.NET TIPS Visual Studio 2005の編集画面で縦の罫線(けい線、ガイドライン)を表示するには?デジタルアドバンテージ 遠藤 孝信2007/03/15 |
|
|
標準的な機能ではないが、Visual Studio 2005には、テキストの編集画面で縦の罫線(けい線、ガイドライン)を表示する機能が用意されている。次の画面は実際に罫線を表示させているところだ。
罫線を表示させたVisual Studio 2005の編集画面 |
ここでは8、16、24、32けた目に灰色の罫線を表示している。 |
このような罫線を表示させるには、レジストリの設定が必要になる。
[注意] レジストリに不正な値を書き込んでしまうと、システムに重大な障害を及ぼし、最悪の場合、システムの再インストールを余儀なくされることもあります。レジストリ・エディタの操作は慎重に行うとともに、あくまで御自分のリスクで設定を行ってください。何らかの障害が発生した場合でも、本Insider.NET編集部では責任を負いかねます。ご了承ください。 |
Visual Studio 2005で罫線を表示させるには、レジストリ・エディタ(regedit.exe)を起動し、HKEY_CURRENT_USERキーのサブ・キー、
Software\Microsoft\VisualStudio\8.0\Text Editor
に「Guides」という名前で、以下のような文字列値を新規作成する。
RGB(200, 200, 200) 8, 16, 24, 32
これは上記の画面のように、8、16、24、32けた目に灰色の罫線を表示する場合の設定である。先頭の「RGB(x, y, z)」で罫線の色を指定し(RGB(0, 0, 0)なら黒色、RGB(255, 255, 255)なら白色)、続くカンマ区切りの数字で罫線を表示する列位置を指定する。
以下の画面は、このようにして新規作成した文字列値「Guides」をレジストリ・エディタで開いているところだ。
レジストリ・エディタでの文字列値の編集 |
追加した文字列値「Guides」の値を編集しているところ。 |
罫線の設定を反映するにはVisual Studio 2005の再起動が必要となる。なお、Express Editionにはこの機能は備わっていないようで、レジストリに項目を追加しても罫線は表示されない。
利用可能バージョン:.NET Framework 2.0のみ カテゴリ:Visual Studio 2005 処理対象:IDE |
|
「.NET TIPS」 |
Insider.NET フォーラム 新着記事
- 第2回 簡潔なコーディングのために (2017/7/26)
ラムダ式で記述できるメンバの増加、throw式、out変数、タプルなど、C# 7には以前よりもコードを簡潔に記述できるような機能が導入されている - 第1回 Visual Studio Codeデバッグの基礎知識 (2017/7/21)
Node.jsプログラムをデバッグしながら、Visual Studio Codeに統合されているデバッグ機能の基本の「キ」をマスターしよう - 第1回 明瞭なコーディングのために (2017/7/19)
C# 7で追加された新機能の中から、「数値リテラル構文の改善」と「ローカル関数」を紹介する。これらは分かりやすいコードを記述するのに使える - Presentation Translator (2017/7/18)
Presentation TranslatorはPowerPoint用のアドイン。プレゼンテーション時の字幕の付加や、多言語での質疑応答、スライドの翻訳を行える
|
|