったから、というのがあります。

自分の中での国語力というのは以下の二つの能力から成り立っているものだと思っています。
1.日本語の知識(漢字・語彙・慣用句・敬語など)
2.語学力(というのが適切かちょっと判断しかねますが)

正確に言うと、1は脳内データベースであり、能力とはいえないかもしれませんが、
キャパシティの大小などもその個人の特性であり、
鍛錬により向上が可能であることから能力の一種だと考えています。

また、2に関しては言語とは独立の能力であり、
1を活用する能力と言い換えることも出来ると思います。
2の内訳に関してはるぱんさんのかかれた内容とほぼ同一ですが、
個々の能力と手段の結びつきがちょっと異なりますね。
検証能力はものを書く際にも必要だと思いますし、
ものを読む際にも論理力は必要だと思います。
つまり、個々の能力は特定の動作のみに結びつくのではない、ということです。


国語力の定義に関しては上記のとおりなのですが、
翻って仕事で文章を書く際に必要となるスキルは、
「ビジネスライティング能力」であり、
これは先の2内の「表現力」の一種です。
この能力に関連する能力は「論理力」・「構成力」・「検証力」であり、
手紙や小説を書く際に必要となる「感受性」等はほぼ必要ないです。
ただし、相手の反応を「想像」する力は必要となりますね。

また、「プログラミング能力」に関して言えば、
これは「国語力」と同様、総合能力の一種だと考えています。
そしてそこに含まれている能力は国語力の構成要素(特に2)と重複する部分が多いです。

結局のところ、国語力やプログラミング能力、コミュニケーション能力という
総合能力は個々の要素能力(分析力・論理力)の集合であり、
総合能力間ではその重複する要素が多々ある、ということです。
ですから、その要素能力(例えば理解力)を向上させることによって、
その要素を含む複数の総合能力が向上するのは然りである、ということです。

仕事というのは各種の総合能力を使用して行う行為ですので、
国語力もまた、密接に関わっていると考えます。

まとめきれてないかもしれませんが、自分としての考えはこんなところですね。
なかなか散漫になってしまって、伝わりにくいかもしれませんが、
その時は突っ込んでください


[ メッセージ編集済み 編集者: あいつー 編集日時 2004-09-02 13:36 ]
るぱん
ぬし
会議室デビュー日: 2003/08/01
投稿数: 1370
投稿日時: 2004-09-02 13:30
るぱんです。
引用:

手紙や小説を書く際に必要となる「感受性」等はほぼ必要ないです。
ただし、相手の反応を「想像」する力は必要となりますね


これに関しては、敢えて挙げました。

表現しにくくて申し訳ないんですが、
表現の裏側に隠された事柄、かつ、事実を
直感的に感じ取る能力ですね。

文章から見えない「きな臭いポイントをかぎ分ける能力」って感じです。
「事実だけでは理解できないことがある。」と思ってます。
たとえば、常識になっていない理論を仮説的に(経験的に)持っていて、
体系的に落とし込めていない状態で発揮されるポイントです。

あいつーさんの定義からすると、上級編みたくなるのかな・・・?

今までが「あうんの呼吸」ですまされていた部分を、
より一般的に落とし込んで、
かつ、直感的に、無意識に気が付く事の出来る能力です。

これを「感受性」と表現したわけなんですが、
説明が無かったですね。

申し訳ないです。
あいつー
ベテラン
会議室デビュー日: 2004/05/20
投稿数: 89
投稿日時: 2004-09-02 13:52
あいつーです。

引用:

表現しにくくて申し訳ないんですが、
表現の裏側に隠された事柄、かつ、事実を
直感的に感じ取る能力ですね。

文章から見えない「きな臭いポイントをかぎ分ける能力」って感じです。
「事実だけでは理解できないことがある。」と思ってます。
たとえば、常識になっていない理論を仮説的に(経験的に)持っていて、
体系的に落とし込めていない状態で発揮されるポイントです。

あいつーさんの定義からすると、上級編みたくなるのかな・・・?

今までが「あうんの呼吸」ですまされていた部分を、
より一般的に落とし込んで、
かつ、直感的に、無意識に気が付く事の出来る能力です。

これを「感受性」と表現したわけなんですが、
説明が無かったですね。


えーと、どうやら言葉の定義が違ったようですね。
るぱんさんの仰る能力は自分の中では「検証能力」の一種であると捉えています。
通常であれば数段のステップを踏んで到達する部分へ
一足飛びで到達できてしまう、かなり高度なスキルだとは思いますが。
経験則や事実から答えを導き出す、というのはやっぱり検証能力なのでは。

感受性とは答えを導き出す、ということを目的としない能力だと思います。
美しいものを美しいと感じる。
でもそれが何を意味しているかというのは別問題だと思います。
Beatle
ぬし
会議室デビュー日: 2003/06/09
投稿数: 394
投稿日時: 2004-09-02 14:37
「国語力」とひとことで言っても漠然としてしまいますね。私見ですが、

 1.用語(漢字や慣用句等)を正しく使う力(基本的な力です。)
 2.事実文章(ドキュメンタリー)を書く、読む力
 3.文章をより誇張したり、表現を豊かにする表現力
ぐらいに大雑把に分けてみました。(もっと細かく分けられるかもしれませんが)

1.に関しては、まぁ基本的には学校で習う文法や漢字のお勉強や、書物読む等で
得られる知識レベルの力ですね。これについては、個人差があっても極端に劣らな
ければとりあえずは仕事でも影響は少ないでしょう。
(って、最近「字」を書かなくなったので簡単な漢字が書けなくなっていると痛感
 する私...)

3.については文学の領域で、書く方は技術的には倒置法やら、韻を踏む等、表現上
のテクニックで読む側の想像力を膨らませるような表現をするというような力です。
言い換えれば、ストレートに物事を伝えず隠蔽したり、その用語(単語)の本来の
意味(辞書的な意味)とは別の意味を持たせて表現したりすることで、もちろん、
全体の構成も、単純なものではなく組替えたり、複雑にすることによって読み手の
イメージを変えるというような事もします。
逆に読む側も、行間を読むとか、文章に書かれていないような心情や背景等を想像し
理解する力といったところでしょうか。

で、2.についてが仕事上で影響を及ぼす力でここには、
・文章を「すなお」な構成(「すなお」というのも曖昧ですが時系列とか論理とか
 何かの基準に従ってそのまま構成するようなイメージです。)
・情報に漏れが無い
・文章の意味が画一的(誰が読んでも同じ意味が伝わる)
というようなことですね。
仕事での文章といっても、言い訳を書かないといけないものや、相手を丸め込まなけれ
ばならないようなものもあるのですが、ここでは技術文書というようなニュアンスで
考えれば、この2.の力が最も影響すると思います。ただ、これは力不足ということも
ありますが、力はあっても3.の力で書いてしまっては逆にわかりにくい文章になって
しまったりします。
読み手の力も2.のレベル、つまり文章に書いてある内容を書いてあるとおり(まぁ
ある程度タイプミスとか間違いは、正しい内容に置き換える力は必要ですが)理解で
きるという事が基本で、ほとんどが書き手側の問題であると思ってます。

言い換えると、仕事上の文章に「行間を読め」なんてことはあってはならない事で、
必要な情報は、書き手側がきちんと言葉にして表現する必要があると思います。

この考え方を前提とすれば、「理解力」 と 「論理的展開力」 というものを持ってい
るにもかかわらず「文章が下手」と言う人は、「国語力不足」と言えるかもしれません。
が、「理解力」 と 「論理的展開力」 そのものは「国語力」では無く別のところから
来る思考で、その理解や論理を表現する手段としての文章に、国語力が問われるのだと
思います。

# こう書いている自分にも、力不足の感はいたしますが...

スキルアップ/キャリアアップ(JOB@IT)