連載:〜ScottGu氏のブログより〜新しいASP.NETのチャート・コントロール:<asp:chart runat="server"/>Scott Guthrie 著/Chica 訳2008/12/02 |
|
|
Microsoftは素晴らしくて新しいASP.NET用のサーバ・コントロール − <asp:chart /> − を先日リリースしました。これは無償で、ASP.NET 3.5上で使用でき、ブラウザでリッチなチャートを利用可能にします。
- 無償のMicrosoft Chart Controlsをダウンロード
- Chart Controls用のVisual Studio 2008 Tool Supportをダウンロード
- Microsoft Chart Controlsサンプルをダウンロード
- Microsoft Chart Controlsのドキュメントをダウンロード
- Microsoft Chart Controlフォーラムへ
インストールすると、<asp:chart />コントロールはツールボックスの“データ”タブの下に表示され、標準のサーバ・コントロールとして、すべてのASP.NETページ上で簡単に宣言できます(図1)。
図1 |
<asp:chart />はリッチなチャート − 円グラフ、エリア・グラフ、範囲グラフ、点グラフ、円状グラフ、積層型グラフ、データ分布図、AJAX対応グラフ、ドーナツ・グラフなど − を各種サポートしています。コントロールの宣言内で静的にチャートのデータを宣言することも、動的にそれをデータバインドしてひも付けることもできます。実行時には、サーバ・コントロールは画像を生成し(例えば.PNGファイルなど)、それは、<asp:chart />コントロールから出力される<img/>要素を使用して、クライアントのHTMLページから参照されます。サーバ・コントロールはチャート画像をキャッシュするか、またはそれを永続的にディスクに保存する機能をサポートしています。ほかのサーバ・ソフトウェアをインストールする必要はなく、標準のASP.NETで動作します。
<asp:chart />の使用方法を理解するために、Microsoft Chart Controls サンプル・プロジェクトのダウンロードをお勧めします。これにはローカルで実行可能な200を超えるASP.NETのサンプル・ページが含まれています。実際の動きを確認するにはVS 2008でWebプロジェクトを開いて起動するだけです。そして、それぞれの.aspxソースを開けば実装方法が確認できます。
以下の例(Chart Types→Line Charts→3D Line and Curve Chartsの配下)では、線、スプライン、ステップラインのチャートが実行された様子を示しています(図2)。
図2 |
以下の例(Chart Types→Pie and Doughnut Chartsの配下)では、円グラフと3Dドーナツ・グラフのオプションの種類を示しています(図3)。
図3 |
以下の例(Chart Types→Advanced Financial Chartsの配下)では、いくつかのグラフやチャートの例を示しています(図4)。
図4 |
上記のサンプルに加え、より詳細を確認するためには、Microsoft Chart Control ドキュメントをダウンロードしていただくか、またはChart Controls フォーラムでご質問していただくことも可能です。
標準のASP.NETツールキットに便利(かつ無償)な機能が追加されましたので、さらにリッチな表現やデータのワークフロー・シナリオをASP.NETアプリケーションに簡単に追加できるようになるはずです。
Hope this helps,
「〜ScottGu氏のブログより〜」 |
- 第2回 簡潔なコーディングのために (2017/7/26)
ラムダ式で記述できるメンバの増加、throw式、out変数、タプルなど、C# 7には以前よりもコードを簡潔に記述できるような機能が導入されている - 第1回 Visual Studio Codeデバッグの基礎知識 (2017/7/21)
Node.jsプログラムをデバッグしながら、Visual Studio Codeに統合されているデバッグ機能の基本の「キ」をマスターしよう - 第1回 明瞭なコーディングのために (2017/7/19)
C# 7で追加された新機能の中から、「数値リテラル構文の改善」と「ローカル関数」を紹介する。これらは分かりやすいコードを記述するのに使える - Presentation Translator (2017/7/18)
Presentation TranslatorはPowerPoint用のアドイン。プレゼンテーション時の字幕の付加や、多言語での質疑応答、スライドの翻訳を行える
|
|