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.NET TIPS
ドライブの領域サイズと空き容量を調べるには?[2.0のみ、C#、VB]
デジタルアドバンテージ 一色 政彦
2006/07/07 |
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.NET Framework 2.0では、論理ドライブ(以降、ドライブ)のすべての領域サイズと空き領域の量(以降、空き容量)を調べるためのクラス(とそのプロパティ)が新たに追加された。本稿では、そのクラスを活用してドライブの領域情報を取得する方法を紹介する。
.NET Framework 2.0で追加されたDriveInfoクラス
.NET Framework 2.0では、DriveInfoクラス(System.IO名前空間)が新たに追加され、ドライブの領域サイズや空き容量を調べるための次のようなプロパティが用意されている(※どのプロパティもbyte単位)。
- TotalSizeプロパティ
→ドライブ全体の領域サイズを調べる。
- TotalFreeSpaceプロパティ
→ドライブ全体のを調べる。
- AvailableFreeSpaceプロパティ
→ドライブ全体のうち現在のユーザーが利用可能な空き容量を調べる(※ディスク・クォータなどで利用できない領域がある場合、その空き容量を除外するため、TotalFreeSpaceプロパティの数値とは一致しない可能性がある)。
これらのプロパティは、インスタンス化したDriveInfoオブジェクトを経由して呼び出す必要がある。1つのDriveInfoオブジェクトは1つのドライブ情報にしかアクセスできない(例えばCドライブに関するDriveInfoオブジェクトは、Cドライブの情報にしかアクセスできない)。複数のドライブについての情報を取得するには、ドライブの数だけDriveInfoオブジェクトを生成する必要がある。
DriveInfoクラスをインスタンス化する方法はいくつかある。
その1つは、次のコード例のように、DriveInfoクラスの静的メソッドであるGetDrivesメソッドを呼び出して、コンピュータ上のすべてのドライブに対応するDriveInfoオブジェクトを取得する方法だ。
DriveInfo[] allDrives = DriveInfo.GetDrives(); |
Dim allDrives() As DriveInfo = DriveInfo.GetDrives() |
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すべてのドライブに対応するDriveInfoオブジェクトの取得方法(上:C#、下:VB) |
このコードを実行すると、例えばコンピュータ上にAドライブ、Cドライブ、Dドライブという3つの論理ドライブが存在するなら、そのそれぞれのドライブに対応するDriveInfoオブジェクトが配列で取得できる。 |
もう1つは、次のコード例のように、DriveInfoクラスのコンストラクタのパラメータにドライブ名を文字列(=大文字か小文字の「A」〜「Z」)で指定してインスタンス化する方法である。
DriveInfo cDrive = new DriveInfo("C"); |
Dim cDrive As DriveInfo = New DriveInfo("C") |
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1つのドライブに対応するDriveInfoオブジェクトの取得方法(上:C#、下:VB) |
このコードを実行すると、Cドライブに対応するDriveInfoオブジェクトが取得できる。 |
以上が理解できたらさっそくサンプル・プログラムを作ってみよう。次のサンプル・プログラムは、Cドライブに関して「ドライブ全体の領域サイズ」「ドライブ全体の空き容量」「ドライブ全体のうち現在のユーザーが利用可能な空き容量」という3つの情報をコンソール出力するコンソール・アプリケーションである。
using System;
using System.IO;
namespace ConsoleApplication1
{
class Program
{
static void Main(string[] args)
{
DriveInfo cDrive = new DriveInfo("C");
Console.WriteLine("領域サイズ:" + cDrive.TotalSize);
Console.WriteLine("空き容量:" + cDrive.TotalFreeSpace);
Console.WriteLine("現在ユーザーの空き容量:"
+ cDrive.AvailableFreeSpace);
}
}
}
// (筆者の環境での)出力例:
// 領域サイズ:83889594368
// 空き容量:26485022720
// 現在ユーザーの空き容量:26485022720
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Imports System.IO
Module Module1
Sub Main()
Dim cDrive As New DriveInfo("C")
Console.WriteLine("領域サイズ:" & cDrive.TotalSize)
Console.WriteLine("空き容量:" & cDrive.TotalFreeSpace)
Console.WriteLine("現在ユーザーの空き容量:" _
& cDrive.AvailableFreeSpace)
End Sub
End Module
' (筆者の環境での)出力例:
' 領域サイズ:83889594368
' 空き容量:26485022720
' 現在ユーザーの空き容量:26485022720
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Cドライブの領域情報をコンソール出力するサンプル・プログラムのコード(上:C#、下:VB) |
このサンプル・プログラムは、「ドライブ全体の領域サイズ」「ドライブ全体の空き容量」「ドライブ全体のうち現在のユーザーが利用可能な空き容量」という3つの情報をコンソール出力するコンソール・アプリケーションだ。 |
このように、非常に簡単なプログラミング・コードでドライブの領域・容量に関する情報が取得できる。
利用可能バージョン:.NET Framework 2.0のみ
カテゴリ:クラス・ライブラリ 処理対象:ドライブ
使用ライブラリ:DriveInfoクラス(System.IO名前空間) |
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