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アセンブリを厳密名で署名するには?[VS 2005のみ]
デジタルアドバンテージ 一色 政彦
2006/09/08 |
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アセンブリを厳密名で署名しなければならないことがある(いわゆる「アセンブリ署名」)。例えば、開発したアセンブリをGAC(グローバル・アセンブリ・キャッシュ)にインストールするような場合だ。
従来のVisual Studio 2002/2003では、コマンドライン・ツールである厳密名ツール(sn.exe)を使ってキー・ファイルを作成し、そのキー・ファイルを「AssemblyKeyFile」というアセンブリ属性(System.Reflection名前空間のAssemblyKeyFileAttributeクラス)に指定することで、アセンブリを厳密名で署名できた。
しかしVisual Studio 2005(以降、VS 2005)では、IDEからこれを容易に行えるようになっている。本稿ではその方法を紹介する。
VS 2005におけるアセンブリ署名
アセンブリに署名するには、まずVS 2005でプロジェクトのプロパティを開き、その[署名]タブを開く。そして、その[署名]ページにある[アセンブリの署名]チェックボックスにチェックを入れておく。これにより、プロジェクトやソリューションをビルドする際に、アセンブリを厳密名で署名するようになる。
具体的な手順は次の画面を参考にしてほしい。
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アセンブリを厳密名で署名するための設定 |
VS 2005を使えばアセンブリへの厳密名の署名も簡単に行える。 |
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ソリューション・エクスプローラでプロジェクト項目(この例では「ClassLibrary1」)を右クリックしてコンテキスト・メニューを表示し、そこから[プロパティ]を選択する。これにより、プロジェクト・プロパティが開く。 |
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プロジェクト・プロパティの[署名]タブを開く。 |
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[アセンブリの署名]チェックボックスにチェックを入れる。 |
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次に厳密名のキー・ファイルを指定する必要があるが、この厳密名のキー・ファイルの作成もVS 2005のIDEから簡単にできる。具体的な手順は次の画面を参考にしてほしい。
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厳密名のキー・ファイルの生成 |
VS 2005のIDEから厳密名のキー・ファイルの生成も行える。 |
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プロジェクト・プロパティの[厳密な名前のキー ファイルを選択してください]のコンボボックスから「<新規作成>」を選択する。これにより、[厳密な名前キーの作成]ダイアログが表示される。 |
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任意の[キー ファイル]の名前を指定する。本稿では「ClassLibray1_StrongName_Key」と指定した。 |
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[キー ファイルをパスワードで保護する]チェックボックスにチェックを入れる。さらに、下のテキストボックスにパスワードを入力するとよい。 |
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[OK]ボタンをクリックする。 |
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以上の設定が完了したら、あとはプロジェクトをビルドするだけでアセンブリが厳密名で署名される。
カテゴリ:Visual Studio 2005 処理対象:IDE
カテゴリ:クラス・ライブラリ 処理対象:アセンブリ
使用ライブラリ:AssemblyKeyFileAttributeクラス(System.Reflection名前空間)
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