本記事は、Microsoftの本社副社長であり、ASP.NETやSilverlightなどの開発チームを率いるScott Guthrie氏のブログを翻訳したものです。氏の許可を得て転載しています。 |
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本日(2009年2月11日)、NovellがMoonlightのバージョン1.0をリリースし、主要なLinuxのディストリビューション(openSUSE、SUSE Linux Enterprise、Fedora、Red Hat、Ubuntuなど)のサポートの下、無償でダウンロードができるようになったことをお知らせできて興奮しています。あまりご存じない方のために説明すると、MoonlightはNovellとMicrosoftの協力により生まれた、オープンソースで実装されたLinux向けSilverlightです。
わたしのチームは、このプロジェクトにおいて、Miguel de Icaza氏および彼のチームと密に連携して作業を行っています。わたしたちはまた、Microsoft Media Packも出荷しました。これは、すべてのSilverlight互換のメディア(wmv、wma、mp3など)を再生可能にするライセンス付きのメディア・コーデック一式です。
Moonlightにより、LinuxユーザーはSilverlightのコンテンツおよびアプリケーションを見ることができます。最近では、公式の大統領就任式実行委員会がSilverlightを使用してバラク・オバマ大統領の就任式を放送しました。MoonlightをインストールしたLinuxを使用して、5万人以上の人がそのイベントをライブで見ています(図1)。Miguel de Icaza氏とMoonlightのボランティアの人たちは、まだMoonlightの正式リリースが数週間も先であるにもかかわらず、その就任式の放送をLinuxユーザーが確実に見られるようにするために多大な努力を払いました。
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図1 |
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わたしはNovellのMiguel氏と彼のチームによる素晴らしい仕事ぶりに非常に興奮しており、現在彼のチームが頑張って作業しているMoonlight 2(.NETをサポートしたSilverlight 2互換の実装)が見られる日を楽しみにしています。Moonlight 1.0リリースについての詳細は、Miguel氏のブログ投稿でご確認ください。
Thanks,
Scott
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