―Servlet/JSPリファレンス―
2001/12/11
HTTPコマンドに応答するには |
サーブレットクラスを作成する場合に、親クラスに指定するHttpServletクラスにはservice()メソッドが実装されていて、このメソッドがHTTPコマンドへの応答を行う中心的な役割を果たしています。そしてこのクラスには、GETやPOSTなどのHTTPコマンドに対応したdoGet()、doPost()、doPut()、doDelete()、doOptions()、doTrace()などのメソッドが用意されています。
service()メソッドは、HTTPコマンドを解析し、これらのメソッドを呼び出します。HTTPコマンドに応答する任意処理を行う場合には、doGet()、doPost()メソッドなどを下位クラスでオーバーライドし、応答する処理を作成します。例えばGETコマンドに応答する場合には、メソッドをオーバーライドします。
以下のリストは、doGet()メソッドをオーバーライドして任意のHTMLコンテンツを返す処理を実装したものです。リクエストを処理するためのメソッドにはHttpRequest、HttpResponse型のパラメータが付きます。HttpRequestパラメータはクライアントからのリクエストを表し、HttpResponseパラメータはクライントからのリクエストに対する応答を表します。
応答を行うには、一般的にgetWriter()メソッドを使ってHttpResponseパラメータのPrintWriter(ストリーム)オブジェクトを取り出しprintlnメソッドを使ってPrintWriterオブジェクトに応答するコンテンツを出力します。
リスト GETコマンド処理 |
public void doGet(HttpServletRequest
request, HttpServletResponse response) throws ServletException, IOException
{ |
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