- - PR -
一子相伝か受講か、コミュニティか
投稿者 | 投稿内容 | ||||
---|---|---|---|---|---|
|
投稿日時: 2003-09-10 12:43
makuraです。
思うに、人から質問されることを嫌い、「仕事の邪魔をするな」という人というのは、人に教えられるほど理解していないのではないでしょうか。体系的にきちんと理解しているわけではないからうまく教えられないし、自分の知らないところをつつかれるのが怖い。 逆に、質問に答え、知らないことを知らないと言える人はよく知ってますし、答えられなかった部分はしばらく後には答えられるように勉強してたりします。聞くならそういう人ですね。 実は就職したての頃、プロジェクトの実力者に質問をして、その人の知識の浅さをプロジェクト内に露呈する結果を招いてしまったことがあります。 その人からはあからさまに嫌われ、プロジェクトにいづらくなりました。 | ||||
|
投稿日時: 2003-09-10 13:16
揚げ足を取るようで申し訳ないですが、
PowerPGさん曰く、 >「なぜ調べてから聞かないんだ?」 と言っている人は、 makuraさん曰く、 >人から質問されることを嫌い、「仕事の邪魔をするな」という人 ではないと思いますよ、多分。 PowerPGさんが「なぜ調べてから聞かないんだ?」と言われたのはおそらく わからない事があった→人に聞こう という単純なストーリーではなくて、その間に「自分で考える・調べる」 ということを入れて、それでもわからなかったら聞きなさいという教育的指導 の意味で言ったのでしょう。(多分) ま、よく居ますよねぇ、「・・・という課題が学校でありました。わからないの でどなたかソースください。」なんて掲示板への書き込みが... | ||||
|
投稿日時: 2003-09-10 13:20
これも立派な一子相伝ですね(しみじみ)。 | ||||
|
投稿日時: 2003-09-10 14:14
Beatleさん
> PowerPGさん曰く、 > >「なぜ調べてから聞かないんだ?」 > と言っている人は、 > makuraさん曰く、 > >人から質問されることを嫌い、「仕事の邪魔をするな」という人 > ではないと思いますよ、多分。 そうですね。失礼しました まあ、学校の宿題を持ち込まれても困りますが、「過去ログは調べました」、だから教えろ、みたいな態度とる人も困りますね。 [ メッセージ編集済み 編集者: makura 編集日時 2003-09-10 14:23 ] | ||||
|
投稿日時: 2003-09-10 17:17
@IT新野です。みなさん、レスありがとうございました。
>「なぜ調べてから聞かないんだ?」 そう、これって立派な一子相伝ですね(私もしみじみ)。 私も若い頃は(いまでも若い?)、これで鍛えられました。結局は自分で調べて、 それで理解したことを先輩とのやり取りや、実際に動かして(動いたとしても正 しいとは限らない、というのが、例えばネットワークのコードなどでは微妙なと ころですよね)学んできた、という感じでしょうかね。 大学教育については、コンピュータ系のことをしっかり学ぶ人たちがIT業界に入っ てきたら業界も変わるかもしれませんね。大学教育での即戦力は期待できないで しょうが(少なくともいまの日本では)、それでも、コンピュータサイエンスの 基礎を学んだら、しっかりしたアルゴリズムとか設計とかができる人が増えるよ うになるとか、エンジニアとしての力がついてきたときに教育の差が出るような 気がします。 | ||||
|
投稿日時: 2003-09-11 14:51
これが一子相伝でしたか・・・。(T_T) この同僚のことを今でも冷たい人と感じているのは間違っていたのか? そういえば、確かに父親の愛って厳しいよな。昔見た映画を思い出すなー。 でもこの同僚は女性だけど。 | ||||
|
投稿日時: 2003-09-11 20:49
@IT新野です。
>これが一子相伝でしたか・・・。 >この同僚のことを今でも冷たい人と感じているのは間違っていたのか? いえいえ、そんなことはないと思います。大事なのは「自分で調べろ」と言った 相手に対して、調べてきたのなら、ちゃんとフォローして、もっと詳しく教えて あげるとか、間違って調べたところを指摘するとか、調べたことが正しいなら、 それは正しいと言ってあげるとか、そういうのがあってはじめて一子相伝という 感じになるのではと。 幸い、私の周りにはすぐれた先輩が多くて「ええ、サブネットっていうのがなん となくわかりましたー。これこういうことですよね?」とか、聞きに行くと、 ちゃんと合ってること、違ってること、さらに高度なことなどを指摘してくれ たりする厳しくも優しい方々でした。 にいの [ メッセージ編集済み 編集者: @IT新野 編集日時 2003-09-11 20:49 ] | ||||
|
投稿日時: 2003-09-18 11:57
伊藤@広島です
面白いお話をされてるなと思いました 私も、私論で申し訳ないのですが発言させてください 本題では、3つの比較でありますが、 受講タイプは初心者か初級者に引き上げるものという偏見を持っていますので、 一子相伝(内部コミュニティ)と外部コミュニティを中心に述べさせていただきたいと思います。 一昔前ですと、量の多い少ないはあると思うのですが、 ある程度決まった技術を一度学んでしまうと、 そこから先は改善作業が中心の業務であったため 「一子相伝」がもっともコスト的に良いものだったのではないかと思います (といいましても、一子相伝では比較的 マンツーマンのイメージが強いので、 言葉どおりの一子相伝の意ではなく、会社内の先輩方にご教授願ったり、同僚と話し合う内部コミュニティーとさせてください。) 話を戻しますと、 このように内部コミュニティー中心が成り立っていたのは、機構的にも開発的にも共通フレームといわれるものがなく、自社オリジナル...場合によっては個人オリジナルな手法が中心だったからだと思います。 また、情報も雑誌や書籍を大量に探すという手法だったため、新人は何が重要か整理できず、ライブラリアンとしての価値が大きかったのでしょう。 それに対して、現在ですと、InterNetもありますし、 外部の情報は用意に手に入れることができますし、外部コミュニティを利用すれば先輩の話よりわかりやすいものもあるでしょう。 この結果、働く場所特有のルールといった特殊なものでない限り、 個人の独学+外部コミュニティの利用でも十分に仕事をやっていけるものになってきたのではないかと思います。 また、技術の変化量が大きくなりすぎてしまったため、特定の人物に完全に依存した内部コミュニティーでは限界がきているような気がします ただ、個人の独学+外部コミュニティといったスタイルも@ITを見るぐらい外部コミュニティに接続する気がある人がやれるぐらいで、 多くの技術者が、内部コミュニティーを使い、口承で技術を受け継いでいるのではないでしょうか。 ここまでお話してなんですが、一子相伝を全否定しているわけではないです。 内部コミュニティーは、教えられることを忠実に守れば確実にその組織になじめますし、 まったく知らないことをそのまま吸収でき、非常に効率的です。 OJTとでも言うのでしょうか?この、OJTは絶対に無くすことはできないです。 ただ、OJTの問題は、よほど個人の才が無い限り、これまでのことができても、 これまで以上の要求に答えることは難しいです。 技術の変化が激しく、これまでどおりが求められない今、 さまざまな要求に答えられるのは、外部コミュニティも利用できる人ではないかと思います。 以上、長々と書いてしまいました。 |