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Catalyst2950でのポートランプの点滅について

投稿者投稿内容
ひとし
会議室デビュー日: 2006/04/06
投稿数: 5
投稿日時: 2006-04-06 10:46
はじめまして。
Catalystの前面ランプが、時々緑とオレンジの点滅になって、緑になるという
状態が10分に1回は発生しています。
そのポートの接続先は、同じCatalystのスイッチです。単純にクロスケーブルで
カスケードしています。時を同じくして、Catalyst2950と通過する通信がとまったような感じになります(例えば、Wordでスクロールがでくなくなったなど)。

この状態が発生しているときの、sh intは、
FastEthernet0/20 is up, line protocol is up (connected)
Hardware is Fast Ethernet, address is 0015.fa88.0794 (bia 0015.fa88.0794)
MTU 1500 bytes, BW 10000 Kbit, DLY 100 usec,
reliability 255/255, txload 1/255, rxload 5/255
Encapsulation ARPA, loopback not set
Keepalive set (10 sec)
Half-duplex, 10Mb/s, media type is 100BaseTX
input flow-control is unsupported output flow-control is unsupported
ARP type: ARPA, ARP Timeout 04:00:00
Last input 00:00:00, output 00:00:03, output hang never
Last clearing of "show interface" counters never
Input queue: 0/75/0/0 (size/max/drops/flushes); Total output drops: 0
Queueing strategy: fifo
Output queue: 0/40 (size/max)
5 minute input rate 219000 bits/sec, 25 packets/sec
5 minute output rate 11000 bits/sec, 13 packets/sec
45284 packets input, 28676445 bytes, 0 no buffer
Received 9184 broadcasts (0 multicast)
69 runts, 0 giants, 0 throttles
69 input errors, 0 CRC, 0 frame, 0 overrun, 0 ignored
0 watchdog, 2446 multicast, 0 pause input
0 input packets with dribble condition detected
30779 packets output, 4610492 bytes, 0 underruns
  0 output errors, 2827 collisions, 2 interface resets
0 babbles, 0 late collision, 4703 deferred
0 lost carrier, 0 no carrier, 0 PAUSE output
0 output buffer failures, 0 output buffers swapped out
となっており、LinkDownなどは確認できていません。
ただ、このような状態は通常起こらないと認識しているので、どういったことが
Catalystの中で起こっていてどのように対応していけばよいかをご教授いただきたく、
投稿させていただきました。
なにとぞ、よろしくお願いいたします。
BackDoor
ぬし
会議室デビュー日: 2006/02/20
投稿数: 831
投稿日時: 2006-04-06 11:50
引用:

ひとしさんの書き込み (2006-04-06 10:46) より:

Catalystの前面ランプが、時々緑とオレンジの点滅になって、緑になるという
状態が10分に1回は発生しています。
そのポートの接続先は、同じCatalystのスイッチです。単純にクロスケーブルで
カスケードしています。

LinkDownなどは確認できていません。



インターフェイス・モジュールのLEDに関しては下記の通りです。
http://www.cisco.com/japanese/warp/public/3/jp/service/manual_j/lan/cat85/10pmlmig/chapter04/04.html

上記にあるように、オレンジになる時は、「システムがブート中」または「モジュールが
ディセーブル」の時です。

> Catalystの前面ランプが、時々緑とオレンジの点滅になって、緑になるという
> 状態が10分に1回は発生しています。

類似した現象を経験したことがありませんので、単純に「機器の故障」という観点での
調査を推奨します。
→ 接続先がリピータHUBでしたら、大量のコリジョン発生でポート閉塞した等のケース
  はありますが、自動的にリブートされるとは思えないのでハード故障の可能性が
  大きいと考えます。

1.問題が発生しているスイッチ間のケーブルを新品と交換する。
2.(両方のスイッチにそれぞれ空きポートがあれば)1台ずつ使用ポートを別のポート
 に切替える。
等の対応をして、現象が継続発生するかを確認して見て下さい。
Wind
ベテラン
会議室デビュー日: 2004/11/10
投稿数: 73
投稿日時: 2006-04-06 13:36
こんにちは。

点滅しているのはPort LEDですかね?
だとすると、リンク障害が発生している事を表しています。
詳細は↓のあたりを参照してください。

http://www.cisco.com/japanese/warp/public/3/jp/service/manual_j/sw/cat29/50dsig/chapter01/6156_01_1.shtml

張っていただいたsh intを見ると、

> 0 output errors, 2827 collisions, 2 interface resets
となっている事から、このInterfaceでコリジョンが発生している事がわかります。
大量のコリジョンが発生すると、現在出ているようなLEDの点滅現象が発生します。

で、Interfaceの設定を確認すると、
> Half-duplex, 10Mb/s, media type is 100BaseTX
となっており、Interfaceのネゴシエーションが10Base/Halfになっている事が判ります。

確認ですが、明示的にこのPortのネゴシエーションを10/Halfに固定している事はありませんか?
仮に固定しているのであれば、コリジョンが発生して点滅しているだけですので、問題ないと考えられます。
オートネゴシエーションの設定であるにも関わらず10-Halfでネゴシエーションしてしまう、もしくは当該LEDの点滅現象発生時のみ10-Halfになってしまう(通常は100-Full)場合、BackDoor様ご指摘のクロスケーブルの損傷、H/W故障が考えられるかと思います。

# STPのループやら、ブロードキャストストームではネゴシエーションが変わる、ってのは考え
# られませんので……。

以上、ご参考まで。

(文脈修正しました)

[ メッセージ編集済み 編集者: Wind 編集日時 2006-04-06 13:40 ]
ひとし
会議室デビュー日: 2006/04/06
投稿数: 5
投稿日時: 2006-04-06 14:33
BackDoorさんWindさん情報ありがとうございます。
早速確認いたしまして判明したことがあります。
機種ですが、Catalyst2950-T24です。点滅ですが、STATモードのPortLEDで
緑とオレンジの点滅が発生しております。
ネゴシエーションに関しましては、固定しておらずオートとなっております。
対向はCatalyst2820でした。この機種は10Mのみサポートのようで、FullDuplex
サポートかはわかりませんでした(こちらのスイッチは別会社管理)。

ポート障害の切り分けで、他のポートで試してみたのですが同じような状況に
なりました。ハードウェアの障害の可能性は低そうだと感じました。

何がオレンジにさせているのかを確認する方法はあるのでしょうか。
いただいたURLで確認すると、
「リンク障害が発生しています。エラーフレームが接続に影響を与えている可能性があります。
過度のコリジョン、CRCエラー、アライメント/ジャバー エラーなどがモニタされ、
リンク障害が表示されています。」と、ランプの事象にも色々とあるようですので。

想像ですが、対向が10M(オートネゴで10M-Halfになります)なので、対向側の
キャパオーバーで2950側でコリジョンが発生してしまっているのではないかと
考えました。

よろしくお願いいたします。
Wind
ベテラン
会議室デビュー日: 2004/11/10
投稿数: 73
投稿日時: 2006-04-06 15:05
こんにちは。

> 何がオレンジにさせているのかを確認する方法はあるのでしょうか。
ご自身で提示されたsh intの結果に全て書いてあります。
まず、Ciscoのマニュアルには「リンク障害が発生しています。エラーフレームが接続に影響を与えている可能性があります。
過度のコリジョン、CRCエラー、アライメント/ジャバー エラーなどがモニタされ、リンク障害が表示されています。」
と書いてあります。
それを元に、sh intの結果を見てみましょう。
CRCエラーなどは観測されず、『2827 collisions』『4703 deferred』などのカウンタがあがり、コリジョンが発生している事を示しています。
もともと10Base-Tなどの半二重通信ではコリジョンは観測されて当たり前なので、即座に障害として扱うものではないです。
コリジョンに関する記述としては↓あたりを参考にしてください。

http://www.cisco.com/japanese/warp/public/3/jp/service/tac/63/eth_collisions-j.shtml

# この中に『過度のコリジョン』とは具体的にどのような挙動か、等々全て記載されています。

体感的にNetworkが重い、との事ですが、WS-C2950Tのログに何かエラーログは残ってないで
しょうか?
コリジョン以外の事象が発生していたとすれば、何かしらのエラーログが残っているかもしれません。

以上、ご参考まで
ひとし
会議室デビュー日: 2006/04/06
投稿数: 5
投稿日時: 2006-04-06 17:14
皆様 ありがとうございます。
理解出来てきました。

ログに関しては、sh logにて確認(SYSLOGサーバーなどないので、Catalyst内に
残っているログが全て)しましたが、特にありませんでした。

しかし、体感的に遅かったり、WindowsXP ProfessionalのPingコマンドでtimed
outになることがしばしばあることは事実なんです。。。。
頂いたアドバイスで、スイッチ自体の問題ではなさそうな気がしてきました。

もう少し範囲を広げて、確認してみようと思います。
BackDoor
ぬし
会議室デビュー日: 2006/02/20
投稿数: 831
投稿日時: 2006-04-06 18:31
進展があったようで良かったですね。

引用:

ひとしさんの書き込み (2006-04-06 14:33) より:

ネゴシエーションに関しましては、固定しておらずオートとなっております。
対向はCatalyst2820でした。この機種は10Mのみサポートのようで、FullDuplex
サポートかはわかりませんでした(こちらのスイッチは別会社管理)。



別会社管理ですと、手出ししにくい状況ですね。

CatalystはFullDuplex対応だったと記憶してますので、ひとし様の管理している
2950側の対象ポートを10MのFullDuplexに固定して見る手はどうでしょうか?

引用:

Windさんの書き込み (2006-04-06 13:36) より:

> 0 output errors, 2827 collisions, 2 interface resets
となっている事から、このInterfaceでコリジョンが発生している事がわかります。
大量のコリジョンが発生すると、現在出ているようなLEDの点滅現象が発生します。

で、Interfaceの設定を確認すると、
> Half-duplex, 10Mb/s, media type is 100BaseTX
となっており、Interfaceのネゴシエーションが10Base/Halfになっている事が判ります。



Wind様、フォローありがとうございます。
私もsh intの中身はざっと確認しましたが、正確な説明ができるほどのスキルが無い
もので、コメントできませんでした。
→ CCNPクラスの方のサポートは心強いです。

便乗質問のようで恐縮ですが、本件の2950、2820間のオートネゴは10Base/Halfになって
いるのは自然なことでしょうか?
→ 当方でもCatalyst2900シリーズのポートが変な壊れ方をして当初100Base/Fullだった
  ものが10Base/Halfに変わってしまった事がありました。
  それ以降はオートネゴ同士の機器の接続の場合、必ず一方を速度固定にするように
  変えましたが・・・。
Wind
ベテラン
会議室デビュー日: 2004/11/10
投稿数: 73
投稿日時: 2006-04-06 19:27
こんばんは。

> しかし、体感的に遅かったり、WindowsXP ProfessionalのPingコマンドでtimed
> outになることがしばしばあることは事実なんです。。。。
WS-C2950Tにぶら下がっている端末数や、WS-C2820の先にある(と思われる)Serverにアクセスする端末数はどのくらいでしょうか?
例えば、100/Fullでネゴシエーションしている端末100台が経路上に10/Halfが存在するServerに一斉にアクセスすれば、当然の事ながら輻輳が発生して体感的に遅くなったり、場合によってはTime Outしたりするでしょう。
以前自分が経験した類似障害では、とある端末のNICが半分死んでまして、定期的にブロードキャストストームを起こしてNetworkがダウンする、という事象がありましたが……。
本格的な障害対応をなさるのであれば、状況を整理の上、回線負荷計測やパケットキャプチャなどをお勧めします。

> BackDoor様
> 便乗質問のようで恐縮ですが、本件の2950、2820間のオートネゴは10Base/Halfになって
> いるのは自然なことでしょうか?
Catalyst 2820の仕様を確認すると(実機を触ったのがかなーり昔なのですっかり仕様を忘れました)、10Base-T×24、拡張スロット×2(100Base-TXやFDDIを増設可)という仕様なので、10Base-T Portに接続されていれば、10/Halfでネゴシエーションするのは自然な事かと。
WS-C2820の仕様は↓を参照してください。

http://www.cisco.com/japanese/warp/public/3/jp/product/doc/catalog/switch/pcat2820/index.html

何かのご参考になれば。

(以下追記)
> それ以降はオートネゴ同士の機器の接続の場合、必ず一方を速度固定にするように
> 変えましたが・・・。
Speed/Duplexを固定にする場合は、対向で固定にするのが吉だと思います。
特にDuplexをFullに固定にした場合、対向がAutoだと、Full(固定)-Half(Auto)のDuplex Unmatchが発生する原因になります(それで何度泣いた事か……)。
100/Fullで固定かけてるのに、なんでコリジョンが多発するんだー、と不可思議な現象に遭遇する事が多いです。

何かのご参考になれば。

[ メッセージ編集済み 編集者: Wind 編集日時 2006-04-06 19:34 ]

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